カテゴリー:予想・考察・回顧

ユニコーンS2018の競馬予想データ分析…4つの注目点から浮上する激走馬は?

(C)MAZIMICKEY

2018年6月17日、東京競馬場でユニコーンS(GⅢ/ダート1600m)が行われる。ルヴァンスレーヴ、ハヤブサマカオー、グリム、ハーベストムーン、バイラ、リョーノテソーロらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

ダート競走体系の整備の一環として3歳限定初のダート重賞として新設されたのがユニコーンSで、1996年9月に中山競馬場で第1回が開催された。

配当傾向を過去10年で見てみると、単勝4番人気以下の馬が勝利したことは1度もなく、1番人気は4勝しているものの5連敗中、2番人気は3勝で3連勝中、3番人気が3勝となっている。

また、三連単は万馬券にならなかった年が3回ある一方で、2014年と2015年は10万円を超える配当となっていて傾向を読みづらいレースになっている。2018年はどのような決着となるのか。

今回は過去10年のユニコーンSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく。


過去10年の該当馬(2008年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20152ノボバカラ
20143バンズーム
20133サウンドトゥルー
20133ケイアイレオーネ
20123タイセイシュバリエ
20103サンライズクォリア
20083アポロドルチェ

注目点① 人気薄を狙うなら単勝6番人気から9番人気を中心に

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10年で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が7頭と3割に満たない結果となっていて上位人気馬が勝利していることを裏付ける結果となっている。

しかも、過去10年の内2頭がリストアップされる年が1回しかなく、1頭も該当していない年が4回もあり人気薄を検討する際には慎重にならなければいけない結果であることがユニコーンSの大きな特徴となっている。

また、今回の該当馬を人気別に見ると、高配当になる場合の人気にはそれほど気にする必要がないことがわかるが、単勝10番人気以下の極端な人気薄を狙うのが得策ではないことがわかる。

人気別集計 ユニコーンS 過去10年

人気着別度数勝率複勝率
1番人気4- 3- 0- 3/ 1040.0%70.0%
2番人気3- 3- 1- 3/ 1030.0%70.0%
3番人気3- 1- 4- 2/ 1030.0%80.0%
4番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
5番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
6番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
7番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
8番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
9番人気0- 1- 0- 9/ 100.0%10.0%
10番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
11番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
12番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
13番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
14番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
15番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 9/ 90.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2015ノボバカラ963.8
2014バンズーム725.9
2013サウンドトゥルー830.5
2013ケイアイレオーネ1195.3
2012タイセイシュバリエ826
2010サンライズクォリア627.9
2008アポロドルチェ622.5

注目点② 父・ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中5頭がロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となっている。

ロイヤルチャージャー系といえば、ディープインパクトやゴールドアリュール、アグネスタキオンに代表されるように現在の日本種牡馬界の王道とも言える血統であり、距離適性的にユニコーンSに適している血統と言うことができる。

また、ニアークティック系といえば現在の代表種牡馬はトランセンドで、どちらかと言うと「ダート」「中距離」が得意分野でユニコーンSはまさに得意ということができる。

種牡馬系統別集計 ユニコーンS 過去10年

種牡馬系統着別度数勝率複勝率
ロイヤルチャージャー系7- 3- 5-40/5512.7%27.3%
ネイティヴダンサー系2- 3- 1-44/504.0%12.0%
ナスルーラ系1- 1- 0-19/214.8%9.5%
ニアークティック系0- 3- 4-23/300.0%23.3%
マンノウォー系0- 0- 1- 0/ 10.0%100.0%
その他のエクリプス系0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順

馬名父系統種牡馬
ノボバカラロイヤルチャージャー系アドマイヤオーラ
バンズームロイヤルチャージャー系シンボリクリスエス
サウンドトゥルーニアークティック系フレンチデピュティ
ケイアイレオーネニアークティック系Henny Hughes
タイセイシュバリエニアークティック系クロフネ
サンライズクォリアネイティヴダンサー系キングカメハメハ
アポロドルチェマンノウォー系Officer

注目点③ 母父も父同様ロイヤルチャージャー系かニアークティック系に注目

今回は血統面から注目点をもう一つあげると過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った7頭中6頭の母父馬が父馬同様ロイヤルチャージャー系かニアークティック系種牡馬となった。

理由は父馬の時と同様であるが、東京競馬場のダート1600mで行われる3歳限定の重賞というレース条件が母父ロイヤルチャージャー系やニアークティック系に最も適している血統と言うことができる。

母父馬系統別集計 ユニコーンS 過去10年

母父馬系統別着別度数勝率複勝率
ネイティヴダンサー系5- 4- 3-38/5010.0%24.0%
ニアークティック系4- 4- 4-42/547.4%22.2%
ロイヤルチャージャー系1- 1- 4-26/323.1%18.8%
ナスルーラ系0- 1- 0-14/150.0%6.7%
マンノウォー系0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
その他のエクリプス系0- 0- 0- 3/ 30.0%0.0%
トゥルビヨン系0- 0- 0- 2/ 20.0%0.0%

集計期間:2008年 ~ 2017年
ソート:着別度数順


馬名母父系統種牡馬
ノボバカラニアークティック系フレンチデピュティ
バンズームロイヤルチャージャー系サンデーサイレンス
サウンドトゥルーロイヤルチャージャー系フジキセキ
ケイアイレオーネネイティヴダンサー系Marquetry
タイセイシュバリエロイヤルチャージャー系サンデーサイレンス
サンライズクォリアニアークティック系ノーザンテースト
アポロドルチェニアークティック系Summer Squall

注目点④ 前走も上位人気(単勝4番人気以内)

最後に前走の人気に注目したとき、今回の該当馬7頭中5頭が前走でも単勝4番人気以内と上位人気となっている。

3歳限定戦においては勝ち抜き戦の様相が強いこともあり、ユニコーンSでは他馬との比較で人気を落としていても前走では実力を認められて上位人気となっていた馬が、前評判を覆した場合に好走できたことを示している。

前走人気別集計 ユニコーンS 過去10年

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気4- 4- 2- 17/ 2714.8%37.0%
前走2人気2- 1- 2- 15/ 2010.0%25.0%
前走3人気2- 1- 3- 16/ 229.1%27.3%
前走4人気0- 2- 0- 10/ 120.0%16.7%
前走5人気2- 0- 0- 10/ 1216.7%16.7%
前走6~9人0- 2- 2- 25/ 290.0%13.8%
前走10人~0- 0- 1- 33/ 340.0%2.9%

集計期間:2008年 ~ 2017年

馬名前走人気
ノボバカラ4
バンズーム3
サウンドトゥルー1
ケイアイレオーネ
タイセイシュバリエ1
サンライズクォリア3
アポロドルチェ12

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の2頭が該当する。

コスモロブロイ
ルッジェーロ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年のユニコーンSの登録頭数は27頭(出走可能頭数16頭)となっていて賞金順により抽選・除外対象となっている馬が多数いるので注意が必要だ。

今回の激走馬2頭の内コスモロブロイは抽選・除外対象となっている。

後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


函館スプリントS2018の競馬予想データ分析…5つの注目点から浮上する激走馬は?

(C) Meteorshoweryn

2018年6月17日、函館競馬場で函館SS(GⅢ/芝1200m)が行われる。ダイアナヘイロー、ナックビーナス、ワンスインナムーン、エポワス、キングハート、ジューヌエコール、セイウンコウセイらが出走するが、どんなレースが展開されるのか?台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

函館競馬がはじまると、いよいよ夏競馬シーズンがはじまったと感じる競馬ファンも多いが、その中で2015年以降開幕週を飾るようになったのが函館SSだ。

配当傾向を過去10回で見てみると、単勝1番人気は6連敗中、2011年を除き三連単はすべて万馬券、2013年から2016年までは4年連続で10万円を超える配当、特に2015年は単勝4番人気→14番人気→12番人気の組み合わせで944,140円と高配当になっている。2018年も従来の傾向通りの荒れた決着となるのか、2011年のように一転して人気サイドの決着となるのか。

今回は函館競馬場で行われた2007年以降の函館SSの結果を元としてデータ分析するが、特に過去の穴馬の共通項から激走馬を探っていく(2009年は札幌競馬場で行われたため対象外)。


過去10年の該当馬(2007年以降・単勝6番人気以下で3着以内)

着順馬名
20173エポワス
20161ソルヴェイグ
20163レッツゴードンキ
20152アースソニック
20153レンイングランド
20141ガルボ
20142ローブティサージュ
20131パドトロワ
20123ビスカヤ
20072サープラスシンガー

注目点① 人気薄は人気に関係なく検討を

該当馬のリストを見てもわかるように、過去10回で馬券圏内に入った延べ30頭のうち単勝6番人気以下が10頭と3分の1の割合を占めていて平均的な結果となっている。

しかし、10頭中9頭が2012年以降の直近6年に集中していることや、2014年から2016年までの3年間は連続して毎年2頭がリストアップされていることから積極的に人気薄を狙うことも考えなければならないことが函館SSの大きな特徴となっている。

なお、今回の該当馬を人気別や単勝オッズで見ると、高配当になる場合の人気を気にする必要はないものの単勝万馬券になるような極端な人気薄を狙うのは得策でないことがわかる。

人気別集計 函館SS 過去10回

人気着別度数勝率複勝率
1番人気2- 2- 0- 6/ 1020.0%40.0%
2番人気2- 1- 1- 6/ 1020.0%40.0%
3番人気2- 1- 1- 6/ 1020.0%40.0%
4番人気1- 1- 3- 5/ 1010.0%50.0%
5番人気0- 2- 1- 7/ 100.0%30.0%
6番人気1- 2- 0- 7/ 1010.0%30.0%
7番人気0- 0- 2- 8/ 100.0%20.0%
8番人気1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%
9番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
10番人気0- 0- 0- 10/ 100.0%0.0%
11番人気0- 0- 1- 9/ 100.0%10.0%
12番人気1- 0- 1- 7/ 911.1%22.2%
13番人気0- 0- 0- 8/ 80.0%0.0%
14番人気0- 1- 0- 6/ 70.0%14.3%
15番人気0- 0- 0- 6/ 60.0%0.0%
16番人気0- 0- 0- 5/ 50.0%0.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名人気単勝オッズ
2017エポワス722.4
2016ソルヴェイグ1239.4
2016レッツゴードンキ78.1
2015アースソニック1478.7
2015レンイングランド1252
2014ガルボ835.9
2014ローブティサージュ621
2013パドトロワ618
2012ビスカヤ11211.5
2007サープラスシンガー611.9

注目点② 騎手は乗り替わり!

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った10頭すべてが前走から騎手が乗り替わりとなっていた。

同日に東京競馬場でGⅢ・ユニコーンSが行われることや北海道シリーズ開幕によってて騎手が分散することやGⅠシリーズを戦ってきた有力馬が休養に入ることでリーディング上位騎手の手が空くことでの乗り替わりが発生することが影響している。

前走騎手別集計 函館SS 過去10回

前走騎手着別度数勝率複勝率
乗替り3- 5- 9-70/873.4%19.5%
同騎手7- 5- 1-45/5812.1%22.4%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名騎手前走騎手
エポワス柴山雄一福永祐一
ソルヴェイグ丸田恭介蛯名正義
レッツゴードンキ吉田隼人岩田康誠
アースソニック丸田恭介津村明秀
レンイングランド菱田裕二内田博幸
ガルボ津村明秀石橋脩
ローブティサージュ三浦皇成横山典弘
パドトロワ勝浦正樹北村宏司
ビスカヤ荻野琢真藤田伸二
サープラスシンガー木幡初広田中勝春

注目点⑤ 前走からの距離短縮組が活躍

前走の距離から注目点を見た時に、今回の該当馬10頭中8頭が前走で1400m以上の距離を走っていて、1400m戦を4頭が1600m戦も同じく4頭が使われていた。

必ずしもスプリント適性があると思われる馬ではなく、マイル寄りの適性もあると陣営が考えてここまでの臨戦過程を経てきている馬が、函館SSでは他馬との比較で仮に人気を落としていても活躍できることがわかる。

前走距離別集計 函館SS 過去10回

前走距離着別度数勝率複勝率
1000m0- 1- 0- 10/ 110.0%9.1%
1200m5- 6- 3- 65/ 796.3%17.7%
1400m3- 1- 3- 21/ 2810.7%25.0%
1600m2- 2- 3- 18/ 258.0%28.0%
1800m0- 0- 0- 1/ 10.0%0.0%
2400m0- 0- 1- 0/ 10.0%100.0%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走距離
エポワス1400
ソルヴェイグ1600
レッツゴードンキ1600
アースソニック1000
レンイングランド1600
ガルボ1200
ローブティサージュ1600
パドトロワ1400
ビスカヤ1400
サープラスシンガー1400

注目点④ 前走は3番人気以下

過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った10頭すべてが前走でも人気がなく単勝3番人気以下となっていた。

前走で単勝1番・2番人気で敗退した馬は、敗退の原因が馬券購入の際に検討され、敗因が明らかな場合には再度上位に支持される傾向がある。


一方、前走人気がなく、実際に敗退した馬は徐々に検討の対象外となり単勝人気も徐々に下降していく傾向があるが、函館SSではそういった馬たちにも一旦フォーカスを当てていくことが必要だ。

前走人気別集計 函館SS 過去10回

前走人気着別度数勝率複勝率
前走1人気2- 3- 0- 5/ 1020.0%50.0%
前走2人気1- 0- 0- 11/ 128.3%8.3%
前走3人気1- 3- 0- 8/ 128.3%33.3%
前走4人気0- 0- 3- 11/ 140.0%21.4%
前走5人気1- 1- 0- 13/ 156.7%13.3%
前走6~9人2- 2- 2- 24/ 306.7%20.0%
前走10人~3- 1- 5- 43/ 525.8%17.3%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名前走人気
エポワス4
ソルヴェイグ8
レッツゴードンキ8
アースソニック5
レンイングランド14
ガルボ13
ローブティサージュ15
パドトロワ17
ビスカヤ11
サープラスシンガー3

注目点③ 前走上がり3Fは3位以下に注目!

最後に前走の上がり3F順位から注目すると過去10年単勝6番人気以下で3着以内に入った10頭すべてが前走で最後の600m/上がり3Fが3位以下となっていた。

函館競馬場は典型的なローカル型競馬場で直線が短いこともあり、最後の上がりだけ早くても届ききれないことを示していると言える。

前走上がり3F順位別集計 函館SS 過去10回

前走上がり3F順位着別度数勝率複勝率
3F 1位0- 1- 0- 7/ 80.0%12.5%
3F 2位1- 0- 0- 9/ 1010.0%10.0%
3F 3位1- 0- 2- 6/ 911.1%33.3%
3F ~5位3- 3- 1- 14/ 2114.3%33.3%
3F 6位~5- 6- 7- 76/ 945.3%19.1%

集計期間:2007年 ~ 2017年

馬名上がり3F順位
エポワス3
ソルヴェイグ14
レッツゴードンキ11
アースソニック6
レンイングランド16
ガルボ10
ローブティサージュ15
パドトロワ17
ビスカヤ5
サープラスシンガー4

まとめ

ここまでの5つの注目点から、人気薄で激走する可能性のある馬を選定すると次の1頭が該当する。

セイウンコウセイ

なお、本原稿は特別登録の段階で執筆しているが、今年の函館SSの登録頭数は17頭(出走可能頭数16頭)となっていて、回避する馬が出ない場合には賞金順によりノットフォーマルが除外対象となっているので注意が必要だ。


後は予想時点での単勝人気やオッズも確認の上、検討を加えていくのも、面白いのではないだろうか。


ユニコーンS2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?3歳ダート重賞展望

(C)だわさの写真館

2018年6月17日、東京競馬場でユニコーンS(GⅢ/ダ1600m)が行われる。ルヴァンスレーヴ、ハーベストムーン、ハヤブサマカオー、グリム、グレートタイムらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

2018年 6月17日(日) 3回東京6日目 27頭 [仮想出馬表]
【11R】  第23回ユニコーンS
3歳・オープン・G3(別定)(国際)(指定) ダート1600m

出走予定馬・登録馬

昨年3連勝で全日本2歳優駿(Jpn1)を制したルヴァンスレーヴ。今年初戦の伏竜Sこそスローペースにないてドンフォルティスを差し切れなかったものの、末脚のレベルはあらためてモノが違うのを感じさせた。ここでは実績的にも中心視だ。

その全日本2歳優駿は後方から川崎コースの緩いカーブを終始大外を回って差し切る異次元の内容。マクリでもなく終始外を回しながら直線だけで他馬を抑え込んだレースは驚愕の一言。2着だったドンフォルティスには前走の伏竜Sで後塵を拝したものの、このドンフォルティスもこの世代ではトップクラスのダート馬であり、それほど悲観する必要はない。ちなみにこの全日本2歳優駿で3着だったハセノパイロは東京ダービーを制しており、レースレベルはやはり高かったのだろう。

ルヴァンスレーヴ自身、現状では左回りの広いコースの方が走りそうで、今回の東京Dマイルの舞台は歓迎するところ。ドンフォルティスがJDD直行を表明した今、負けられない一戦だ。

前走の鳳雛Sで逃げの手に出てOP制覇を果たしたハーベストムーンもこのメンバーなら地力と安定感は上だろう。

テンに置かれる傾向の合った同馬が、京都の1800mでスンナリハナを取れるようになったのは成長の証だろう。キャプテンスティーヴの肌にマンハッタンカフェの配合で芝志向が強めにも見えるが、馬格からは完全なダート馬。キレこそあまりないがスタミナは十分あり、ここも前走に続いて先行できるようなら面白い。

ルヴァンスレーヴの他に重賞勝ちがあるのはハヤブサマカオー。圧巻の内容でデビュー3連勝、兵庫JGP(JpnⅡ)を制した。その後は先行してバッタリ止まるレースが続いているが、やはり先行は先行でもこの馬の場合ハナにいかなければ現状では脆さが見える。石川騎手を配して何が何でも行くレースをしそうで、ハナに行ければ地力は十分通用の余地がある。

グリムは前走の青竜S(OP)が好位からスッと抜け出す好内容の勝利。展開に恵まれた感じはあるが、東京Dマイルの適性を示した格好だ。2着に下したスマハマはこの世代のダート戦線でもトップクラスの評価を持つ1頭で、3着に下したオメガパフュームは先週の古馬混合の1000万下を完勝しただけに、ここでも無視はできないだろう。

収得賞金が900万円の馬は登録が多いだけにどの馬が出走できるかはわからないものの、出走できるようならグレートタイムは人気になりそうだ。前走の鳳雛Sでは置かれる形ながら岡田騎手一気のマクリ仕掛けに反応して2着と好走。勝ったハーベストムーンはスローで上手く逃げ切った印象もあり、捕まえきれなかったものの強さの印象はこちらが上だった。出走できるようなら注目したい。

他にもダートに変わって圧巻の2連勝を決めているレピアーウィット、前走末脚キレたバイラ、ダートなら安定感あるトキノパイレーツ、まだ底を見せていないヒラボクラターシュ、再度ダートで巻き返したいリョーノテソーロなどが虎視眈々と一発を狙っている。収得賞金900万円の抽選にも注目したいレースだ。

登録馬は以下の通り。

馬名S性齢斤量
イダペガサス牡356
エピックアン牡356
エングローサー牡356
グリム牡356
グレートタイム牡356
コスモロブロイ牡356
コマビショウ牡356
ザイオン牡356
シヴァージ牡356
ジャスパーウィン牡356
セイウンクールガイ牡356
ソウルセイバー牡356
タイセイアベニール牡356
ダンケシェーン牡356
トキノパイレーツ牡356
ハーベストムーン牡356
ハヤブサマカオー牡356
バイラ牡356
ヒラボクラターシュ牡356
プロスパラスデイズ牡356
ベストマイウェイ牡356
ホウショウナウ牡356
ミックベンハー牡356
リョーノテソーロ牡356
ルッジェーロ牡356
ルヴァンスレーヴ牡356
レピアーウィット牡356

想定・予想オッズ

10番人気イダペガサス100.3倍
19番人気エピックアン231倍
18番人気エングローサー223.6倍
3番人気グリム4倍
2番人気グレートタイム3.7倍
12番人気コスモロブロイ113.5倍
7番人気コマビショウ28.9倍
11番人気ザイオン101.8倍
9番人気シヴァージ92.3倍
24番人気ジャスパーウィン346.6倍
22番人気セイウンクールガイ256.7倍
25番人気ソウルセイバー533.4倍
17番人気タイセイアベニール169倍
14番人気ダンケシェーン117.4倍
21番人気トキノパイレーツ239倍
4番人気ハーベストムーン6.4倍
16番人気ハヤブサマカオー147.4倍
8番人気バイラ51.2倍
26番人気ヒラボクラターシュ577.8倍
23番人気プロスパラスデイズ266.6倍
15番人気ベストマイウェイ144.3倍
20番人気ホウショウナウ239倍
27番人気ミックベンハー577.8倍
6番人気リョーノテソーロ19.3倍
13番人気ルッジェーロ115.4倍
1番人気ルヴァンスレーヴ2.1倍
5番人気レピアーウィット17.4倍

函館スプリントS2018の予想オッズ・人気と出走予定馬は?夏競馬短距離重賞展望

(C)Ko-Mei

2018年6月17日、中京競馬場で金鯱賞(GⅢ/芝1200m)が行われる。セイウンコウセイ、ナックビーナス、エポワス、ワンスインナムーン、ダイアナヘイローらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

競馬TIMES編集部では一週間をかけて当重賞を徹底的に検証していく。血統考察やデータ分析、有力馬の強調材料と不安要素の検証など、多角的な視点から当レースの見どころや注目点を解き明かしていく予定だ。

出走馬のおさらい、予想オッズの展望を振り返っていこう。


日程・概要

2018年 6月17日(日) 1回函館2日目 17頭 [仮想出馬表]
【11R】  第25回函館スプリントS
3歳以上・オープン・G3(別定)(国際)(特指) 芝1200m (A)

出走予定馬・登録馬

昨年のこのレースは乱ペースに巻き込まれて4着、そこからリズムを崩してしまった感のあるセイウンコウセイだが、唯一のGⅠ馬としてメンバー的には意地を期待したいところ。

今年に入ってシルクロードSは逃げて本来の粘りを見せて2着、連覇の懸かった高松宮記念も6着とはいえ勝ったファインニードルからコンマ3秒差と復調気配は明らかだ。前走の京王杯SCは窮屈なレースで大敗してしまったが、加齢とともにスプリントに特化してきた印象で度外視しても良いだろう。時計が早すぎる決着だと苦しいだけに、去年のような高速馬場でハイペースとなると苦しいが、例年の函館開催ならそれほど高速馬場にはならないはずで、巻き返しの可能性は十分にある。

重賞勝ちこそないものの前走の高松宮記念で3着に奮闘したナックビーナスも安定感はこのスプリント戦線で随一の存在であり、悲願の重賞制覇を狙っている。

とにかく芝1200mなら周りや馬場を問わず安定した走りを見せる同馬。洋芝に関しても去年のキーンランドC(札幌)で3着があり、時計がかかる決着にも対応できる。最近はレースの幅が広がって差す競馬もできるようになってきており、フルゲートが予想される今回も立ち回りの巧さで上位に食い込む可能性は高いだろう。勝ち切るのはワンパンチ必要かもしれないが、前走からメンバーが落ちる点に期待大だ。

10歳となった大ベテランのエポワスも北海道開催なら侮れない1頭。ここ数年は北海道開催と暮れの阪神カップにのみ出走するローテーションを守っており、昨年のキーンランドCで9歳にして重賞初制覇を成し遂げた。大事に使われている分馬は若く、極端な高速決着にならなければ適性で浮上する。

ペースの鍵を握りそうなのはワンスインナムーン。この馬も前出のナックビーナス同様に重賞勝ちこそないものの、昨年のスプリンターズSでは逃げて3着と好走。続く香港スプリントでも12着と大敗こそしたものの、香港の強豪スプリンターにヒケを取らない先行力は披露した。この馬はむしろ高速決着を臨むところで、馬場次第では行った行ったも十分あり得る。

重賞2勝の実績はここでも上位のダイアナヘイロー。若干気分屋な面があり、スンナリ逃げられてもパッタリ止まったり、今年の阪急杯(1着)のように1400mで絡まれても粘り腰を披露したりムラがあるのは事実。アテにはできないがスピードは上位で、ワンスインナムーンとの兼ね合いがカギだがハマれば一発も。

他にもまだまだ衰え見えない古豪ティーハーフ、休み明けて馬が変わったライトフェアリー、昨年の覇者ジューヌエコール、時計がかかれば浮上するキングハート、前走収穫合ったラインスピリットなどが上位を狙っている。

登録馬は以下の通り。

馬名S性齢斤量
アドマイヤゴッド牡656
エポワスセ1057
キングハート牡556
ジューヌエコール牝4 54
セイウンコウセイ牡557
タマモブリリアン牝5 54
ダイアナヘイロー牝5 55
ティーハーフ牡857
ナックビーナス牝5 54
ノットフォーマル牝6 54
ノボバカラ牡657
ヒルノデイバロー牡756
ユキノアイオロスセ1056
ライトフェアリー牝6 54
ラインスピリット牡757
ラインミーティア牡856
ワンスインナムーン牝5 54

想定・予想オッズ

12番人気アドマイヤゴッド57.7倍
9番人気エポワス27.5倍
5番人気キングハート6.9倍
6番人気ジューヌエコール11.9倍
4番人気セイウンコウセイ6.5倍
13番人気タマモブリリアン58.6倍
2番人気ダイアナヘイロー4.4倍
7番人気ティーハーフ21.3倍
1番人気ナックビーナス2.7倍
15番人気ノットフォーマル211.4倍
17番人気ノボバカラ352.4倍
11番人気ヒルノデイバロー40.5倍
16番人気ユキノアイオロス255.1倍
8番人気ライトフェアリー25.4倍
10番人気ラインスピリット35.7倍
14番人気ラインミーティア101.2倍
3番人気ワンスインナムーン5倍

ユニコーンS2018の最新人気・予想オッズ、出走予定馬は?過去の歴代勝ち馬一覧

(C)shin1k

2018年6月17日、東京競馬場でユニコーンステークス(GIII/ダート1600m)が行われる。ルヴァンスレーヴ、グリム、グレートタイム、ハーベストムーン、レビアーウィットらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は週中時点における最新予想オッズをお届けする。どの馬が人気に指示されるのか? 実績やポテンシャルの割に低評価な馬とは?

以下が出走予定馬と、週中時点での予想オッズの傾向、そして過去の勝ち馬の一覧だ。


概要

2018年 6月17日(日) 3回東京6日目 27頭 [仮想出馬表]
【11R】  第23回ユニコーンS
3歳・オープン・G3(別定)(国際)(指定) ダート1600m

出走予定馬・登録馬

イダペガサス 牡3 嘉藤騎手 高柳瑞厩舎
エピックアン 牡3 ○○騎手 大和田厩舎
エングローサー 牡3 田中勝騎手 清水久厩舎
グリム 牡3 川田騎手 野中厩舎
グレートタイム 牡3 ルメール騎手 藤原英厩舎
コスモロブロイ 牡3 ○○騎手 伊藤伸厩舎
コマビショウ 牡3 武士沢騎手 南井厩舎
ザイオン 牡3 田辺騎手 相沢厩舎
シヴァージ 牡3 ○○騎手 野中厩舎
ジャスパーウィン 牡3 ○○騎手 森厩舎
セイウンクールガイ 牡3 江田照騎手 奥平厩舎
ソウルセイバー 牡3 丸田騎手 中竹厩舎
タイセイアベニール 牡3 大野騎手 西村厩舎
ダンケシェーン 牡3 横山典騎手 昆厩舎
トキノパイレーツ 牡3 津村騎手 相沢厩舎
ハーベストムーン 牡3 戸崎圭騎手 浅見厩舎
ハヤブサマカオー 牡3 石川騎手 寺島厩舎
バイラ 牡3 和田騎手 川村厩舎
ヒラボクラターシュ 牡3 ○○騎手 大久保厩舎
プロスパラスデイズ 牡3 太宰騎手 昆厩舎
ベストマイウェイ 牡3 内田博騎手 石坂正厩舎
ホウショウナウ 牡3 柴田大騎手 河内厩舎
ミックベンハー 牡3 ○○騎手 畠山厩舎
リョーノテソーロ 牡3 吉田隼騎手 武井厩舎
ルッジェーロ 牡3 柴田善騎手 鹿戸厩舎
ルヴァンスレーヴ 牡3 Mデムー騎手 萩原厩舎
レピアーウィット 牡3 藤岡佑騎手 堀厩舎

想定人気・予想オッズ

9番人気 イダペガサス 83.6倍
23番人気 エピックアン 332.4倍
18番人気 エングローサー 195.4倍
2番人気 グリム 3.5倍
3番人気 グレートタイム 3.8倍
13番人気 コスモロブロイ 129.4倍
7番人気 コマビショウ 31.5倍
11番人気 ザイオン 109.4倍
10番人気 シヴァージ 105.9倍
24番人気 ジャスパーウィン 433.6倍
22番人気 セイウンクールガイ 332.4倍
26番人気 ソウルセイバー 767.3倍
17番人気 タイセイアベニール 181.2倍
14番人気 ダンケシェーン 131.1倍
20番人気 トキノパイレーツ 293.3倍
4番人気 ハーベストムーン 6.6倍
15番人気 ハヤブサマカオー 132.8倍
8番人気 バイラ 60.6倍
25番人気 ヒラボクラターシュ 623.4倍
19番人気 プロスパラスデイズ 277倍
16番人気 ベストマイウェイ 155.7倍
21番人気 ホウショウナウ 311.6倍
27番人気 ミックベンハー 831.3倍
6番人気 リョーノテソーロ 22.6倍
12番人気 ルッジェーロ 118.6倍
1番人気 ルヴァンスレーヴ 2.1倍
5番人気 レピアーウィット 18.6倍

過去の勝ち馬たち

2017/06/18 サンライズノヴァ [西]音無秀孝厩舎
2016/06/19 ゴールドドリーム [西]平田修厩舎
2015/06/21 ノンコノユメ [東]加藤征弘厩舎
2014/06/22 レッドアルヴィス [西]安田隆行厩舎
2013/06/16 ベストウォーリア [西]石坂正厩舎
2012/06/03 ストローハット [東]堀宣行厩舎
2011/06/04 アイアムアクトレス [西]長浜博之厩舎
2010/06/06 バーディバーディ [西]池江泰郎厩舎
2009/06/06 シルクメビウス [西]領家政蔵厩舎
2008/06/07 ユビキタス [東]鈴木伸尋厩舎


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