日本ダービーだけがダービーじゃない!地方競馬でもダービーウィークが始まります

いよいよ明日に迫って来ました日本ダービー!!でも、『ダービー』というのは日本ダービーだけではありません。地方競馬でもダービーウィークが日本ダービー当日の5月31日から始まります。

5月31日に佐賀競馬での九州ダービー栄城賞からスタートし、6月1日岩手ダービーダイヤモンドカップ、6月2日北海優駿(ダービー)、6月3日東京ダービー、6月4日兵庫ダービー、6月5日東海ダービーと各地の競馬場で続けてダービーが開催されます(※ダービーウィークの中には入っていませんが高知では6月28日に高知優駿も行われます)。ここでは、予想ではなく興味を持ってもらえるように各ダービーの注目点を書いていこうと思います。これを読んで少しでも地方競馬のダービーウィークにも注目してもらいたいものです。

日本ダービーと同日に行われるのが九州ダービー栄城賞(佐賀・2000m)。佐賀の3冠路線の第1戦・飛燕賞を勝ったダイリンザンが不在。古馬相手に勝っているイッセイイチダイ、キングプライドが中心となり、そこに中央から移籍後3連勝中のマイネルジャストが挑むという形ですが上位混戦。高知からの遠征馬二頭(リワードへヴン、フォアグリーム)がどこまで食い込めるか?昨年はオールラウンドが勝ったように高知からの遠征馬も侮れない存在です。

岩手ダービーダイヤモンドカップ(盛岡・2000m)は、とにかくロールボヌールの走りに注目。2歳時から岩手競馬では抜けた存在で前走は半年ぶり+59キロという斤量ながら圧勝。しかもタイムは楽な手応えで、前週に行われた古馬重賞・シアンモア記念と同タイム。その強さの為、ライバル視されていたスペクトルも回避しレースは7頭立てに。ロールボヌールは将来的にも楽しみな一頭で同世代では力も抜けていますが、他陣営の馬たちの挑み方に注目したいものです。

北海優駿(門別・2000m)は1冠目の北斗盃を制したオヤコダカが中心。前走で重賞勝ちもある古馬を相手に楽勝し1強ムード。北斗盃で負けたもののトライアルを勝ったフジノサムライ、前走から道営に戻ってきたGDJ2歳シリーズ女王でもあり移籍初戦を2着ながら古馬には先着したジュエルクイーンあたりがオヤコダカ相手にどのようなレースを見せるのかという点は見物です。

東京ダービー(大井・2000m)は大井の的場文騎手が念願のダービー制覇を果たせるかが最大の注目点。中心はストゥディウムなど羽田盃上位馬ですが羽田盃組の中でも逆転の余地は十分にある状況。まだ出走は未定ですがララベル、ティーズアライズの牝馬2頭が参戦すれば更に混戦模様となりそう。羽田盃は敗れたものの東京ダービーTRを勝ったレーザーがどこまで食い込めるかにも注目。

兵庫ダービー(園田・1870m)は2歳時にトーコーヴィーナスを破り無敗で菊水賞を制したインディウムの独壇場と見られていたが兵庫チャンピオンシップで初黒星、更に5着となり初めて地元馬にも先着を許しました。これで菊水賞で敗れたコパノジョージ、オトコギあたりにも逆転の可能性も。トーコーヴィーナスは関東オークスの予定の為不在ですが、直接対決が再び行われるまでインディウムが2冠を達成し主役の座を守りきれるのか?

最後となる東海ダービー(名古屋・1900m)は前哨戦の駿蹄賞を圧勝したハナノパレードが中心と思われますが、ここ最近駿蹄賞の勝ち馬から東海ダービー馬が出ていないというジンクスも。今年はハナノパレード、ミトノレオ、ブラックスキャットと牝馬が中心となっているのも特徴的。ここに笠松・フェードロワやツリーハウス、兵庫から移籍してきたバズーカがどういう走りを見せるか?ハナノパレードはジンクスに勝てるのか?ここに注目です。

ザッと紹介程度にはなりましたが、6つの各地で行われるダービーの注目点を書き上げました。各地の競馬関係者も一度は勝ちたい特別なタイトル!それが『ダービー』。中央で行われている『日本ダービーだけがダービーではない』という事を知ってもらいたいものです。そして、日本ダービーに負けないぐらい白熱したレースになります。なので日本ダービーが終わっても各地で行われるダービーを是非注目してください。

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