ロードクエストやコウエイテンマが勝利!新馬戦の評価は?/JRA・6月第1週

末脚光ったロードクエスト

6/7(日)

東京5R 芝1600m
1着 ロードクエスト(父マツリダゴッホ)

出遅れて大外を回って上がり33.2を駆使し2馬身差を付けて快勝だったのだから、このメンバーでは「モノが違った」という評価で良いでしょう。マツリダゴッホ産駒はアルマワイオリ(札幌2歳S3着)、クールホタルビ(ファンタジーS)など早期から活躍する馬が多いです。また、サンデーサイレンス×ボールドルーラーという「柔らかい」血で構成された種牡馬のため、母系にはダンチヒやノーザンテーストといった硬派なパワー血統を保持している馬が活躍しています(アルマワイオリ、ウインマーレライ、クールホタルビ)。走法的に小回り向きのようにみえるので、夏のローカル開催が楽しみです。

2着 ブレイブスマッシュ(父トーセンファントム)

父トーセンファントムはネオユニヴァース産駒で、GIII東京スポーツ杯2歳SではGI2勝馬ローズキングダムとの死闘の末2着。朝日杯フューチュリティSで故障を発生し引退となったが、高い素質を持った馬でした。こちらは勝ち馬とは違い、好位のインから抜け出すという教科書通りの競馬で、この競馬が出来れば勝利は時間の問題でしょう。血統は父の名で地味に映るかもしれませんが、ダイワメジャー・ダイワスカーレット兄弟やヴァーミリアンを輩出したスカーレットインク一族で、そこにノーザンテースト、リアルシャダイ、トウカイテイオーと、日本競馬を彩った名馬の血が重ねられています。レース振りからも配合的にも小回り向きに映るので、ロードクエスト同様に夏のローカル開催が楽しみです。

6/7(日)

阪神5R 芝1400m
コウエイテンマ(父カジノドライヴ)

父カジノドライヴはベルモントS優勝馬ジャジルなどの弟という良血馬で、現役時代はアメリカに遠征してGIIピーターパンSを制したほか、国内ではフェブラリーS2着などがあります。本馬は父、母ともに多く含まれているナスルーラの血が表れているような、柔らかく伸びやかなフットワークで「追えば追うほど伸びていく」そんなような走りでした。カジノドライヴはダート馬でしたが、芝もこなせる柔らかい体質を伝える血を多く持っているので配合次第では本馬のように芝向きの馬も出てくるでしょう。

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