カテゴリー:予想・考察・回顧

ジャパンカップ2017の予想分析…シュヴァルグラン初GI制覇への3つのカギ

(C)masakin0712‏

待望の瞬間へ、栄光のゴールへ――。

2017年11月26日、東京競馬場でジャパンカップ(GI/芝2400m)が行われる。キタサンブラック、レイデオロ、サトノクラウンらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

伏兵の一角として波乱を狙うのが、シュヴァルグランだ。昨年のJC3着馬であり、今年の天皇賞春でも2着に入った実力馬。しかし、GI制覇にはあと一歩のところで届いていない。

果たして、シュヴァルグランは栄光に手がとどくのか?


ミルコ・デムーロに振られた事実

はじめに挙げておかなければならないのが、ミルコ・デムーロ騎手に“振られてしまった”ことだ。言うまでもなく、大きな痛手である。

M・デムーロ騎手は今年のGIで驚異的な勝負強さを発揮している。特にオークス以降の成績は……

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馬名 レース名 着
———————————–
ペルシアンナイト マイルチG1 1
モズカッチャン エリザベG1 1
サトノクラウン 天皇賞秋G1 2
キセキ 菊花賞G1 1
モズカッチャン 秋華賞G1 3
レッドファルクス スプリンG1 1
サトノクラウン 宝塚記念G1 1
レッドファルクス 安田記念G1 3
アドミラブル 東京優駿G1 3
アドマイヤミヤビ 優駿牝馬G1 3
———————————–

騎乗機会10連続で馬券に絡み、うち5回で勝利。まさに「優勝請負人」と呼ぶにふさわしい。そんなデムーロ騎手には数多くの騎乗依頼がある。言い換えれば、デムーロ騎手は「選べる立場にある」ということだ。

今回、デムーロ騎手が選んだのはサトノクラウンだった。宝塚記念の覇者であり、天皇賞秋の2着馬だ。シュヴァルグランは騎乗騎手争いで一歩出遅れてしまったわけである。


ポイント① レース質はどうなる?

では、その中でシュヴァルグランがGIを勝つために必要な要素とは何なのか?

まずはレースの質がカギを握っている。

シュヴァルグランは中距離馬というよりステイヤーだ。阪神大賞典を勝ち、天皇賞春で2着。また、スタミナの問われるアルゼンチン共和国杯も勝っている。

ジャパンカップとアルゼンチン共和国杯は100mしか違わないが、コース形態上、2500mのほうが遥かにスタミナが求められるようになっている。よって、ジャパンカップは得意条件からズレるのだ。

よって、シュヴァルグランにとって有利な展開……例えばハイペースでスタミナが問われる展開になることが“必須条件”といえる。

ポイント② 馬場状態

次に馬場状態もカギになる。ある程度スタミナの問われるような馬場状態になったほうが好都合なのだ。

これに関しては、シュヴァルグランに追い風になっている。

ジャパンカップは東京の最終週に行われる。ただでさえ、馬場が良くないことが多いことに加え、今年は雨が続いて不良馬場の中で開催が行われていた。馬場が痛み、スタミナが問われる状態になる可能性は十分にある。

ポイント③ 位置取りが命運を左右する

そしてもう一つカギになるのが、位置取りだ。シュヴァルグランはスタートが上手ではないため、どうしても位置取りが後ろになってしまう傾向にある。しかし、後方から全馬を差し切るような瞬発力は持っていない。

むしろ、好位置につけて持ち前のスタミナを生かして粘り切るような競馬のほうが合っている。


今年の天皇賞春や、昨年のアルゼンチン共和国杯がそうだった。直線の入り口では5番手以内につけ、上がりを3〜5位でまとめてフィニッシュ、という競馬がいいわけだ。

まとめ

以上のように、シュヴァルグランの特徴を考慮すれば、これらすべてが噛み合って初めて、GI制覇を成し遂げる可能性が出てくる。

果たして、どんなレースになるのだろうか。すべての答えは、11月26日に出る。


京都2歳ステークス2017の最新人気・予想オッズ、出走予定馬は?過去の京都2歳S馬一覧

@Arappa

2017年11月25日、ラジオNIKKEI杯京都競馬場で京都2歳ステークス(GIII/芝内回り2000m)が行われる。

タイムフライヤー、グレイル、マイハートビートらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

以下が出走予定馬と、週中時点での予想オッズの傾向、そして過去の京都2歳S馬の一覧だ。


日程・概要

2017年11月25日(土) 5回京都7日目 11頭 [仮想出馬表]
【11R】  第4回ラジオNIKKEI杯京都2歳S (単勝5%UP/予定)
2歳・オープン・G3(馬齢)(国際)(指定) 芝2000m・内 (C)

出走予定馬・登録馬

アイトーン 牡 2 (栗) 五十嵐忠
エントシャイデン 牡 2 (栗) 矢作芳人
グレイル 牡 2 (栗) 野中賢二
ケイティクレバー 牡 2 (栗) 目野哲也
シスターフラッグ 牝 2 (栗) 西村真幸
スラッシュメタル 牡 2 (栗) 西村真幸
タイムフライヤー 牡 2 (栗) 松田国英
ナムラアッパレ 牡 2 (栗) 目野哲也
ブロンズケイ 牡 2 (栗) 角田晃一
マイハートビート 牡 2 (栗) 高橋義忠
ランリーナ 牝 2 (美) 竹内正洋

想定人気・予想オッズ

1 タイムフライヤー 1.7
2 グレイル 3.2
3 スラッシュメタル 3.6
4 マイハートビート 7.3
5 シスターフラッグ 11
6 エントシャイデン 23.4
7 ケイティクレバー 28.3
8 アイトーン 102.4
9 ナムラアッパレ 119.7
10 ブロンズケイ 155.9
11 ランリーナ 205

過去の京都2歳S馬たち

2016.11.26 カデナ
2015.11.28 ドレッドノータス
2014.11.29 ベルラップ


ジャパンカップ2017の最新人気・予想オッズ、出走予定馬は?過去のJC馬一覧

(C)MAZIMICKEY

2017年11月26日、東京競馬場でジャパンカップ(GI/芝2400m)が行われる。

キタサンブラック、レイデオロ、サトノクラウン、シュヴァルグランらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

以下が出走予定馬と、週中時点での予想オッズの傾向、そして過去のジャパンカップ馬の一覧だ。


日程・概要

2017年11月26日(日) 5回東京8日目 19頭 [仮想出馬表]
【11R】  第37回ジャパンカップ
3歳以上・オープン・G1(定量)(国際)(指定) 芝2400m (C)

出走予定馬・登録馬

最も注目されるのがキタサンブラックだ。GI6勝の現役最強馬。2走前の宝塚記念ではよもやの惨敗を喫したが、前走の天皇賞秋では不良馬場をもろともしない圧巻のパフォーマンスで復活を果たした。年内の引退を表明しているため、現役生活は残り2走のみ。昨年制しているジャパンカップでどんな走りを見せるのか、注目される。

そしてキタサンブラックと双璧をなすのが、今年のダービー馬レイデオロだ。藤沢和雄調教師の悲願を成し遂げた3歳馬は、秋初戦の神戸新聞杯でも強さを示した。今年の3歳牡馬世代はレベルが疑問視されているが、その中で頭一つ抜けた存在であることは間違いない。ダービー馬が世代の意地を示すことができるのか。

他にも宝塚記念を制し、天皇賞秋でもキタサンブラックに肉薄したサトノクラウン、天皇賞秋6着からの巻き返しを狙うオークス馬ソウルスターリング、昨年のダービー馬マカヒキ、そして悲願のGI初制覇を目指す昨年の3着馬シュヴァルグランらが出走する。

登録馬は以下のとおりだ。

アイダホ 牡 4
イキートス 牡 5 [外] グリュー
キタサンブラック 牡 5 (栗) 清水久詞
ギニョール 牡 5
サウンズオブアース 牡 6 (栗) 藤岡健一
サトノクラウン 牡 5 (美) 堀宣行
シャケトラ 牡 4 (栗) 角居勝彦
シュヴァルグラン 牡 5 (栗) 友道康夫
ソウルスターリング 牝 3 (美) 藤沢和雄
タンタアレグリア 牡 5 (美) 国枝栄
ディサイファ 牡 8 (美) 小島太
トーセンバジル 牡 5 (栗) 藤原英昭
ブームタイム 牡 6
マカヒキ 牡 4 (栗) 友道康夫
ヤマカツエース 牡 5 (栗) 池添兼雄
ラストインパクト 牡 7 (栗) 角居勝彦
レイデオロ 牡 3 (美) 藤沢和雄
レインボーライン 牡 4 (栗) 浅見秀一
ワンアンドオンリー 牡 6 (栗) 橋口慎介


想定人気・予想オッズ

1 キタサンブラック 1.8
2 レイデオロ 2.7
3 サトノクラウン 6
4 ソウルスターリング 10.4
5 シュヴァルグラン 11.1
6 マカヒキ 12.1
7 レインボーライン 30.9
8 シャケトラ 38.4
9 サウンズオブアース 45.4
10 アイダホ 57.9
11 ギニョール 89.9
12 ヤマカツエース 100.4
13 イキートス 141
14 トーセンバジル 147.7
15 タンタアレグリア 223.5
16 ラストインパクト 337.9
17 ワンアンドオンリー 373.6
18 ブームタイム 624.1
19 ディサイファ 860.7

過去のジャパンカップ馬たち

2016.11.27 キタサンブラック
2015.11.29 ショウナンパンドラ
2014.11.30 エピファネイア
2013.11.24 ジェンティルドンナ
2012.11.25 ジェンティルドンナ
2011.11.27 ブエナビスタ
2010.11.28 ローズキングダム
2009.11.29 ウオッカ
2008.11.30 スクリーンヒーロー
2007.11.25 アドマイヤムーン


京阪杯2017の最新人気・予想オッズ、出走予定馬は?過去の京阪杯馬一覧

(C)@nachi0048

2017年11月26日、京阪杯(GIII/芝内回り1200m)が行われる。

ソルヴェイグ、ジューヌエコール、ヒルノデイバロー、セイウンコウセイらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

以下が出走予定馬と、週中時点での予想オッズの傾向、そして過去の京阪杯馬の一覧だ。


日程・概要

2017年11月26日(日) 5回京都8日目 18頭 [仮想出馬表]
【12R】  第62回京阪杯
3歳以上・オープン・G3(別定)(国際)(特指) 芝1200m・内 (C)

出走予定馬・登録馬

アットザシーサイド 牝 4 (栗) 浅見秀一
アルマワイオリ 牡 5 (栗) 西浦勝一
イッテツ 牡 5 (美) 斎藤誠
ジューヌエコール 牝 3 (栗) 安田隆行
セイウンコウセイ 牡 4 (美) 上原博之
ソルヴェイグ 牝 4 (栗) 鮫島一歩
タマモブリリアン 牝 4 (栗) 南井克巳
ダイシンサンダー 牡 6 (栗) 須貝尚介
ティーハーフ 牡 7 (栗) 西浦勝一
ナックビーナス 牝 4 (美) 杉浦宏昭
ナリタスターワン 牡 5 (栗) 高橋亮
ネロ 牡 6 (栗) 森秀行
ヒルノデイバロー 牡 6 (栗) 昆貢
ビップライブリー 牡 4 (栗) 清水久詞
ピンポン 牡 7 (栗) 寺島良
フィドゥーシア 牝 5 (栗) 松元茂樹
メラグラーナ 牝 5 (栗) 池添学
ラインスピリット 牡 6 (栗) 松永昌博

想定人気・予想オッズ

1 ソルヴェイグ 1.9
2 アットザシーサイド 5
3 セイウンコウセイ 6
4 ジューヌエコール 7.8
5 メラグラーナ 8
6 ヒルノデイバロー 10.7
7 フィドゥーシア 12.6
8 ナックビーナス 30.8
9 ビップライブリー 32.4
10 ネロ 45.6
11 ラインスピリット 57.9
12 ダイシンサンダー 76.9
13 イッテツ 78.2
14 ティーハーフ 94.4
15 アルマワイオリ 107.1
16 ナリタスターワン 123.9
17 タマモブリリアン 124.8
18 ピンポン 315.7

過去の京阪杯馬たち

2016.11.27 ネロ
2015.11.29 サトノルパン
2014.11.30 アンバルブライベン
2013.11.23 アースソニック
2012.11.24 ハクサンムーン
2011.11.26 ロードカナロア
2010.11.27 スプリングソング
2009.11.28 プレミアムボックス
2008.11.29 ウエスタンダンサー
2007.11.23 サンアディユ


ジャパンカップ2017の予想分析…キタサンブラックと武豊騎手、連覇のカギとは?

(C)masakin0712‏

残り、あと2戦。すべてのレースで、1着になるために――。

2017年11月26日、東京競馬場でジャパンカップ(GI/芝2400m)が行われる。キタサンブラック、レイデオロ、サトノクラウン、シュヴァルグランらが出走するが、どんなレースが展開されるのか? 台頭する可能性を秘めた伏兵とは?

今回は1番人気に支持されることが確実なキタサンブラックにフォーカスする。今年は大阪杯、天皇賞春を制して順風満帆なスタートを切ったが、宝塚記念でよもやの敗戦を喫した。しかし、天皇賞秋では再びいつものパフォーマンスで勝利。年内での引退が決まっていることもあり、残り二戦の走りが注目を集めている。

ではなぜ、キタサンブラックは天皇賞秋で復活できたのか? 改めて振り返っていくことにしよう。


復活の5つの根拠

「キタサンブラックは天皇賞秋で復活できるのか?」

天皇賞秋の前は、そんな話題で持ちきりだったが、復活への根拠はレース前から多く見られていた。

主な理由は以下だ。

期待① 2000m以下の抜群の安定感
期待② 休み明けの好成績
期待③ 抜群の枠順〜自分のペースで競馬ができる〜
期待④ 馬場の悪化も問題なし
期待⑤ 要するに、何もかも条件は好転

詳細▶なぜキタサンブラックと武豊騎手は復活できたのか?天皇賞秋を勝てた5+1の根拠


特に5番目、宝塚記念から何もかもが好転していたことは大きかった。

・天皇賞春の反動 → 休み明けで余力たっぷり
・過去10年で春古馬王道路線連覇はなし → 天皇賞秋を休み明けで勝つ実力馬は多数いる
・グランプリは3回走って勝利ゼロ → 実績のある東京GI、2000mGI
・叩き3戦目はパフォーマンスを落とす傾向に → 休み明け
・武豊騎手もグランプリは久しく勝っていない → 天皇賞秋5勝、昨年はJCを制覇

光った武豊騎手の手腕

そして、実際のレースでは武豊騎手の判断力が目立った。

スタートが失敗したことで必ずしもスムーズな競馬ではなかった。しかし、その中で慌てず騒がず、徐々にポジションを上げて4コーナーでは先頭に並びかける位置にまでポジションを上げた。この間、「進路をどこに取るか」「少しでも馬場のいいところはどこか」「いつ上がっていくか」など、様々な判断が求められる場面に直面していたはずだ。

それらのハードルをスマートに飛び越えて迎えた直線。馬場のいいところを通るために外へ外へキタサンブラックを導き、同時に最大のライバルであったサトノクラウンを(妨害のない絶妙な距離感で)牽制し、主導権を完全に握った。

まさに「人馬一体」という言葉がふさわしい、歴史的なレースだった。

何もかもが好転していたことに加え、武豊騎手がほぼ完璧なレース運びをしたことで、キタサンブラックは復活を遂げられたわけだ。

ジャパンカップへの不安は?

では、ジャパンカップ連覇へ向けて不安はあるのだろうか?

強いて挙げるとするなら、「天皇賞秋からの上げ幅がどれほどあるのか?」という点だろう。

前述の通り、天皇賞秋は宝塚記念と比較して何もかもが好転していた。上げ幅が大きく、普通に走れば好走するくらいの条件だったのだ。


一方、今回のキタサンブラックは「上げ幅」という意味では前走ほど期待できない可能性が高い。東京芝2400と同芝2000mはそれほど大きな違いがなく、条件が悪化するわけではないにせよ、好転するわけでもない。

そんな中、例えば、枠順が(ダービーで惨敗した)大外枠に入ったり、再び出遅れてポジションを悪くしたり、道中に不利を受けたりするようなマイナスファクターが重なってしまった場合、天皇賞秋よりパフォーマンスを落とす可能性は否定できないのだ。

もっとも、キタサンブラックには「普通に走りさえすれば」ジャパンカップを勝てるだけの力がある。その点に疑いの余地はないだろう。よって、以下にマイナス面を減らしていくか、普通に走れるかどうか、が一つの焦点となってきそうだ。


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