レッドデイヴィスが引退!アグネスタキオン産駒の個性派がターフに別れ

2011年の鳴尾記念などに勝ったレッドデイヴィス(騙7歳)が引退した。7月15日付でJRAの競走馬登録を抹消。今後は北海道苫小牧市のノーザンホースパークで乗馬となる予定となっている。

レッドデイヴィスは父アグネスタキオン、母ディクシージャズ、その父トニービンという血統。3歳時にシンザン記念と毎日杯を制覇した実績を持ち、グランデッツァが登場するまでは「アグネスタキオン産駒最後の大物」と評されたことも。

騙馬のためクラシックへの出走権がなかったが、シンザン記念で後の3冠馬オルフェーヴルと桜花賞馬マルセリーナを負かしたことで“隠れた世代最強馬”と言われた時期もあった。GI好走歴はないが、重賞で3勝をあげ、7歳まで息の長い活躍を見せた。

音無調教師は「普通の馬なら休ませてまた使うところですが、傷めている種子骨靭帯は、レース中に脱臼して予後不良になるケースもあるので、会員の皆さんには申し訳ない気持ちもありますが、無事なうちに引退させることになりました。重度の故障から立ち直って、よくここまで頑張ってくれたと思います。これまで厩舎の支えとなってくれた功労馬。この馬には本当に感謝していますし、ここからはゆっくり余生を過ごして欲しいです」とコメントしている。

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