カテゴリー:予想・考察

オークス2018の競馬予想分析…徹底検証!ラッキーライラックが輝く可能性は?

(C)masakin0712

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。アーモンドアイ、ラッキーライラック、マウレア、サトノワルキューレ、リリーノーブル、トーセンブレスらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

1分33秒1のレコード決着となった桜花賞からアーモンドアイ、ラッキーライラック、リリーノーブルなどが出走を予定。また別路線組の中からはフローラSの勝ち馬であるサトノワルキューレや忘れな草賞を制したオールフォーラヴなどがオークスに駒を進めてくる。

その中でも今回、注目するのは昨年の阪神JFを勝った2歳女王のラッキーライラックだ。無敗で挑んだ桜花賞は、アーモンドアイの切れ味に屈し、初となる敗北を喫したものの、ハイペースの中を早め抜け出しの2着はさすがという内容のレースぶりであった。オークスで桜花賞の雪辱に燃えるラッキーライラックに焦点をあてることにする。


焦点① 桜花賞の人気

ラッキーライラックは前走の桜花賞で1.8倍の1番人気に支持されていた。過去の桜花賞で1倍台の人気に支持されて、尚且つ馬券圏内に入線した馬は・・・

・メジロラモーヌ
桜花賞1着⇒オークス1着

・テイエムオーシャン
桜花賞1着⇒オークス3着

・ブエナビスタ
桜花賞1着⇒オークス1着

・ハープスター
桜花賞1着⇒オークス2着

・ソウルスターリング
桜花賞3着⇒オークス1着

・ラッキーライラック
桜花賞2着⇒オークス??着

ご覧の通り、その条件に当てはまるのは全5頭である。次走のオークスで5頭全てが3着以内に好走していることから、ラッキーライラックに関しても好走する可能が極めて高いと断言さえできるデータだろう。

焦点② 前走の内容

【12.3‐10.7‐11.5‐12.1‐12.1‐11.5‐11.3‐11.6】

上記は今年の桜花賞で計時されたラップタイム。ご覧いただければ分かるように、前半の3Fが34.5秒と過去の桜花賞と比べてもかなり速いレースの中を3番手で追走したのが、ラッキーライラックである。

勿論、アーモンドアイの差し脚は素晴らしいといえるのだが、ラッキーライラックはハイペースを自ら先行して2着に粘り込んでおり、レース内容としては非常に濃いものであった。

オークスが行われる東京競馬場の2400mは、瞬発力の比重が高くなりがちなコースではあるものの、競争馬としての総合力が求められるコースともいえる。瞬発力に加えて、自在性を兼ね備えるラッキーライラックにとってコース替わりは歓迎といえる。

アーモンドアイ同様に他馬を圧倒する瞬発力で2014年の桜花賞を制したハープスターが、次走のオークスで早め抜け出したヌーヴォレコルトを捉えきれず敗れている。ラッキーライラックがそのようなプランを思い描いていても可笑しくない。

焦点③ 関係者

デビューからラッキーライラックの手綱を握る石橋脩騎手の活躍が凄まじい。自己最高となる67勝を挙げた昨年の成績を超える活躍を今年度も続けており、今年は既に26勝を挙げている。その勢いに乗じて石橋脩騎手にとって初となるクラシックジョッキーの称号を掴みたいはずだ。

また10月7日に行われる凱旋門賞に登録を済ませているラッキーライラックだけに、管理する松永幹夫調教師としても恥ずかしい競馬を披露することはできない。厩舎設立以降、未だ獲得に至っていないクラシックの称号をここでと意気込み高くしていることだろう。騎手・厩舎・馬主とラッキーライラックを支える周りの環境が一丸となってラッキーライラックを後押ししている。

まとめ

ラッキーライラックを多方面から紐解くと好走確率は高いといえそうだが、競馬において絶対が存在しないとも事実である。GIレースを勝つ馬は、競争能力は勿論のこと、少なからず運も持ち合わせていないといけない。ラッキーライラックに競馬の神様がほほ笑むことを祈りながら、今週末の競馬を心待ちにしていて欲しい。



オークス2018の競馬予想データ分析…4つの消しで好走率約7割、回収率250超

(C)masakin0712

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。アーモンドアイ、ラッキーライラック、サトノワルキューレ、リリーノーブル、マウレア、トーセンブレス、カンタービレ、ゴージャスランチらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

イギリスのオークスにならってスタートした日本のオークス(優駿牝馬)は今年で79回目を迎える。

 

配当傾向を過去10年で見てみると、三連単は10回中8回で万馬券決着となってはいるが、桜花賞組が活躍しやすいということで予想が組み立てやすい影響もあってか、単勝で1,000円以上の配当となったのは2011年と2013年の2回のみとなっている。2018年はどのような決着となるのか。

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップして紹介する。人気、血統、枠順、ローテーションなど、予想のポイントになりそうなデータとは?(対象データ:2008年~2017年に行われたオークス)


ポイント1 極端な人気薄は消し!

上記でも触れたように三連単では万馬券となることが多くても単勝10倍未満の上位人気馬が優勝することが多いのがオークスの特徴となっている。その結果を反映するかのように、人気別に集計した場合、単勝二桁人気になるような馬の成績は奮わない。

人気着別度数
10-18人気0- 1- 0- 87/ 88
人気勝率複勝率単回値複回値
10-18人気0.0%1.1%011

過去10年の結果から見ると、馬券圏内に入ってきた馬は2008年に単勝13番人気で2着に入ったエフティマイアのみとなっていて基本的には消しと判定していいだろう。

※以降、9番人気以内を対象に集計

ポイント2 父・ロイヤルチャージャー系以外は消し!

血統からポイントを探すと父・ロイヤルチャージャー系のみが活躍しているといっても過言ではない。ディープインパクトやゼンノロブロイ、ハーツクライに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言えるロイヤルチャージャー系の成績は、クラシックで活躍するようなマイルから中距離で特に目立ちオークスも絶好の舞台と言える。

父系統着別度数
ロイヤルチャージャー系以外3- 3- 2-19/ 27
父系統勝率複勝率単回値複回値
ロイヤルチャージャー系11.1%29.6%5292

昨年2017年こそニアークティック系種牡馬であるフランケル産駒のソウルスターリングが優勝したが、その前2011年から2016年までは6年連続ロイヤルチャージャー系種牡馬産駒が勝利している(そのうち3回はディープインパクト産駒)。

ポイント3 母父・ニアークティック系以外は消し!

今回は血統からもう1つポイントを探すと母父・ニアークティック系の出走馬が好成績を残していることがわかる。ニアークティック系といえば、どちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野であるが、オークスでは中距離適性が反映されて活躍できている。

母父系統着別度数
ニアークティック系以外3- 3- 7-44/ 57
母父系統勝率複勝率単回値複回値
ニアークティック系以外5.3%22.8%7168

過去10年間で2008年を除く直近9年で母父ニアークティック系の馬が必ず1頭は馬券圏内に入っていて、2009年は1着ブエナビスタ、2着レッドディザイア、3着ジェルミナルとすべて母父ニアークティック系の馬となった。

ポイント4 ノーザンファーム・社台ファーム生産馬以外は消し!

最後に馬産地について注目をすると、3歳牝馬3冠レースこそ社台グループが最も本領を発揮する条件といえ、中小の個人牧場など社台グループ以外の生産馬が馬券圏内に食い込んでくるのはなかなか難しい。

生産牧場着別度数
ノーザン・社台ファーム以外1- 1- 3-32/37
生産牧場勝率複勝率単回値複回値
ノーザン・社台ファーム以外2.7%13.5%7758

社台グループは元々クラシックレースで勝てる馬を育成できるように生産を続けている傾向があるので、それ以外の牧場が食い込める可能性はダート路線や短距離路線に比べるとどうしても低くなり、社台グループ以外の馬は思い切って消しと判断していいだろう。

まとめ 消しデータを取り除くと?

では、ここまで挙げてきた消しデータを取り除くと、どのような成績になるのだろうか?

着別度数
7- 4- 2- 6/19
勝率複勝率単回値複回値
36.8%68.4%350157

なんと、好走率は約7割、回収率も250%超を弾き出し極めて優秀な成績となった。

今年はこのデータに該当する馬を軸に添えてみても、いいかもしれない。


平安S2018の競馬予想分析、結果発表!回収率140超のデータ該当馬は?

(C)だわさの写真館

2018年5月19日、京都競馬場で平安S(GⅢ/ダート1900m)が行われる。テイエムジンソク、グレイトパール、ミツバ、サンライズソア、コスモカナディアン、クインズサターン、トップディーヴォ、ナムラアラシらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

元々は中央競馬の1年間で最初のGⅠとなる2月のフェブラリーSへ向けての関西の重要なステップレースとして1994年から重賞となったレースが平安Sだ。

その後、2013年に年間の開催カレンダーが見直された際にそれまで5月に中京競馬場で行われていた東海Sと入れ替わる形で平安Sが5月に行われるようになり、春シーズンのダート路線における大一番、帝王賞に向けてのステップレースとして位置づけられた。

ステップレースではあるものの、2013年の平安S勝馬ニホンピロアワーズが帝王賞で2着となった以外、平安Sの勝馬は帝王賞では好走できていない(昨年2017年平安S勝馬グレイトパールは骨折のため帝王賞未出走)。

ただし、昨年の帝王賞では平安Sで5着だったケイティブレイブが勝利を飾り、平安Sで2着だったクリソライトが帝王賞でも2着という結果になっている。

 

開催に際し、競馬TIMES編集部では予想の参考になりそうなデータをいくつかピックアップした。では、人気、血統、枠順、ローテーションなどから導き出したデータに合致するのはどの馬なのか?

5つの消しフィルターを通したとき、残る馬を探っていくことにしよう。(対象データ:2013年~2017年に行われた平安S)


消しデータまとめ

今回、ピックアップしたデータは以下だ。

ポイント1 極端な人気薄は消し!
ポイント2 母父・ニアークティック系・ネイティブダンサー系以外は消し!
ポイント3 4歳馬は消し!
ポイント4 前走上がり3F1位は消し!
ポイント5 前走逃げ・後方馬は消し!

※詳細は過去の記事を参照

一つずつ、見ていくことにしよう。

ポイント1 極端な人気薄は消し!

平安Sだけでなく、地方交流重賞も含めたダート重賞では人気も実力も兼ね備えた馬が活躍することが多い。ただし、三連単の配当で万馬券となる年が多いことを考慮すると、上位人気馬が人気実力共に拮抗している中での結果と考えられる。したがって、人気別に集計した場合、単勝9番人気以下になるような馬の成績は奮わない。

馬名人気予想オッズ
アスカノロマン989.6
クイーンマンボ521.6
クインズサターン630.1
クリノスターオー10118.4
グレイトパール11.8
コスモカナディアン875.9
サンマルデューク15320.7
サンライズソア36.9
テイエムジンソク22.5
トップディーヴォ12180.8
ナムラアラシ730.5
プリンシアコメータ14296.8
マイティティー16641.4
ミツバ412.4
メイショウウタゲ13265.1
メイショウスミトモ11139.0

人気薄・単勝9番人気以下の出走馬は……

アスカノロマン
クリノスターオー
サンマルデューク
トップディーヴォ
プリンシアコメータ
マイティティー
メイショウウタゲ
メイショウスミトモ

まずはこの馬たちが消える。

ポイント2 母父・ニアークティック系・ネイティブダンサー系以外は消し!

血統からポイントを探すと母父・ニアークティック系・ネイティブダンサー系以外の出走馬の成績が奮わない。ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドだが、「ダート」「中距離」が得意条件、また、ジェイドロバリーやエルコンドルパサーなどの母父・ネイティブダンサー系も「中距離」適正が高いことから、平安Sでは結果を残せている。

馬名母父・血統分類
アスカノロマンニアークティック系
クイーンマンボロイヤルチャージャー系
クインズサターンニアークティック系
クリノスターオーネイティヴダンサー系
グレイトパールニアークティック系
コスモカナディアンナスルーラ系
サンマルデュークロイヤルチャージャー系
サンライズソアロイヤルチャージャー系
テイエムジンソクネイティヴダンサー系
トップディーヴォニアークティック系
ナムラアラシネイティヴダンサー系
プリンシアコメータニアークティック系
マイティティーニアークティック系
ミツバニアークティック系
メイショウウタゲロイヤルチャージャー系
メイショウスミトモニアークティック系

母父・ニアークティック系・ネイティブダンサー系以外の馬は……

クイーンマンボ
コスモカナディアン
サンマルデューク
サンライズソア
メイショウウタゲ

ここではこの馬たちが消える。


ポイント3 4歳馬は消し!

年齢別で集計すると古馬となったばかりの4歳馬の不振が目立つ。ダート路線では古馬になっても長い間活躍したり、5歳以降に本格化することも芝路線に比べると多いことが5歳馬や6歳馬が活躍できている主な要因であると考えられる。

馬名馬齢
アスカノロマン7
クイーンマンボ4
クインズサターン5
クリノスターオー8
グレイトパール5
コスモカナディアン5
サンマルデューク9
サンライズソア4
テイエムジンソク6
トップディーヴォ6
ナムラアラシ5
プリンシアコメータ5
マイティティー6
ミツバ6
メイショウウタゲ7
メイショウスミトモ7

4歳馬は……

クイーンマンボ
サンライズソア

ここではこの馬たちが消える。

ポイント4 前走上がり3F1位は消し!

ダート戦のレースだと芝と異なり上がり勝負になることは多いとは言えず、平安Sでは前走で最後の600m/上がり3Fが1位だった馬が結果を残せない傾向にある。

馬名前走上がり3F順位
アスカノロマン14
クイーンマンボ
クインズサターン1
クリノスターオー
グレイトパール1
コスモカナディアン14
サンマルデューク1
サンライズソア14
テイエムジンソク12
トップディーヴォ3
ナムラアラシ3
プリンシアコメータ
マイティティー6
ミツバ6
メイショウウタゲ7
メイショウスミトモ6

前走上がり3F1位の馬は……

クインズサターン
グレイトパール
サンマルデューク
ここではこの馬たちが消える。

ポイント5 前走逃げ・後方馬は消し!

最後に前走の脚質からポイントを探ると前走で逃げや後方などの極端な戦法を取った馬は平安Sでは活躍できない傾向にある。京都競馬場ダート1900mは特殊なコースと言えることから騎手の駆け引きも重要な要素となるが、逃げ馬をじっくり見ることができる先行や中団からレースを進められる馬が好走できていることがわかる。

馬名前走脚質
アスカノロマン中団
クイーンマンボ先行
クインズサターン後方
クリノスターオー中団
グレイトパール先行
コスモカナディアン中団
サンマルデューク後方
サンライズソア中団
テイエムジンソク先行
トップディーヴォ後方
ナムラアラシ後方
プリンシアコメータ先行
マイティティー後方
ミツバ先行
メイショウウタゲ中団
メイショウスミトモ後方

前走逃げ馬・後方待機馬は……

クインズサターン
サンマルデューク
トップディーヴォ
ナムラアラシ
マイティティー
メイショウスミトモ


ここではこの馬たちが消える。

残った激走馬候補とは?

さて、ではいくつかの消しフィルターをくぐり抜け、ここまで残った馬はいるのだろうか? それは……

テイエムジンソク
ミツバ

今回の激走馬候補は2頭。

馬券の軸にするもよし、相手に加えるもよし。どんな扱いにするにせよ、気にかけてみるのがいいのではないだろうか。


日本ダービー2018の競馬予想分析…出走予定馬診断/トライアル組編

(C)MAZIMICKEY

2018年5月27日、東京競馬場で東京優駿・日本ダービー(GI/芝2400m)が行われる。ダノンプレミアム、エポカドーロ、ゴーフォザサミット、ブラストワンピース、ワグネリアンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では1週前より2回に分けて暫定的な出走馬紹介を行っていく。皐月賞出走組とそれ以外のローテーションから挑む組について、それぞれご紹介したい。

今回は、皐月賞に出走しなかった組をローテーション別に紹介していくことにしよう。日本ダービーで騎乗予定の騎手も合わせて紹介する。


日程・概要

2018年 5月27日(日) 2回東京12日目 21頭 [仮想出馬表]
【10R】  第85回東京優駿 (馬連5%UP/予定) 
3歳・オープン・G1(定量)(牡・牝)(国際)(指定) 芝2400m (C)

出走予定馬・登録馬

弥生賞 1着 ダノンプレミアム(川田将雅)

昨年の朝日杯FSを完勝、年明けの弥生賞では距離不安も囁かれる中後続を全くもって寄せ付けない圧勝劇。当然、皐月賞では圧倒的な人気が予想された同馬であるが、まさかの挫跖で直前回避となった。

今回はさらに400mの距離延長、挫跖の回復から乗り出すのに若干順調さを欠いた点など気になる要素はある。しかし、ここまで無敗の4戦はそのトップスピードと持続力の高さで他馬を寄せ付けていない。先行して早い上がりを繰り出せるタイプであり、ダービー週の東京競馬場は良馬場ならこの馬向きの馬場になりそう。ポテンシャルで他馬を抑え込む可能性は十分だ。

京都新聞杯 1着 ステイフーリッシュ(横山典弘)

新馬戦を制したあとキャリア1戦で挑んだホープフルSで3着と健闘。期待された次戦の共同通信杯では全くいいところがなかったが、間隔を開けて立て直された前走の京都新聞杯では果敢な先行策で一変を見せて完勝。

デビューからポテンシャルの高さは示していたが、じっくりと成長を待って立て直した矢作調教師の手腕が光った。ステイゴールド産駒らしい成長力もある。ここにきて横山典弘を手配しまさに虎視眈々という印象で、一発があっても不思議ではない。

京都新聞杯 2着 アドマイヤアルバ(未定)

デビューから勝ち上がりまでに時間を要したが、まさに相手なりに走るタイプで前走の京都新聞杯もソツのないレースで2着。馬券圏内を外していない安定感は買えるが、今回は流石に相手が強いか。ハーツクライ産駒らしくこれからの馬といった印象もあり、長い目で見たい1頭。

青葉賞 1着 ゴーフォザサミット(蛯名正義)

蛯名騎手悲願のダービー制覇に向けて、青葉賞は渾身の騎乗で出走権を確保した。田辺騎手から乗り代わって結果を出したように、蛯名騎手の強気の仕掛けと手が合っている印象だ。

勝ちタイムは馬場差を考えても悪くない部類であり、派手さはないが十分に通用する余地はありそう。青葉賞からのローテーションでダービー馬が出ていないのは気になるが、元来このローテーションにこだわっていたのは他でもない藤沢調教師。ダービートレーナーとなった今、渾身の仕上げで蛯名騎手の悲願を達成したいところ。

青葉賞 2着 エタリオウ(H.ボウマン)

青葉賞は権利取りを意識する早めの仕掛けでなんとか2着に粘りきった。ちょっとローテーション的にお釣りがないような気もするが、馬自体は強い相手でも食らいつくステイゴールド産駒らしい面もあり、全くノーマークにするには鞍上込みで不気味な存在だ。

プリンシパルS 1着 コズミックフォース(石橋脩)

他のトライアルに比べると若干レベルが低い印象は否めない今年のプリンシパルS。同馬は非常にパワフルな馬体でこれから走ってくるのは間違いないだろうが、ダービーの高速決着となるとキレ不足かもしれない。


毎日杯 1着 ブラストワンピース(池添謙一)

人気を集めそうな無敗馬である。新馬戦もそうだが、2戦目のゆりかもめ賞の上がり3Fが馬場を考えれば既にGⅠレベルのそれであり、東京2400mで完勝したという事実からダービー候補の呼び声高い存在となった。

さらに前走の毎日杯では懸念されていたスピード面、テンに行けない点どちらもクリアす――先行してイン(ラチ沿い)から一気に抜け出すという圧巻の内容で完勝。後続とは着差以上の差があったように見えた。

その2着に下したギベオンが次走のNHKマイルカップで2着と好走しており、レースレベルも決して低くはなかっただけに、この馬の評価はさらに上向いた。気になるのは皐月賞組とダノンプレミアムとの力関係だけだろうが、近走のインパクトはメンバーでも随一。鞍上も勝負強く距離コース共に不安がないことから、好勝負は必至だろう。

兵庫CS 1着 テーオーエナジー(藤岡康太)

芝経験のないダート馬の出走と言うとサクセスブロッケン(17着大敗)などいい印象がない。クラフティプロスペクターの肌にカネヒキリという配合で、血統的にも芝では厳しそうだ。走り自体は伸びのあるタイプで、芝がまったくダメということはなさそうだが。ここを使ってスピード慣れした上で、JDDあたりで狙いたい。


オークス2018の競馬予想分析…下剋上?オールフォーラヴを推せる三要素

(C)tr_qasysh15

下剋上なるか――。

2018年5月20日、東京競馬場でオークス(GⅠ/芝2400m)が行われる。桜花賞組では鬼脚を披露して勝利したアーモンドアイ、横綱相撲をしながら2着に終わったラッキーライラックなどが出走を予定する。他にもフローラステークスの勝ち馬サトノワルキューレやランドネも出るが、中でも注目はオールフォーラヴだ。

オールフォーラヴの前走は忘れな草賞だったが、前半1000メートルが58秒9と隊列が縦長になったところで中団に位置し、3コーナーから4コーナーにかけてポジションを上げて先頭に躍り出ると、後続からの追撃をハナ差交わして勝利した。上がりタイムを見てもかなりしんどい競馬だったことは否めないが、ここで賞金を加算してオークスへ直行できたのは非常に大きい。

今回はアーモンドアイとラッキーライラックの2強、リベンジマッチの様相を呈している。そうなるとこれまでアーモンドアイやラッキーライラックと戦ってきた馬はノーチャンスに近いと言っても過言ではない。別路線組、その中でもタフな競馬を勝ち上がってきたオールフォーラヴの下剋上の可能性は高い。


要素① 忘れな草賞のレベルと実績

今回の忘れな草賞の勝ちタイムは2分0秒5である。このタイムは1986年以降33回行われてきた中でも2位に入る好タイムだ。高いレベルで行われたレースであることは間違いない。しかも、今年忘れな草賞に出走した馬の中にはスイートピーステークス勝利のランドネ、3着のゴージャスランチも出走していた。レースの質、中身という点でも確かなものがある。

しかも、オークスを考える際に忘れな草賞の勝ち馬がオークスで健闘している事実にも目を向けたい。2015年の覇者ミッキークイーン、2011年にはエリンコート、1998年のエリモエクセル、1994年のチョウカイキャロルは忘れな草賞を制し、オークスへ直行して優勝した。しかも人気にあまりならずに勝利をしている。基本的には桜花賞組が強いが、忘れな草賞を勝利し、しかもレベルの高い競馬だったオールフォーラヴの評価は自然と上がる。

要素② オークス向きの脚質

オークスでは上がり3ハロンのタイムが1位の馬が好走しやすく、後方に位置しても届く可能性が高い。アーモンドアイには願ってもない環境だが、それと同じほど好走しやすいのが前目で粘り、上がり3ハロンのタイムが3番目か4番目程度をマークするケースだ。逃げ粘るのは難しいが、その後ろを追走した馬がどうにか残すというケースは多い。

オールフォーラヴは過去3戦でいずれも上がり3ハロンのタイムが3位となっている。しかも前目につけられ、忘れな草賞では途中7番手で推移したが、4コーナーでは3番手まで押し上げている。この乗り方で前に行き、粘りこみを図る形になればチャンスだ。鞍上は和田竜二騎手を予定しておりテン乗りではあるが、去年はモズカッチャンでまさに同じような競馬をして2着に入った。テン乗りでもそのあたりは大丈夫だ。

要素③ 重馬場歓迎

週間天気を見ると、今週土曜に東京地方は雨が予想されている。ヴィクトリアマイルでも雨によってやや重となったが、どの程度の雨になるかは想像がつかない。多少時計がかかるのか、重い馬場になるのかはわからないが、少なくとも雨が降ることはオールフォーラヴにとってはプラスに働く。そもそもオールフォーラヴの上がり3ハロンのタイムは35秒1が最高である。かかってもらった方が歓迎だ。

血統面ではオールフォーラヴの母レディアルバローザが重馬場に強かった。2012年の中山牝馬ステークスでは重馬場で勝利を収めている。距離適性で言えば2400メートルは微妙なところだが、父ディープインパクトは距離不問、そこまで気にしなくていいだろう。血統的にも重馬場歓迎、末脚のことを考えても重馬場の方が好都合だ。もちろん晴れてもうまくペースが流れればチャンスは大きい。

まとめ

アーモンドアイとラッキーライラックの2強ムードとなり、馬券はここから売れていくことは間違いない。しかも桜花賞組やフローラステークス組にも注目が集まるとなればその陰にオールフォーラヴが隠れる可能性が高い。そうなれば馬券的にもレース的にもチャンスは大きくなる。

今回騎乗予定の和田竜二騎手はデビューから20年以上を経過してキャリアハイを記録した。収得賞金は20億円を超えたが、これは年間全勝を達成したテイエムオペラオーにすべて騎乗した2000年の収得賞金を超えている。100勝間近までいくなど、ここに来て成長を見せている。ただGⅠ勝利はテイエムオペラオー以来マークしていない。藤岡佑介騎手、幸英明騎手と2週続けて関西の中堅ベテランがGⅠを勝利している。この流れに和田竜二騎手も続きたい。オールフォーラヴが下剋上を成し遂げる可能性は十分ある。


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