日本ダービーのトレンドって?過去の好走馬たちの血統的共通点を探る

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いよいよ、今週は競馬の祭典、日本ダービーです。やはりダービーウィークは違いますね。1日中、ダービーのことを考えてしまいます。

近年のダービーといえば、思い出されるのが2010年、エイシンフラッシュが制したダービーではないでしょうか。ヴィクトワールピサ、ペルーサ、ルーラーシップなど役者が揃い、「史上最高メンバー」と言われて盛り上がりましたよね。今年も同じように熱戦を期待したいところです。

今回は近年の血統的トレンドから好走馬を探っていきたいと思います。

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母がノーザンダンサーのクロス保持

ダービーに加え、同じ東京芝2400mで行われるオークスでも重要とされるトレンドです。オークスでは過去3年の好走馬9頭中、8頭がノーザンダンサーのクロスを保持していました。今年の勝ち馬ミッキークイーンの母ミュージカルウェイはノーザンダンサーとIcecapade(アイスカペイド)というノーザンダンサーと3/4同血の馬の血を保持していて、クロスに極めて近いニアリークロスという形になっていました。

近年、この傾向が強くなった要因として、馬場の高速化とディープインパクト産駒の登場が考えられます。高速馬場で瞬発力勝負になりやすく、ディープ産駒にとって有利な土壌が出来上がりました。

また、直線が長く、坂もある東京2400mとなれば、末脚を持続させる力が必要になります。末脚を持続させるためにはパワーが必要。ノーザンダンサー系の種牡馬は末脚を持続させるためのパワーに秀でています。

日本ダービーはと言うと…

2014年
1着 ワンアンドオンリー 母がノーザンダンサー5×3
3着 マイネルフロスト 母がノーザンダンサー4×4

2013年
2着 エピファネイア 母がノーザンダンサー5×3
3着 アポロソニック 母がノーザンダンサー4×5

2012年
1着 ディープブリランテ 母がノーザンダンサー4×5

2014年、16番人気で4着と好走したタガノグランパも母がノーザンダンサー5×4の持ち主でした。

やはり近年は末脚を持続させるパワーが重要になっていることが分かります。

ノーザンダンサー系の中でもダンジグとストームキャットが◎

過去3年のダービーで馬券になった馬で母がノーザンダンサークロスを保持していない馬は4頭(イウラボニータ、キズナ、フェノーメノ、トーセンホマレボシ)いますが、そのうち3頭が母父ノーザンダンサー系でした。

キズナ 母父ストームキャット
フェノーメノ 母父デインヒル(ダンジグ系)
トーセンホマレボシ 母父ノーザンテースト

つまり、過去3年のダービーで馬券になった馬はイスラボニータを除き、母がノーザンダンサークロスを持っているか、母父がノーザンダンサー系の種牡馬だったということになります。

ノーザンダンサー系の中でも特に注目したいのがダンジグとストームキャットの血です。この2頭はノーザンダンサー系の中でも「仕上がりの早さ」と「豊富な筋肉量」を伝える種牡馬です。

昨年のオークスとダービーはハーツクライ産駒のヌーヴォレコルトとワンアンドオンリーが制しました。体が緩く晩成型が多いハーツクライ産駒にもかかわらず好走できたのは、母が持っていたダンジグの力が大きかったといえるでしょう。アユサンやキズナの母父ストームキャットにも同じことが言えます。

また、過去5年に遡るとヌレイエフ、リファールというノーザンダンサー系の血を持っていた馬が複数馬券になっていました。この馬たちは「スピードの持続力」を伝える馬で、先週のオークスを制したミッキークイーンの母父もヌレイエフ系のゴールドアウェイでした。

長くなったので今回はここまで。次回、上記した2つの条件に該当する注目馬を挙げていきます。

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金沢ユウダイ

金沢ユウダイ

投稿者プロフィール

新潟県生まれ。中学2年で競馬に出会い、高校時代から競馬場へ通い始める。大学で競馬サークルを立ち上げ、大学の垣根を超えた競馬団体『うまカレ』にも所属。主に若い世代へ向けて「ギャンブルだけでない競馬の面白さ」を伝える活動を行っている。

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