“武豊血統”ポルトフォイユがデビューへ!全兄ポルトドートウィユの良血馬

2015年の日本ダービーで武豊騎手が騎乗したポルトドートウィユの全弟が6月第4週の週末、デビューを迎える。

鞍上に指名されたのは武豊。自身が騎乗した名馬の血が詰まった超良血馬とともに、2016年のダービーへ向けて新たな一歩を踏み出す。


ポルトフォイユと武豊騎手がコンビを組むのは血統的に見れば“必然”といえる。

以下、全兄のポルトドートウィユの記事より抜粋。

父ディープインパクトは武豊騎手とコンビを組み、無敗の3冠を達成した“英雄”だ。最終的にGI7勝を挙げ、競馬史に燦然と輝く名コンビとなった。

これだけではない。

母のポルトフィーノはデビューから「鞍上武豊」でキャリアを重ね、3勝を挙げた。取り消しになった桜花賞、スタート直後に落馬となったエリザベス女王杯なども武豊騎手を鞍上に招いていた。

母の父、クロフネは武豊騎手とともにNHKマイルカップを制覇。ジャパンカップダートや武蔵野ステークスでの圧勝劇は、今なお競馬ファンの脳裏に焼き付いて離れない。

さらに母母のエアグルーヴは武豊騎手が主戦を務め、オークスと天皇賞秋を制した。牝馬として26年ぶりに年度代表馬(1997年)に輝いた背景には、常に武豊騎手がいたのだ。

父、母、母父、母母と、すべて馬たちに武豊騎手との“キズナ”があった。

抜粋、以上。

加えて兄のポルトドートウィユは武豊騎手とともにダービーへ出走している。ポルトフォイユと武豊騎手のコンビが「必然」と書いた理由が分かっていただけるのではないだろうか。

ポルトドートウィユはデビューから数戦、別の騎手とコンビを組んでいた。しかしポルトフォイユは新馬戦から武豊騎手が手綱を握ることに。となると、余計に夢は大きく広がってくる。

ポルトドートウィユはダービーこそ惨敗に終わったが、きさらぎ賞2着、京都新聞杯2着と、重賞戦線で活躍した。何より血統レベルを見れば、上のクラスで活躍できる可能性が高いことは一目瞭然だろう。ポルトフォイユも同じように可能性を秘めている。

良血とは才能だ。

しかも彼はそんじょそこらの良血ではない。日本を代表する一族、名家の生まれだ。

武豊騎手はポルトドートウィユについて「ダービーに出なければいけない馬」と話していた。デビュー前にダービーどうこうというのは時期尚早であるが、ポルトフォイユに関しても同じことが言えるはずだ。

目指すは世代の頂点。ポルトフォイユと武豊騎手のコンビがお披露目となる。

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