エピファネイアは種牡馬で成功するのか?血統から導く産駒への5つの期待と不安

不安① 血統面から見る瞬発力不足

ここまでポジティブな要素を挙げてきたが、ネガティブな要素がないわけではない。

ここからは不安要素を挙げていくことにしよう。まず、血統面だ。

父のシンボリクリスエスは種牡馬として芝の大物をあまり送り出せていない。その最大の理由が、GIになるとディープインパクトやステイゴールドといったサンデー系に瞬発力で劣ってしまうことにある。

実際、これだけ多くの産駒を送り出した中、2000m以上の芝のGIを勝ったのはエピファネイアのみ。

前述のとおり、エピファネイアはサンデーサイレンスの血を持っている分、瞬発力勝負もこなした。ただし、シンボリクリスエスの血が色濃く出た場合、切れ味がない産駒が多くなってしまう懸念がある。そうなると、種牡馬として成功する可能性はグッと低くなる。

不安② キャリアから見る瞬発力不足

さらにエピファネイアのキャリアを紐解いていくと、その不安は増していく。

GIを2勝しているが、菊花賞は不良馬場、ジャパンカップは稍重の状態で行われていた。どちらも馬場が渋っていたため、パワーやスタミナといった能力が問われた。となると、ロベルトの血が生きてGI制覇を飾ったことも頷ける。

ただし、日本で種牡馬として成功するために一番求められる能力は瞬発力だ。パワーやスタミナがあってもスピードがないと成功は難しい。

そういう意味で、パワーとスタミナが求められるGIで勝ってきたという点は不安要素になりかねない。一方で瞬発力が求められた日本ダービーではディープインパクト産駒のキズナにキレ負けしている。

よって、彼のキャリアから見ても、産駒がズブくなる可能性は否定できないわけだ。

まとめ

以上のように、エピファネイアは種牡馬としてポテンシャルを秘めている一方で失敗に終わる可能性もあるように感じられる。

よって過度な期待はせず、どんなタイプの産駒が出るのか、まずは注目していきたいところだ。

【関連記事】
エピファネイアのドバイWC惨敗は必然?浮かび上がる3つの“準備不足”
なぜエピファネイアのドバイWC挑戦を“批判”するメディアはないのか?
キズナと武豊騎手の凱旋門賞挑戦断念が大正解な5つの理由とは?
藤田伸二騎手の苦境!成績低迷の原因と現在地とは?チラつく引退の二文字
ゴールドシップは引退レースを“伝説”にするために前振りをしたに違いない

ページ:
1 2

3



この著者の最新の記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

Facebookもチェック!

競馬TIMESについて

keiba_times_atoz1

投稿・執筆者募集

093524

公式Twitter&FB

Twitter_logo_blue FB-f-Logo__blue_72

カテゴリー

アーカイブ

写真提供

競馬TIMESでは以下の写真家の方々にご協力いただいております

写真家一覧

※写真提供は随時募集しております。お問い合わせフォームからご連絡いただければ幸いです

ページ上部へ戻る