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ミスユニバースが日本で人気が出ない理由とディープインパクト産駒が夏に走らないワケ


皆さんは今年の夏競馬(6月1日〜)におけるディープインパクト産駒の成績を知っていますか?

キングカメハメハと並んで種牡馬リーディングで2強を形成するチャンピオンサイアーは1月1日〜7月12日までの期間に芝で105勝という驚異的な成績を残しています。

これは2位のキングカメハメハ(59勝)、3位のステイゴールド(52勝)を凌ぐダントツの数字です。

当然、夏競馬でもトップだと思いますよね?


ええ、そうです。ディープインパクトは夏競馬になっても芝のリーディング1位を守っています。現在19勝はステイゴールドの18勝を抑える成績です。

ただし、もろもろの数字を見てください。


ディープインパクト産駒
勝率11%
複勝率30%
単勝回収値33
複勝回収値66

出走頭数が多いことで全体の数字が下がっているわけですが、それにしても低いと思いませんか? ちなみに5月のデータを見ると……

勝率15%
複勝率37%
単勝回収値76
複勝回収値97

いかがでしょう? 5月の成績がすべての面で上回っています。特に複勝回収値は30以上開きがある。仮に複勝に1万円をかけたとすると、5月はプラスとはいかなくともほぼ戻ってくる。控除率が25%前後ですから、かなり優秀な回収値といえます。

一方、夏競馬は6600円しか戻ってきません。一つの基準となる75%よりはるかに低い数字になるわけです。

なぜ、チャンピオンサイアーのディープインパクトは夏競馬で成績を落としているのでしょうか?

【次のページへ】ディープインパクトはミスユニバース日本代表?

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反撃の狼煙!ハービンジャー産駒が3歳夏に躍進する3つの理由とは?


社台グループが購入した大物輸入種牡馬として注目を集めたハービンジャー。

凱旋門賞(仏GI/ロンシャン芝2400m)と並び、欧州で最も権威と歴史のある芝の中距離レースであるキングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス(英GI/アスコット芝2400m)をレコードで勝ったという実績を引っさげ、満を持して日本にやってきた。

初年度からエアグルーヴ、ダイワスカーレット、シーザリオといった社台グループが誇る超名牝たちが種付けられた。

しかし、2歳時に勝ち上がる産駒こそ多かったものの、“2勝目の壁”に直面してしまった。勝ち切れない産駒が目立ち、春のクラシックに駒を進められたのはベルーフただ1頭……。巷では早くも“失格の烙印”を押す声も出始めたほどだ。


事実として繁殖牝馬の質を分析して期待値の高さを算出すると、失格の烙印をおされても仕方のない成績だったことは否めない。

ただし、ここに来てハービンジャー産駒が息を吹き返しつつある。6月に入り、勝ち上がる産駒が相次いでいるのだ。

果たしてハービンジャー産駒たちは父の偉大さを証明できるのか? その是非を探っていこう。

3歳馬の6月以降の成績

まずは6月以降の3歳馬たちの成績を見てみよう。

6月以降の芝のレースにおける勝ち鞍を見てみると、ハービンジャーはステイゴールドの11勝に次ぐ8勝を挙げている。ディープインパクト(4勝)やハーツクライ(5勝)といったクラシックホースたちを抑えて2位につけているのだ。


3歳の春には“複数勝利の壁”に苦しめられたが、スワーヴジョージやマッサビエルが3勝目を、ポトマックリバーが2勝目を挙げ、菊花賞への道筋を示した。

徐々に明るい材料が見えてきているわけだ。

【次のページへ】3歳夏になって躍動し始める理由って?

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武豊騎手と社台グループの現在地とは?確執や絶縁説はオカルトだった?

(C)minafl

武豊騎手と社台グループ――。

2000年代前半に全盛期を迎え、数々のGIを勝った両者は一時期、関係が薄れていた。ちまたでは「確執」や「絶縁」と表現されるほど関係が冷え込んでいた。実際、GIや重賞で活躍するレベルの馬が武豊騎手に回ることは極端に少なくなった。

ただし、ここ最近、武豊騎手の復調により両者の関係は徐々に回復している。そのことはデータや騎乗馬の質を見ても、明らかだ。

今回は日本の競馬界を語る上で欠かすことのできない両者の“現在地”を探っていこう。


そもそもなぜ関係が冷え込んだのか?

現在地を探る前に両者の関係性が冷え込んだ原因を振り返ってみよう。

理由は諸説あるが、主な原因と見られているのが以下だ。

1.“アドマイヤムーン事件”

2.武豊騎手の故障と不調

事の発端は2007年。社台系の超大物個人馬主・近藤利一氏の所有馬アドマイヤムーンの騎乗方法を巡って、近藤氏が「乗れないな」と武豊騎手を批判したとされる。


以降、武豊騎手は近藤氏所有の馬に一切乗らなくなった。(※騎乗騎手がランダムで決まるワールドスーパージョッキーズシリーズで一度だけ騎乗しているが、これはオーナーの意向が反映されないため、参考外)

超大物馬主との“絶縁”は社台グループとの関係にも少なくない影響を与えたと考えられる。

さらに武豊騎手は2010年3月の毎日杯でザタイキに騎乗した際、落馬事故によって長期戦線離脱を余儀なくされた。復帰後も本来の騎乗を取り戻せず、大舞台で人気に応えられないレースが相次いだ。

これにより、徐々に騎乗依頼が減っていったと考えられている。

【次のページヘ】武豊騎手の復活と騎乗依頼数の増加を探る!

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ゴールドシップは引退レースを“伝説の有馬記念”にするために壮大な前振りをしたに違いない

(C)masakin0712

はじめに書いておこう。この記事はほぼほぼ、妄想だ。

筆者の頭の中だけで繰り広げられている何の根拠もないストーリーである。

だから事実しか受け入れられない現実主義者の方は今すぐウインドウを閉じていただきたい。きっと、この記事を読む4、5分はアナタの人生にとって無駄な時間になる。映画館に入って10分で「うわ、やべぇ、失敗した」という作品を見続けて面白かったなんてことは、めったにないはずだ。

余談だが僕は某SF映画の世界観に全くついていけず、30分が過ぎたところで「あと1時間くらいだろう、我慢するか」といって見続けた結果、2時間半近くおしりの痛みと格闘する羽目になったことがある。地球を救えた喜びより、おしりの痛さで涙が出た。

皆さんにはそんな経験をしてほしくない。だから最初に引き返す道を提示しよう。さぁ、引き返すんだ。

妄想好きの諸君、あるいは人生の貴重な4、5分を無駄にしようとする果敢な勇者たち、ようこそ、妄想の世界へ。

そんな書き出しをしたが、皆の衆には分かってほしい。競馬というエンターテインメントを見る上で、どれほど妄想することが大事かということを。競馬は妄想のスポーツだ。妄想するからこそ、夢が持てる。夢が持てるからこそ、競馬は面白い。


妄想ができない競馬なんて、必殺技のないドラゴンボールみたいなものだ。かめはめ波もファイナルフラッシュもないドラゴンボールなんて! 確実に面白さ半減だ。キングカメハメハやエイシンフラッシュがいない競馬が楽しくないのと一緒だ(違)。

というわけで今回は宝塚記念で圧倒的な1番人気を裏切ったゴールドシップを主人公として物語を組み立てていこう。僕の脚本によれば、今回の“歴史的事件”は、壮大な物語の“前振り”にすぎない。

【次のページヘ】ゴールドシップは最高のエンターテイナー?

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ダービー馬ワンアンドオンリーは古馬GIで勝てない?宝塚記念惨敗の真相を暴く

(C)sleep

全く見せ場のないダービー馬に、将来への不安を感じざるを得なかった。

6月28日に阪神競馬場で行われた宝塚記念(GI/芝内回り2200m)で4番人気に支持された昨年のダービー馬ワンアンドオンリー(牡4)は、全く見せ場なく11着と惨敗した。

秋の不信を経てドバイシーマクラシックで反撃の狼煙を上げたものの、国内ではまたしても見せ場のないレースに終わった。果たしてワンアンドオンリーは復活できるのか? そのキャリアを振り返ると、“厳しい現実”が見えてくる。


早熟なのか?

昨秋の惨敗や宝塚記念での凡走を受けて巷では「ワンアンドオンリーは早熟」という声が聞かれるようになった。

確かに母系を見ると早熟血統に見えなくもない。近親の皐月賞馬ノーリーズンは神戸新聞杯2着を最後に一度も馬券に絡むことはできなかった。母父タイキシャトル、母母父ダンジグ、母母母乳ミスタープロスペクターはどちらかといえば仕上がりが速いタイプだ。

ただし、父はあのハーツクライである。競走馬時代は4歳の秋に本格化し、有馬記念でディープインパクトを撃破。種牡馬としても同じく古馬になってから本格化して世界ナンバーワンに上り詰めたジャスタウェイを輩出している。成長力に溢れる血統であるため、単なる早熟血統と片付けてしまうのが適切だとは考えづらい。

そうなると、他の理由を探ってみたくなる。

【次のページヘ】原因は昨秋のローテーションにあり?

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