カテゴリー:回顧

ペルソナリテの血統や将来性は?ダリア賞1着馬を徹底検証


8月8日に新潟競馬場で行われた2歳OPのダリア賞(芝内回り1400m)でステイゴールド産駒のペルソナリテ(牝2)が1着となった。

新馬戦を勝って2番人気に支持された2歳牝馬は道中で中団につけると、直線に入ってから加速を開始。上がり2位の末脚を使ってライバルたちを抜き去った。

ペルソナリテの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。


血統評価は?

ペルソナリテは父ステイゴールド、母マイネアルデュール、その父アドマイヤコジーンという血統。

母のマイネアルデュールは短距離で3勝、母母のコスモハーティネスはダート短距離で1勝と、強調できる実績がない。近親を見ても活躍馬がいないため、母系のスケール感という意味では疑問符がつく。

ただし、ステイゴールドの大物たちと共通する点がある。

母母のコスモハーティネスはタイトスポットを父に持っている。タイトスポットとステイゴールドといえば、思い出されるのはナカヤマフェスタだ。宝塚記念を勝ち、凱旋門賞で2着になったナカヤマフェスタは母父がタイトスポット。

また、天皇賞春連覇を達成したフェノーメノは母父デインヒルで、その母父がタイトスポットと同じリボー系のHis Majestyという血統をしている。(※His Majestyはタイトスポットの父でもある)

母系にリボーの血が流れるステイゴールド産駒は大物になる可能性を秘めているというわけだ。

そういう意味ではペルソナリテの将来が注目される。

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メイショウスザンナの血統や今後は?クイーンステークス1着馬を徹底検証

(C)arima0208

2日に札幌競馬場で行われたクイーンS(GⅢ)は、6歳馬メイショウスザンナが出走メンバー中唯一のGⅠホース・レッドリヴェールをゴール前で捕え、初の重賞タイトルを手にした。一時は1200mを使われ準オープンを勝利するなどしたが、中距離路線に矛先を戻し、うれしい重賞制覇。

メイショウスザンナの血統はどのようなものだろうか。徹底分析を行っていこう。


血統評価は?

メイショウスザンナは父アグネスデジタル、母グリーンオリーヴ、その父サンデーサイレンスという血統。アグネスデジタルはJRA重賞通算10勝目で、芝重賞は6勝目。同じ札幌競馬場では、09年にグランプリエンゼルが函館スプリントS(09年は札幌開催)を、ヤマニンキングリーが札幌記念をそれぞれ制している。

メイショウスザンナはこれで一周の1800mコース重賞では、12年中山のフラワーC、今年の福島牝馬S、そして今回のクイーンSと3戦して(1-1-1-0)と、全て馬券圏内を確保しており、この条件はベストといえるだろう。また、中山の重馬場や、今回の洋芝で好走しているように、高速馬場よりも時計の掛る馬場がベター。今年の札幌芝は、開幕前にエアレーション作業が施されているが、それによる馬場軟化の影響が大きいのはまだ馬場が踏み固められていない開幕週。これに起因する柔らかい馬場も激走の要因の一つといえるかもしれない。

秋はどのようなローテーションを歩むのか注目されるが、今回の勝ち時計が同日の500万条件戦よりも0.6秒遅いなどその内容には疑問符がつく。また、秋の牝馬路線でいえば府中牝馬Sもエリザベス女王杯も、彼女が得意とする今回のようなコース形態とはまったく違うコース。厳しい戦いが予想される。しかし、3歳春には牝馬クラシック路線に乗り、桜花賞5着などの実績がある馬。気性面の難しさはあるものの、6歳にしてのさらなる飛躍を期待したい。

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ベルカントの血統や将来性は?アイビスサマーダッシュ1着馬を徹底検証

(C)minafl

2日に新潟競馬場で行われたGⅢ・アイビスサマーダッシュ(芝直線1000m)は、好ダッシュから外ラチ沿いを確保したベルカントが、抜群の手応えのまま持ち前のスピードを見せつけ圧勝。ここ最近は凡走続きだったが、3歳春のフィリーズレビュー以来の重賞3勝目を挙げ、再び軌道に乗れるかどうか。

ベルカントの血統はどのようなものなのか、徹底分析を行っていく。


血統評価は?

ベルカントは父サクラバクシンオー、母セレブラール、その父ボストンハーバーという血統。サクラバクシンオー産駒の当レース制覇は、08年と09年と連覇したカノヤザクラに続いて3度目。サクラバクシンオーは直線1000mコースに相性のよい血統で、父としてはコースが出来て以降全種牡馬中最多の33勝を挙げている(そのうち牝馬が20勝)。

さらに、母父のボストンハーバーもコースに相性の良い血統で、今回を含めて通算(4-1-1-9)。こちらも内3勝を牝馬が挙げている。母セレブラールも1200m戦で4連対したスプリンターだった。距離の融通性が比較的利きやすい2~3歳時には1400m重賞を2勝したが、古馬になった今は純然たるスプリンター。もともと高いスピード能力を持つ彼女にとって距離短縮はプラスで、血統も千直向きであったことが勝因だろう。

次走は北九州記念の予定だが、このレースはほとんどの年が差し決着になるレース。下りスタートの小倉1200mにハイレベルなメンバーが集うため、自ずと先行争いが激しくなるためだ。実際1200m戦になってからの9年、馬券に絡んだ27頭中11頭が4角の通過順が8番手以降だった。逃げあるいは先行脚質のベルカントにとって、いい材料とは言えないだろう。

また、アイビスSDに出走したのちに北九州記念に出走した馬は(2-0-3-42)で、アイビスSDを勝利後、次走で北九州記念に出走した馬は(0-0-2-3)。1000m戦のあとの、スタミナも要求される1200m戦とあって決していい成績とはいえない。久々の勝利で復活の狼煙をあげたベルカントだが、果たして小倉の地で待ち受ける試練を乗り越えられるだろうか。

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アストラエンブレムの血統や将来性は?素質馬のパフォーマンスは重賞級か

(C)Y.Noda

また楽しみな若駒が誕生した。

8月2日に新潟競馬場で行われた2歳未勝利(芝1600m)でダイワメジャー産駒のアストラエンブレム(牡2)が初勝利を挙げた。

道中で後方に待機すると、コーナーで徐々に進出を開始。直線では大外に出すと鋭い末脚を披露し、差しきり勝ちを収めた。

アストラエンブレムの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 徹底的に検証していこう。


血統評価は?

アストラエンブレムは父ダイワメジャー、母ブラックエンブレム、その父ウォーエンブレムという血統。

ブラックエンブレムはご存知の通り、秋華賞を勝ったクラシックホースだ。繁殖牝馬としては札幌2歳ステークス勝ちのブライトエンブレムを輩出している。2つ上の兄テスタメント(父ディープインパクト)にしても準オープンにいて、上のレベルで戦える血統背景を持っている。

父がダイワメジャーの分、兄達よりスピード色が濃い。将来的にはマイル以下で活躍していく可能性が高いだろう。

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ワントゥワンの血統や将来性は?母ワンカラットでハープスターと同配合の素質馬の課題


7月25日に中京競馬場で行われた新馬戦(芝1400m)でディープインパクト産駒のワントゥワン(牝2)がデビュー勝ちを飾った。

道中4、5番手で競馬を進めると、直線では外に持ち出して一気に加速。追いすがる内の各馬を置き去りにし、2馬身半差の圧勝劇を演じた。

ワントゥワンの血統や将来性はどういったものなのだろうか? 検証していこう。


血統評価は?

ワントゥワンは父ディープインパクト、母ワンカラット、その父ファルブラヴという血統。

ワンカラットはフィリーズレビューやキーンランドカップなど、短距離重賞を4勝したスプリンターだ。GIにはあと一歩届かなかったが、桜花賞4着、スプリンターズステークス5着などの実績がある。

ディープインパクトといえばスピードを補完してくれるスピード型の牝馬と相性が良い。母父ファルブラヴといえば桜花賞馬ハープスターと同じ配合である。ファルブラヴ自身は欧州の中距離GI馬だが、種牡馬としてはマイル以下で活躍する馬を多く出している。だからディープインパクトと配合しても重くなりすぎず、活躍馬を出しているのだ。

また、4分の3同血のベアトリッツ(ワンカラットの半妹)は3勝を挙げている。近親で母と兄弟のサンシャインはオープン馬。多くの活躍馬が出ている血統であるため、ワントゥワンも重賞戦線で活躍できるスケール感があると判断していいだろう。

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