モーリスが絶対王者になる理由とは?四重苦を跳ね除けた安田記念馬の未来予想図

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不安説を一蹴する王道の競馬で新マイル王の座についた。

6月7日に行われた安田記念(GI/東京芝1600m)で1番人気に支持されたモーリス(牡4)は、追いすがるヴァンセンヌを振り切り、GI初制覇を達成した。

このGI制覇、新たな時代の幕開けになるかもしれない。というのも、安田記念におけるモーリスは数々の不安要素を抱えていた。決して弱くない追い風の中でGIを勝ち切ってみせたのだから、相当力が抜けていたと判断できる。

なぜ、そこまでモーリスを評価できるのか。その理由に迫っていこう。

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四重苦を跳ね除けた圧倒的な力

レース前、モーリスが明確な不安要素を抱えていることは記事で触れていた。

●詳細→圧勝か惨敗か?モーリスという馬が安田記念で危険視される4つのワケ

・血統
・斤量
・出遅れグセ
・騎手

まずは血統面だ。スクリーンヒーロー産駒は東京の芝コースでわずか1勝しか挙げていなかった。

(1−5−7−41)
勝率2%
複勝率24%
単勝回収値6
複勝回収値217
※2015年5月末時点

モーリスが勝ってやっと2勝目を挙げたことになる。安田記念は消耗戦になりやすいため、父非サンデー系に向いているという側面はある。実際、今年も消耗戦になったことはモーリスにとって好都合だった。

もっとも、産駒全体の傾向として決して向いた舞台ではなかったわけだから、力がなければ勝ち切ることは不可能だった。

また、斤量の問題も見事にクリアしてみせた。前走55キロから一気に3キロ増えて58キロというのは、大きな試練だった。事実、過去10年の安田記念で斤量がプラス2キロ以上だった馬の成績は(0−0−3−21)。並大抵の実力では乗り越えられないハードルだったといえる。

さらにレースを振り返ると、懸念されていたスタートに成功し、東京マイルの成績が芳しくない川田将雅騎手が素晴らしい騎乗を披露した。モーリスがしっかりとスタートを切って4コーナーで3番手につける展開を想像した方は少なかったのではないだろうか。

以上のように“4つの逆風”をもろともせずに勝ち切った姿は“新マイル王”にふさわしかった。

【次のページヘ】“怪物”の将来性と今後の課題とは?

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