カテゴリー:競走馬コラム

シャドウアプローチはきっと強いよ?函館2歳Sまさかの除外も今後に注目したい理由


函館2歳ステークスの出走予定馬が確定しました。

3分の2の抽選ではメジェルダとコスモフレンチが突破。出走すれば人気の一角になると見られていたシャドウアプローチ(牡2)はまさかの除外となってしまいました……。

とはいえ、この馬、出走していれば好勝負になっていたかもしれません。今回は函館2歳Sで買えた理由を紐解くとともに、シャドウアプローチの可能性について書いていきましょう。

秀逸だったパフォーマンス

まず注目したいのは新馬戦のパフォーマンスです。

敗れはしたものの、レースの内容は濃かった。(開幕週なので当然といえば当然ですが)走破タイムの1分10秒フラットは今年、函館で行われた2歳新馬、未勝利の最速タイムです。

勝ち馬のオデュッセウスは函館2歳ステークスで人気上位に支持される見込み。その相手に一歩も引かないどころか、内容的には勝るとも劣りませんでした。

オデュッセウスが1枠1番という絶好枠だったのに対し、シャドウアプローチは9番枠。オデュッセウスが好スタートと枠順の利からすんなりハナを切れたのに対し、シャドウアプローチは内の馬たちに阻まれてコーナーで外外を回る展開になってしまいました。

その上で直線でしっかりと伸び、上がり最速タイムを記録しました。オデュッセウスには届かなかったものの、中身のあるレースだったわけです。

続く未勝利戦では力を見せつけるように0.4秒差で圧勝しました。この点だけ見ても、函館2歳Sで勝負になったといえるでしょう。

【次のページヘ】函館2歳Sで勝負になった理由その2とは?

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悲運の名馬!ベルルミエールがGIや重賞で活躍する可能性大な理由とは?

(C)minafl

またしても恵まれなかった……。

7月5日に中京競馬場で行われたCBC賞(GIII/芝1200m)に出走したベルルミエール(牝4)は直線で早めに先頭に立ったがウリウリやダンスディレクターらにかわされ、4着となった。

一見すると軽ハンデの人気薄が人気以上に走ったように見える。しかし、ベルルミエールのキャリアを振り返ってみると今回の激走が決してフロックではなかったことが分かる。

今回は“悲運の名馬”といえる彼女のキャリアを振り返り、飛躍の可能性を探っていこう。

展開に恵まれなかったCBC賞

まずCBC賞の4着は明らかに「負けて強し」ということができる。

スタートで後手を踏んだベルルミエールだったが、先行勢を捉える勢いで前につけて4コーナーを7番手で回った。しかし、結果的にこの積極策がアダとなってしまった。

レースラップ
11.9-10.4-11.1-11.2-12.3-12.2

この日の馬場状態は「重」。重馬場にしてはかなりのハイペースとなり、先行勢に厳しい展開となった。実際、レースラップはほとんど減速ラップで推移している。

また、上位に来た馬たちの4コーナーにおける通過順を見てみると……

1着 ウリウリ 4角12番手
2着 ダンスディレクター 4角9番手
3着 サドンストーム 4角12番手
4着 ベルルミエール 4角7番手
5着 セイカプリコーン 4角16番手
6着 タガノブルグ 4角16番手

ご覧のとおり、ほとんどの馬が4角10番手以下という完全な差し競馬となったのだ。早めに動いていったベルルミエールが最後に捕まってしまったのは仕方のないことだといえる。

【次のページヘ】重賞未勝利が不思議なほど強いのに勝てていないワケとは?

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アンビシャスがGI好走馬になる3つの根拠とは?キャリアで示す絶対能力の高さ

(C)minafl

圧巻のパフォーマンスを披露した。

7月5日に福島競馬場で行われたラジオNIKKEI賞(GIII/芝1800m)でディープインパクト産駒のアンビシャスが1番人気に応える差しきり勝ちを収めた。3馬身半差をつける圧勝劇によって自身の能力を示した格好となった。

もっとも、アンビシャスがGI級の力を示したのはこのレースが初めてではない。

今回は彼のキャリアを振り返り、GI戦線で活躍する可能性が高い理由を探っていこう。

GI級の戦い/共同通信杯

アンビシャスが最初に才能を示したのは共同通信杯だった。

なんといっても共同通信杯はメンバーレベルが超ハイレベルだった。

1着 リアルスティール→皐月賞2着、ダービー4着
2着 ドゥラメンテ→2冠馬
4着 ミュゼエイリアン→毎日杯1着
5着 アヴニールマルシェ→NHKマイルカップ4着

上位馬は例外なく重賞で好走している。特にドゥラメンテとリアルスティールの3着だったのだから、勝ちの高さは計り知れない。

しかもアンビシャスは外枠からスタートしてリアルスティールに比べるとロスのある競馬をしていた。それで0.3秒差しかついていないのだから、「負けて強し」と言っていい。

共同通信杯で上位に来た時点で「重賞級」もしくは「GI好走レベル」と言えたわけだ。

明らかな不利を乗り越えて/プリンシパルステークス

さらにプリンシパルステークスの走りも振り返りたい。

プリンシパルSは東京芝2000mで行われる。同コースといえばスタート直後のコーナーを迎えるため、外枠が不利なコースとして有名だ。

事実、過去10年のプリンシパルステークスで8枠に入った馬は(0−0−2−24)と全く振るっていなかった。そんな中、アンビシャスは8枠16番に入った。レース前から明確な不利があったわけだ。実際、アンビシャスはコーナーで終始ラチから4、5頭目を通り、距離を相当ロスしていた。

しかし、抜群の手応えで直線を迎えると、ルメール騎手のゲキに応えて豪快に差しきってみせた。結局、出走権を手にしながらダービーをパスしたものの、出ていれば「もしかすると」と思えるような秀逸な走りだった。

【次のページヘ】ラジオNIKKEI賞でアンビシャスが示した能力とは?

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ゴールドシップは引退レースを“伝説の有馬記念”にするために壮大な前振りをしたに違いない

(C)masakin0712

はじめに書いておこう。この記事はほぼほぼ、妄想だ。

筆者の頭の中だけで繰り広げられている何の根拠もないストーリーである。

だから事実しか受け入れられない現実主義者の方は今すぐウインドウを閉じていただきたい。きっと、この記事を読む4、5分はアナタの人生にとって無駄な時間になる。映画館に入って10分で「うわ、やべぇ、失敗した」という作品を見続けて面白かったなんてことは、めったにないはずだ。

余談だが僕は某SF映画の世界観に全くついていけず、30分が過ぎたところで「あと1時間くらいだろう、我慢するか」といって見続けた結果、2時間半近くおしりの痛みと格闘する羽目になったことがある。地球を救えた喜びより、おしりの痛さで涙が出た。

皆さんにはそんな経験をしてほしくない。だから最初に引き返す道を提示しよう。さぁ、引き返すんだ。

妄想好きの諸君、あるいは人生の貴重な4、5分を無駄にしようとする果敢な勇者たち、ようこそ、妄想の世界へ。

そんな書き出しをしたが、皆の衆には分かってほしい。競馬というエンターテインメントを見る上で、どれほど妄想することが大事かということを。競馬は妄想のスポーツだ。妄想するからこそ、夢が持てる。夢が持てるからこそ、競馬は面白い。

妄想ができない競馬なんて、必殺技のないドラゴンボールみたいなものだ。かめはめ波もファイナルフラッシュもないドラゴンボールなんて! 確実に面白さ半減だ。キングカメハメハやエイシンフラッシュがいない競馬が楽しくないのと一緒だ(違)。

というわけで今回は宝塚記念で圧倒的な1番人気を裏切ったゴールドシップを主人公として物語を組み立てていこう。僕の脚本によれば、今回の“歴史的事件”は、壮大な物語の“前振り”にすぎない。

【次のページヘ】ゴールドシップは最高のエンターテイナー?

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ダービー馬ワンアンドオンリーは古馬GIで勝てない?宝塚記念惨敗の真相を暴く

(C)sleep

全く見せ場のないダービー馬に、将来への不安を感じざるを得なかった。

6月28日に阪神競馬場で行われた宝塚記念(GI/芝内回り2200m)で4番人気に支持された昨年のダービー馬ワンアンドオンリー(牡4)は、全く見せ場なく11着と惨敗した。

秋の不信を経てドバイシーマクラシックで反撃の狼煙を上げたものの、国内ではまたしても見せ場のないレースに終わった。果たしてワンアンドオンリーは復活できるのか? そのキャリアを振り返ると、“厳しい現実”が見えてくる。

早熟なのか?

昨秋の惨敗や宝塚記念での凡走を受けて巷では「ワンアンドオンリーは早熟」という声が聞かれるようになった。

確かに母系を見ると早熟血統に見えなくもない。近親の皐月賞馬ノーリーズンは神戸新聞杯2着を最後に一度も馬券に絡むことはできなかった。母父タイキシャトル、母母父ダンジグ、母母母乳ミスタープロスペクターはどちらかといえば仕上がりが速いタイプだ。

ただし、父はあのハーツクライである。競走馬時代は4歳の秋に本格化し、有馬記念でディープインパクトを撃破。種牡馬としても同じく古馬になってから本格化して世界ナンバーワンに上り詰めたジャスタウェイを輩出している。成長力に溢れる血統であるため、単なる早熟血統と片付けてしまうのが適切だとは考えづらい。

そうなると、他の理由を探ってみたくなる。

【次のページヘ】原因は昨秋のローテーションにあり?

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