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サトノアーサーの勝因、ダイワキャグニーの敗因は?エプソムカップ2018回顧

(C)MAZIMICKEY

本格化への確かな兆し。

6月10日に東京競馬場で行われたエプソムカップ(G3/芝1800)はサトノアーサーの優勝に終わった。

春の東京開催最後の芝重賞はサトノアーサーが強い内容で見事に押し切り勝ち。同馬がレースを制したポイントやダイワキャグニーなど他馬の敗因を探っていこう。


結果・着順

馬名騎手
厩舎
人気
オッズ
1
サトノアーサー戸崎圭騎手2
牡456(栗東)池江5.6
2
ハクサンルドルフ川田騎手4
牡556(栗東)西園7
3
グリュイエール福永騎手5
牡656(栗東)藤原英7.9
4
サーブルオールルメール騎手3
牡556(美浦)萩原6.2
5
エアアンセム藤岡佑騎手8
牡756(栗東)吉村20.4
6
ベルキャニオン石橋脩騎手9
牡756(美浦)堀30.9
7
ゴールドサーベラス大野騎手15
牡656(美浦)清水英252.6
8
バーディーイーグル三浦騎手12
牡856(美浦)国枝52.3
9
マイネルフロスト柴田大騎手13
牡756(美浦)高木57
10
ブラックスピネル石川騎手11
牡556(栗東)音無48
11
マイネルミラノ丹内騎手14
牡858(美浦)相沢58.1
12
スマートオーディン武豊騎手6
牡556(栗東)池江16.8
13
トーセンマタコイヤ柴田善騎手10
牡756(美浦)加藤征47.3
14
ダイワキャグニー横山典騎手1
牡456(美浦)菊沢2.8
15
アデイインザライフ北村宏騎手7
牡756(美浦)萩原20
16
シャイニープリンス勝浦騎手16
牡856(美浦)栗田博260.6

払い戻し

単勝16560円2人気
複勝16
06
05
200円
240円
250円
2人気
3人気
5人気
枠連03 – 081,030円4人気
馬連06 – 162,240円8人気
ワイド06 – 16
05 – 16
05 – 06
870円
850円
1,250円
8人気
7人気
13人気
馬単16 → 063,830円13人気
三連複05 – 06 – 166,380円17人気
三連単16 → 06 → 0528,020円73人気

レース分析

まずラップを見てみると、前半が35秒4、中盤が36秒1、後半が35秒9となっている。

ラスト200の12秒5はこのレベルのレースとしてはかなりかかっており、重たい馬場も相まって消耗戦の色合いが強かった。では、各馬を振り返って行こう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 サトノアーサー

好スタートを決め先団を見る位置を追走。直線も早めに先頭に立ちそのまま押し切った。

普段より積極的なレースで道悪も苦にせず鮮やかな勝利。1800もベストだろう。

2着 ハクサンルドルフ

いつも通り後方から。直線を向いたところでもまだかなり後ろだったが馬群をさばきながらぐいぐい追い上げ連を確保。ある程度流れる展開なら堅実で、道悪巧者っぷりを存分に見せつけた。

3着 グリュイエール

ぽつんと中団を追走。直線は外から勝ち馬を追ったが捕まえられず。ただ反動も見せず力は示している。重賞でも十分通用する。

4着 サーブルオール

後方寄りの位置から少し押し上げ中団で直線へ。外に出せず中を伸びたが最後はやや鈍った。こういう馬場も得意なほうではあろうが、スムースに外に出せていればもう少しきわどかったか。

14着 ダイワキャグニー

中団の内側を進んだが行きっぷりはイマイチ。直線も反応がなく最後は無理もしなかった。初の道悪がよほど堪えたか。

まとめ

潜在能力を高く評価されながらも伸び悩み気味だったクラシック候補がここにきて遂に花開いて見せた。

大外枠も重たい馬場も克服しての、いつになくスムースな競馬は今後の飛躍を期待させるのに十分過ぎた。

ムラな印象があるかもしれないが、振り返れば距離不向きだったと考えられるダービーと菊花賞を除けばその戦績に傷はない。中距離戦線という居場所でその輝きは増していくだろう。

文=櫻井秀幸


モズアスコットの勝因、スワーヴリチャードの敗因は?安田記念2018回顧

(C)MAZIMICKEY

奇策が叩きだしたはタイレコード。

6月3日に東京競馬場で行われた安田記念(G1/芝1600)はモズアスコットの優勝に終わった。

G1に出走する馬としては極めて珍しい連闘策を実らせた大器が好タイムでタイトルホルダーに。レースを分析していきながらモズアスコットがレースを制したポイントやスワーヴリチャードなど他馬の敗因を探っていこう。


結果・着順

馬名騎手
厩舎
人気
オッズ
1
○外モズアスコットルメール騎手9
牡458(栗東)矢作15.7
2
アエロリット戸崎圭騎手5
牝456(美浦)菊沢10.7
3
スワーヴリチャードMデムーロ騎手1
牡458(栗東)庄野2.8
4
サトノアレス蛯名騎手7
牡458(美浦)藤沢和14.5
5
サングレーザー福永騎手3
牡458(栗東)浅見6.4
6
ペルシアンナイト川田騎手2
牡458(栗東)池江6.1
7
ウインガニオン津村騎手14
牡658(栗東)西園104.9
8
リスグラシュー武豊騎手6
牝456(栗東)矢作11
9
レッドファルクス田辺騎手8
牡758(美浦)尾関14.6
10
□外ウエスタンエクスプレスクリッパ騎手11
セ658(海外)サイズ54.5
11
○外キャンベルジュニア石橋脩騎手10
牡658(美浦)堀45.5
12
レーヌミノル和田騎手15
牝456(栗東)本田146.7
13
ヒーズインラブ藤岡康騎手12
牡558(栗東)藤岡66.3
14
○外ダッシングブレイズ北村宏騎手16
牡658(栗東)吉村237.9
15
リアルスティール岩田騎手4
牡658(栗東)矢作9
16
ブラックムーン秋山騎手13
牡658(栗東)西浦78.9

払い戻し

単勝101,570円9人気
複勝10
04
01
410円
290円
160円
9人気
5人気
1人気
枠連02 – 054,170円21人気
馬連04 – 107,370円31人気
ワイド04 – 10
01 – 10
01 – 04
2,100円
1,020円
680円
30人気
11人気
4人気
馬単10 → 0415,290円62人気
三連複01 – 04 – 106,560円19人気
三連単10 → 04 → 0163,280円218人気

レース分析

まずラップを見てみると、前半が45秒5、後半が45秒8というほぼ平均ペース。

ラストこそ少し落としたがかなり持続力が問われる厳しいレースとなった。しかし前の組もしぶとく粘っており好条件の馬場に有利不利はさほどなくも思えた。では各馬を振り返って行こう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 モズアスコット

先団を見る位置から、ややごちゃつき結局は中団のインに収まった。

直線も内目にいたがスワーヴリチャードが外に流れて空いたスペースを突き猛然とスパート。抜け出し最後は自身も一杯気味だったがなんとか押し切った。見事な勝利だったが進路取りには運も味方した。

2着 アエロリット

3番手のインで虎視眈々。直線は横に広がる競馬ではっきりと抜け出すようなシーンは無かったが常に先頭争いに加わり最後まで食い下がった。

ヴィクトリアマイルから速くなった時計に対応出来たのがカギだろう。高速馬場に強く、戸崎騎手も積極策なら非常に頼もしい。

3着 スワーヴリチャード

先団を見られるインからレースを進めた。直線さぁここからというところで外にヨレていた。立て直して再度前を追うが3着まで。地力は見せたがやはり不器用な面は否めない。

4着 サトノアレス

出遅れて後方から。直線は大外を鋭く伸びてきたが最後は同じ脚色に。大味なレース運びになったのが悔やまれる。外枠ならまた違ったか。

5着 サングレーザー

中団の外目を追走。直線も良い位置から前を追ったがいつもの脚は使えず。溜め切らないと味がない部分もあるが、前哨戦向きないしは出来のピーク持続が難しいタイプかもしれない。

6着 ペルシアンナイト

中団から進め直線は4枠両頭の間を狙ったが狭くなりジ・エンド。鞍上も反省の弁に終始したように全く競馬になっていない。不完全燃焼中の不完全燃焼。見限れない。

15着 リアルスティール

この馬も中団から。しかし直線は下がる一方であわやシンガリ負け。海外帰りもマイルも合わなかったのだろうが、年齢を重ねてズルさを覚えてきたところもあるか。

まとめ

オープン特別を勝ち切れなかった馬が連闘で大舞台へ。多くのファンが取捨を悩んだであろう逸材はしっかりと師と名手の期待に応えた。

レース選択に長ける矢作きゅう舎が馬の状態を持たせ、頼れる相棒クリストフ・ルメールはロスのないエスコートを見せた。

スカっと目の前が開いた直線コース。これまでそして先週と続いた惜敗の日々にたまった鬱憤を晴らすかのように弾けた末脚が府中の春を締めくくった。

文=櫻井秀幸


ストロングタイタンの勝因、トリオンフの敗因は?鳴尾記念2018の回顧

(C)Ko-Mei

こじ開けた内ラチ沿い。

6月2日に阪神競馬場で行われた鳴尾記念(G3 芝2000内回り)はストロングタイタンの優勝に終わった。

宝塚記念を見据える阪神開幕週の重賞レース。良すぎるほどの馬場状態が大きくレース結果を左右することとなった。このレースを分析していきながら、同馬がレースを制したポイントや、トリオンフなど他馬の敗因を探っていこう。


結果・着順

馬名騎手
厩舎
人気
オッズ
1
○外ストロングタイタンMデムーロ騎手4
牡556(栗東)池江5.9
2
トリオンフルメール騎手1
セ456(栗東)須貝2.8
3
トリコロールブルー岩田騎手2
牡456(栗東)友道3.8
4
マルターズアポジー武豊騎手3
牡656(美浦)堀井5.1
5
サトノノブレス川田騎手6
牡856(栗東)池江12.6
6
モンドインテロ石川騎手9
牡656(美浦)手塚38.5
7
ナスノセイカン丸山騎手8
牡656(美浦)矢野36.3
8
ヤマカツライデン松山騎手7
牡656(栗東)池添兼30.7
9
テイエムイナズマ古川騎手11
牡856(栗東)武英288.9
10
タツゴウゲキ秋山騎手5
牡656(栗東)鮫島11.7
11
ストレンジクォーク浜中騎手10
牡656(美浦)古賀慎41.5

払い戻し

単勝8590円4人気
複勝08
02
05
150円
110円
120円
3人気
1人気
2人気
枠連02 – 07640円2人気
馬連02 – 08860円2人気
ワイド02 – 08
05 – 08
02 – 05
330円
380円
200円
2人気
4人気
1人気
馬単08 → 022,040円7人気
三連複02 – 05 – 08890円1人気
三連単08 → 02 → 055,690円8人気

レース分析

ラップを見てみよう。前半が58秒2、後半が59秒という推移。前半のタイムを見ると超ハイペースにも見えるがレコードタイムが示すように馬場状態は絶好だった。

前が残る馬場であったことも加味すると展開での有利不利はさほど大きくなかったように思える。では各馬の、勝因・敗因について見ていこう。

出走馬勝因、敗因、次走への展望

1着 ストロングタイタン

中団の内に位置した。そこでじっくり脚を溜め直線も内へ。

逃げたマルターズアポジーのさらに内の狭いところを開けて見事に抜け出した。最後は叩きあいをも制してうれしい重賞初勝利。インに拘ったことが結果に結びついた鞍上の好騎乗。

2着 トリオンフ

この馬も中団から。勝負どころで先に動く積極的なレース運び。勝ち馬の内強襲に足もとをすくわれたが力は見せている。

3着 トリコロールブルー

この馬も同じく中団から。トリオンフを追うように進出し、直線も外から追い上げを図る正攻法の差し競馬。前2頭には離されたが大事に使われている馬でまだまだ伸びしろがありそう。適距離で軌道に乗ってきた。

4着 マルターズアポジー

同型のヤマカツライデンを制して今日もハナへ。淀みの無い流れで引っ張ったがこの馬のスタイルからすれば潰れるほどのペースではなかった。しかし直線はあまり抵抗できず。中央場の2000は気持ち長いか?

まとめ

時計勝負にはめっぽう強い快速馬が4度目の挑戦で遂に重賞のタイトルを手に入れた。

宝塚記念、秋の天皇賞などを筆頭に中距離戦線は路線が充実。この日の直線、狭いところを真一文字に突き抜けた成長した心身を手に入れた今なら、さらなる高みを目指すことも難しくはないだろう。

文=櫻井秀幸


函館スプリントS2018の競馬予想データ分析…5つの消しで好走率6割超、回収率140超

(C)MAZIMICKEY

2018年6月17日、函館競馬場で函館SS(GⅢ/芝1200m)が行われる。ダイアナヘイロー、ナックビーナス、ワンスインナムーン、エポワス、キングハート、ジューヌエコール、セイウンコウセイらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

配当傾向を過去10回で見てみると、単勝1番人気は6連敗中、2011年を除き三連単はすべて万馬券、2013年から2016年までは4年連続で10万円を超える配当、特に2015年は単勝4番人気→14番人気→12番人気の組み合わせで944,140円と高配当になっている。

2018年も従来の傾向通りの荒れた決着となるのか、2011年のように一転して人気サイドの決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?(対象データ:2007年~2017年に函館競馬場で行われた函館SS(2009年は札幌競馬場で行われたため対象外))


ポイント1 人気薄は消し!

サマースプリントシリーズの第1戦である函館SSではあるが、今回の集計対象となった過去10回の中で2011年を除いて三連単は毎年万馬券と順当に収まることが少ない。それでも、人気別に集計した場合、単勝7番人気以下になるような馬の成績は奮わない。

人気着別度数
7-16人気2- 1- 4- 78/ 85
人気勝率複勝率単回値複回値
7-16人気2.4%8.2%8889

過去10回で単勝7番人気以下の馬でも延べ7頭が馬券圏内に入っているものの、7頭中4頭までが単勝二桁人気馬で絞れる要素が他に見当たらないことからも基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、6番人気以内を対象に集計

ポイント2 7歳馬以上は消し!

年齢別で集計すると、成長途上の4歳馬や脂が乗っている5歳馬・6歳馬の活躍が函館SSでは中心となっている。そのため、一部の晩成型を除き競走馬としてのピークが過ぎつつある7歳以上の高齢馬は人気になっていても結果が伴ってこず、不振が目立つ。

馬齢着別度数
7歳以上0- 0- 0- 2/ 2
馬齢勝率複勝率単回値複回値
7歳以上0.0%0.0%00

人気に関係なく集計した場合でも過去10回で延べ30頭が挑戦して1着1回(2014年単勝8番人気ガルボ)、3着1回(2017年単勝7番人気エポワス)のみとなり、上位人気となると該当頭数が少なくなることもあり基本的には消しと判断していいだろう。

ポイント3 前走先行・中団以外は消し!

突出した人気馬がなかなか出走せず比較的実力が伯仲していることや距離が短距離であることなど様々な要因があり、前走で逃げや追込みなどの極端な戦法を取った馬は函館SSでは活躍できない傾向にある。

前走脚質着別度数
先行・中団以外0- 2- 1-12/15
前走脚質勝率複勝率単回値複回値
先行・中団以外0.0%20.0%084

2014年に3着に入ったクリスマスが前走で先行・中団以外の脚質だった最後の該当馬だが、クリスマスは当時3歳牝馬で前走距離2400mのGⅠ・オークスからの大幅な距離短縮、しかも斤量は50キロと様々な要因が絡んでの3着だったと考えられる。

ポイント4 前走6着以下は消し!

前走の着順からポイントを探ると、前走で実力が発揮できず、結果を残せなかった馬が、函館SSで前走から一転して好走できる可能性は少なく前走でも掲示板を確保できた馬が確実に活躍するレースといえる。

前走着順着別度数
6着以下2- 3- 2-20/27
前走着順勝率複勝率単回値複回値
6着以下7.4%25.9%93118

今回消しの対象となって3着以内に入った7頭のうち3頭は3歳馬で前走は桜花賞やNHKマイルCなどのGⅠレースに出走していた馬だったが、今年2018年は3歳馬の出走は予定されていない。

ポイント5 前走中京京都阪神以外は消し!

函館SSは1200m戦ということもあり東京競馬場以外の各競馬場でレースが行われているものの中京・京都・阪神の各競馬場以外のレースを経て函館SSに出走した馬の成績は奮わない。

前走場所着別度数
中京京都阪神以外1- 4- 4-15/24
前走場所勝率複勝率単回値複回値
中京京都阪神以外4.2%37.5%75147

2着4回3着4回と回数は他の消しのポイントよりは多いものの、優勝したのは2013年に前走東京競馬場で行われたGⅡ・京王杯スプリングCで単勝17番人気14着から立て直して勝浦正樹騎手とのコンビで制したパドトロワのみとなっている。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
6- 4- 1- 7/18
勝率複勝率単回値複回値
33.3%61.1%156125

なんと、好走率は6割超、回収率も140%超を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。


ユニコーンS2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬は?

(C)MAZIMICKEY

2018年6月17日、東京競馬場でユニコーンS(GⅢ/ダート1600m)が行われる。ルヴァンスレーヴ、ハヤブサマカオー、グリム、ハーベストムーン、バイラ、リョーノテソーロらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ダート競走体系の整備の一環として3歳限定初のダート重賞として新設されたのがユニコーンSで、1996年9月に中山競馬場で第1回が開催された。

配当傾向を過去10年で見てみると、単勝4番人気以下の馬が勝利したことは1度もなく、1番人気は4勝しているものの5連敗中、2番人気は3勝で3連勝中、3番人気が3勝となっている。

また、三連単は万馬券にならなかった年が3回ある一方で、2014年と2015年は10万円を超える配当となっていて傾向を読みづらいレースになっている。2018年はどのような決着となるのか。

今回は過去10年のユニコーンSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20152ノボバカラ
20143バンズーム
20133サウンドトゥルー
20133ケイアイレオーネ
20123タイセイシュバリエ
20103サンライズクォリア
20083アポロドルチェ

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から9番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が7頭と3割に満たない結果となっていて上位人気馬が勝利していることを裏付ける結果となっている。

しかも、過去10年の内2頭がリストアップされる年が1回しかなく、1頭も該当していない年が4回もあり人気薄を検討する際には慎重にならなければいけない結果であることがユニコーンSの大きな特徴となっている。

また、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝10番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 ユニコーンS 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気4- 3- 0- 3/ 1040.0%70.0%
2番人気3- 3- 1- 3/ 1030.0%70.0%
3番人気3- 1- 4- 2/ 1030.0%80.0%
4番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
5番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
6番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
7番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
8番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
9番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
10番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
11番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
12番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2015ノボバカラ963.8
2014バンズーム725.9
2013サウンドトゥルー830.5
2013ケイアイレオーネ1195.3
2012タイセイシュバリエ826
2010サンライズクォリア627.9
2008アポロドルチェ622.5

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中5頭がロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となっている。

ロイヤルチャージャー系といえば、ディープインパクトやゴールドアリュール、アグネスタキオンに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言える血統であり、距離適性的にユニコーンSに適している血統と言うことができる。

また、ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドで、どちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野でユニコーンSはまさに得意ということができる。

種牡馬系統別集計 ユニコーンS 過去10年

種牡馬系統着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系7- 3- 5-40/5512.7%27.3%
ネイティヴダンサー系2- 3- 1-44/504.0%12.0%
ナスルーラ系1- 1- 0-19/214.8%9.5%
ニアークティック系0- 3- 4-23/300.0%23.3%
マンノウォー系0- 0- 1- 0/ 10.0%100.0%
その他のエクリプス系0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父系統種牡馬
ノボバカラロイヤルチャージャー系アドマイヤオーラ
バンズームロイヤルチャージャー系シンボリクリスエス
サウンドトゥルーニアークティック系フレンチデピュティ
ケイアイレオーネニアークティック系Henny Hughes
タイセイシュバリエニアークティック系クロフネ
サンライズクォリアネイティヴダンサー系キングカメハメハ
アポロドルチェマンノウォー系Officer

注目点③ 母父も父同様ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

今回は血統面から注目点をもう一つあげると過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭の母父馬が父馬同様ロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となった。

理由は父馬の時と同様であるが、東京競馬場のダート1600mで行われる3歳限定の重賞というレース条件が母父ロイヤルチャージャー系やニアークティック系に最も適している血統と言うことができる。

母父馬系統別集計 ユニコーンS 過去10年

母父馬系統別着別度数勝率複勝率
ネイティヴダンサー系5- 4- 3-38/5010.0%24.0%
ニアークティック系4- 4- 4-42/547.4%22.2%
ロイヤルチャージャー系1- 1- 4-26/323.1%18.8%
ナスルーラ系0- 1- 0-14/150.0%6.7%
マンノウォー系0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
その他のエクリプス系0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
トゥルビヨン系0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順


馬名母父系統種牡馬
ノボバカラニアークティック系フレンチデピュティ
バンズームロイヤルチャージャー系サンデーサイレンス
サウンドトゥルーロイヤルチャージャー系フジキセキ
ケイアイレオーネネイティヴダンサー系Marquetry
タイセイシュバリエロイヤルチャージャー系サンデーサイレンス
サンライズクォリアニアークティック系ノーザンテースト
アポロドルチェニアークティック系Summer Squall

注目点④ 前走も上位人気(単勝4番人気以内)

最後に前走の人気に注目したとき、今回の該当馬7頭中5頭が前走でも単勝4番人気以内と上位人気となっている。

3歳限定戦においては勝ち抜き戦の様相が強いこともあり、ユニコーンSでは他馬との比較で人気を落としていても前走では実力を認められて上位人気となっていた馬が、前評判を覆した場合に好走できたことを示している。

前走人気別集計 ユニコーンS 過去10年

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気4- 4- 2- 17/ 2714.8%37.0%
前走2人気2- 1- 2- 15/ 2010.0%25.0%
前走3人気2- 1- 3- 16/ 229.1%27.3%
前走4人気0- 2- 0- 10/ 120.0%16.7%
前走5人気2- 0- 0- 10/ 1216.7%16.7%
前走6~9人0- 2- 2- 25/ 290.0%13.8%
前走10人~0- 0- 1- 33/ 340.0%2.9%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走人気
ノボバカラ4
バンズーム3
サウンドトゥルー1
ケイアイレオーネ
タイセイシュバリエ1
サンライズクォリア3
アポロドルチェ12

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

コスモロブロイ
ルッジェーロ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年のユニコーンSの登録頭数は27頭(出走可能頭数16頭)となっていて賞金順により抽選・除外対象となっている馬が多数いるので注意が必要だ。

今回の激走馬2頭の内コスモロブロイは抽選・除外対象となっている。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


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