キズナと武豊騎手の凱旋門賞挑戦断念が大正解な5つの理由とは?

(C) Yusuke Tsutaya

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キズナが凱旋門賞への挑戦を断念した。

5月13日に発表された凱旋門賞(2015年)の一次登録リストの中に「KIZUNA」の名前はなかった。陣営は一昨年に挑戦して以降「再チャレンジ」を公言してはばからなかったが、登録は見送られた。事実上の「断念」と受け止めていいだろう。

ファンが多いダービー馬、しかも鞍上は武豊騎手だ。残念に思う方も多いはず。実際、私も願わくば「ダービー馬が鞍上武豊で凱旋門賞制覇」というシーンを見たかった。

ただし、この断念は決してネガティブな面ばかりではない。むしろ、以下のコラムで書いたように、キズナの将来を明るいものにするかもしれない。

●関連記事→キズナと武豊が天皇賞春で惨敗した5つの理由と英断への期待

断言しよう。凱旋門賞への挑戦を断念する判断は、大正解である。今回はその根拠を記していこう。

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理由① キズナに凱旋門賞は合わない

これが一番大きな理由だ。ロンシャンの芝2400mはどう考えてもキズナが得意とする条件に合わない。キズナが生涯最高のパフォーマンスを見せたのはダービーであり、京都新聞杯だ。芝が軽い東京や京都を得意とする馬が、芝の重たいロンシャンで最高のパフォーマンスを発揮できるはずがない。

また、凱旋門賞は多頭数かつ馬群が密集した競馬になりやすい。キズナの脚質では大外を回すしかないため、どうしても距離をロスしてしまう。そうなると、好位からの抜け出しが“王道”である凱旋門賞で勝つのは難しい。

理由② 東京芝中距離がベスト条件

一方で日本の秋のGIシリーズはキズナに向いている。特に天皇賞秋とジャパンカップは東京の芝中距離で開催される。末脚が生きる舞台のため、十分勝ち負けになるはずだ。

また、天皇賞秋とジャパンカップはキズナと同じディープインパクト産駒のスピルバーグやジェンティルドンナが勝ったレースである。少なくとも凱旋門賞より適正があることは明らかだ。

【次のページへ】キズナは衰えていない?3つ目の理由は……

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