1億5000万円を儲けた「投資競馬のコツ」とは?競馬裁判男が解説


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※前編「競馬裁判男が1億5000万円を儲けた予想法とは?本人が語る勝つための法則」へ

「ハズレ馬券は経費になるのか」

競馬裁判で一躍“時の人”となった卍(まんじ)氏は、いかにして1億5000万を儲けるほど予想法を確立したのか? 競馬裁判を行っていた際の心情とは?

卍氏のその素顔に迫ります。


「1億5000万円は残っていない」

──2007年から2009年にかけて28億7000万を投資、30億1000万を払い戻して、約1億4000万を稼がれたのことです。それを申告しなかったことで裁判沙汰になりました。普通税金というと自分の懐に入った金額に対して課せられると思うのですが、卍さんの場合、払戻金全額に対して課せられたため、5億7000万円というとんでもない金額が提示され、さらに無申告の罪で刑事裁判となりました。そのときはどのような心持ちになりましたでしょうか?

卍:課税額だけでも十分過ぎるほどショックだったのに、まさか刑事裁判になるとは思っていなかったので、二重にショックでした。

──今まで前例のなかった事件でしたが、公判までどのような準備をして裁判に臨まれたのでしょう?

卍:裁判官は競馬に詳しくない人が多いだろうということで、競馬に関する初歩的な説明から、自分の馬券の買い方に至るまで、詳細な説明を作成して裁判の証拠として提出しました。また、税法学者の方に意見書も作成していただきました。

──我々競馬ファンとしては儲かった額以上の税金をもっていかれたのではたまったものじゃありません。競馬ファンの多くは卍さんのことを応援していました。ただご家族はさぞ心配だったことと思います。馬券で投資をし、大金を稼いでいたことをご家族はご存知だったのでしょうか?

卍:はい、家族は知っていました。でも税金を収めないといけないということは知らなかったようです。

──つかぬことをお伺いしますが、儲けたお金は何に使いましたか?

卍:半分は投資信託(投資のプロに丸投げ)で失い、残りの半分は税金の支払いです。形に残るような大きな金額のものは何も残っていません。もちろん、残っていたとしても差し押さえられていたはずですが。

想定するべき投資の期間は?

──そうだったのですね。それでは再び競馬のことについてお聞きしたいと思います。素人目線な考えで申し訳ないのですが、指数を使う人にとって、例えば1戦1勝馬みたいな馬は実力が計りにくく、そういった馬が出るレースは予想が難しいのではないでしょうか?

卍:1戦1勝馬は過剰人気の傾向があるので、むしろそういう馬が出るレースは狙い目の場合が多いです。

──そうでした。卍指数には純粋な競走能力ではなく、人気と実力の兼ね合いで期待値が高いかどうかということもファクターとして含まれているのですね。卍さんの投資馬券術にレース相性や適性はありますか?例えばレースによって指数がフィットしたりしなかったり、ということはありますでしょうか?

卍:卍指数がフィットする条件とフィットしない条件というのは確かにあるとは思いますが、まだ卍指数を販売してから2年弱ほどなので、この条件が合うとか合わないとかを明確に言えるようになるにはもう少し時間が必要です。

──時間といえば、 競馬を投資としてみた場合、結果を出すためにはどのくらいのスパンを想定するべきなのでしょうか?

卍:私は1年間ぐらい(的中レース数が100レースになるぐらい)を想定しています。それぐらい経っても成績がイマイチな券種については買い方を見直すようにしています。

スランプで“ブレない”ためのコツ

──1年経つ前にゲームオーバー、つまり資産がゼロになってしまわないか心配なのですけど、それを回避することはできるのでしょうか?


卍:これはもう掛け金を下げていくしかないです。私の場合は、残高が半分になったら賭金も半分にし、残高が5分の1になったら賭金も5分の1にしていました。このやり方で、破産することなしに何度もスランプを乗り越えてきました。

──それは興味深いですね。本にも残高の90%以上を失うスランプに陥ったこともあると書かれていました。精神的にも堪えると思うのですが、そういったときどのような対処をされたのですか? そもそも一定の投資をするためには常に平常心でいることが必要だと思います。気持ちがぶれないために心がけていることなどはありますか?

卍:スランプの間は競馬のことをできるだけ考えず、競馬以外のことを楽しむようにしていました。何度かスランプを経験していると徐々に慣れてきて、数ヶ月くらいのスランプは平気になりました。

気持ちがぶれないためには、迷いそうなことは予めルール化してしまうことです。

例えば、半年経っても回収率がマイナスだったら予想方法を変えるとか、この予想家の予想を買ってみて半年経っても回収率がマイナスだったら買うのをやめるとか、何でも予めルールを決めておけば、気持ちのぶれは抑えられると思います。

──それは大切なことですよね。もしこれを読んだ読者が卍さんの予想を参考にして1億円稼いでしまったらどうしましょう。

卍:まずはきちんと申告しましょう(笑)。

外れ馬券を経費として申告することが前提ですが。私が販売している前日予想の買い目はボックスやフォーメーションにしてあるので、マークシートで買いやすいようになっていますが、競馬場やWINSで馬券を買った場合にどうやって申告すべきなのかは、私には分かりません。

──今週は宝塚記念ですね。宝塚記念と言えば夢のレースですが、卍さんの「夢」は何ですか?

卍:特に大きな夢はありませんが、気持ちと時間に余裕のある生活をおくりたいです。1ヶ月丸々競馬の研究というのもいつかやってみたいですね。


──いいですね!1カ月丸々競馬の研究。多くの競馬ファンの夢かもしれません。それでは最後に読者の皆様にメッセージをお願いします。

卍:私の馬券術は「当てに行く」馬券術ではなく「当たるまで待つ」馬券術なので簡単には当たりません。私と共にスランプに耐えていただける方をお待ちしています。耐えに耐えた末の大穴馬券の的中を共に喜べることを楽しみにしています。

卍(まんじ)/プロフィール

独自の指数を使って、2005年から2009年にかけて100万円の資金を元に、累計約35億円の馬券を購入し、約36億5000万円を払い戻して、約1億5000万円の利益を叩き出した。その際に出たハズレ馬券が経費として認められるかどうかを争った、いわゆる「馬券裁判」で話題に。現在は予想家としても活動中。

記事提供=競馬予想GP


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