カテゴリー:血統・種牡馬コラム

ステイゴールド産駒の特徴は?血統の傾向や距離適性、買い方ガイド


ここではステイゴールド産駒(子ども)の特徴について書いていきます。

種牡馬としてどのような特徴を持っているのか?血統や実際の産駒の成績、性別(牡馬/牝馬)、馬場適性(重馬場、道悪)、距離適性(長距離/中距離/短距離)、ダート適性など、様々なデータから“買い時”を紐解いていきます。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

サンデーサイレンス
ゴールデンサッシュ
母の父 デイクタス
母の母 ダイナサツシユ
性別
馬齢 8歳
生年月日 1994年3月24日
毛色 黒鹿毛
馬主 (有)社台レースホース
調教師 池江泰郎(栗東)
生産牧場 白老ファーム
産地 白老町
馬名意味  「いつまでも輝く」「輝き続ける」

賞金

総賞金 762,993,000
内付加賞 8,693,000
収得賞金(平地) 346,200,000
収得賞金(障害) 0

能力分析

能力値 評価
絶対能力 B
スピード B
パワー D
スタミナ A

ステイゴールド解説 ~ホームランか三振か、タフな条件に強い長距離砲~

現役時代は「なかなか勝てない馬」でした。「主な勝ち鞍:阿寒湖特別」とやゆされた時期もありました。

しかし、勝ちきれなかっただけで能力が低かったわけではありません。抜群の闘争心を武器にGI戦線で活躍しました。その闘争心は種牡馬となってからも産駒に確実に受け継がれています。

種牡馬としての特徴といえば、とにかくタフな条件に強いこと。

ディープインパクトやキングカメハメハのような“エリート種牡馬”の産駒は疲労に弱かったり、飽きやすかったり、エリートっぽい弱点があります。一方、ステイゴールドはいわば叩き上げの成り上がり種牡馬です。昇級戦で相手が強くなると負けん気の強さを発揮し、馬群を苦にせず、重馬場で期待値を挙げます。

どんなに悪い条件でも諦めない。だから人々に愛されたのでしょうね。

そんな“愛さずにはいられない”馬の産駒たちの特徴を見ていきましょう。

産駒の特徴

・闘争心が持ち味。逆境に強い
・個体によって能力差が激しい
・クラシック血統だが、穴馬基質がある
・パワーがないため、ダートはNG

“買い時”

・内枠に入った馬
・距離短縮馬
・重馬場、荒れ馬場(連続開催時)
・叩き3戦目以降

※考察で使用するデータは特別な注釈がない限り、以下が対象

・過去3年の芝レース
・3番人気以下、かつ単勝100倍未満の穴馬
・2〜5歳
・初出走、およびキャリア26戦以上を除外
・連闘、および半年以上の休み明けを除外

買い時① 内枠に入った馬

負けん気の強いステイゴールド産駒は内枠に入った時に真価を発揮します。

馬群に入って揉まれることを苦にしないどころか、「ジャマだ、ボケー!」と言わんばかりに実力以上の力を発揮してきます。

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 4.3% 17.9% 126 71
2枠 6.7% 28.1% 77 110
3枠 8.0% 21.5% 99 78
4枠 5.3% 16.0% 39 75
5枠 7.5% 23.0% 101 88
6枠 3.6% 20.7% 52 72
7枠 5.1% 22.6% 54 77
8枠 4.4% 20.3% 54 90

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

内と外で好走率、回収値ともに大きな開きがあることが分かります。1枠の成績が低いですが、これは1枠が苦手というわけではありません。最近の傾向として、1枠は過剰人気になりがち。一方、詰まるリスクというのは常にある。詰まるリスクは変わっていないのに、人気になっているということで、1枠はあまり妙味がなくなっているんです。(ステイゴールドどうこうではなく、全体的な傾向として1枠の成績がよくなくなっている、という意味です)

ステイゴールドの内枠、特に2、3枠くらいに入ったら狙ってみるといいでしょう。

買い時② 距離短縮馬

前走より短い距離を走る場合、前走よりペースが厳しくなることがほとんどです。厳しい条件になってこそ真価を発揮するのがステイゴールド産駒ですから、当然距離短縮は絶好の買い時になります。

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 6.6% 21.7% 84 78
今回延長 4.6% 21.5% 53 82
今回短縮 5.4% 20.5% 84 92

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

複勝回収値は90オーバーと、標準以上の数字を記録しています。特に距離短縮馬が内枠に入った時は狙い目です。

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 7.7% 25.6% 228 115
2枠 6.1% 15.2% 41 130
3枠 6.3% 21.9% 98 130
4枠 4.5% 20.5% 28 124
5枠 7.9% 21.1% 152 77
6枠 0.0% 28.0% 0 83
7枠 7.8% 21.6% 91 65
8枠 2.0% 14.0% 26 38

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.17

ご覧のとおりです。「距離短縮のステイゴールドが内枠に入った時は買い」と覚えておきましょう。

買い時③ 重馬場、荒れ馬場(連続開催時)

スタミナの問われる条件になってこそ、ステイゴールドは実力を発揮します。

好走率が上がっていることに加え、回収値が標準より大幅に高い。

良馬場時の成績より明らかに向上しています。さらに開催が進めば進むほど、期待値が上がります。

日次他 勝率 複勝率 単回値 複回値
初開催 5.3% 19.6% 64 77
連開催 6.6% 26.9% 105 101

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

連続開催時のほうが期待値が高いことがわかります。

買い時④ 叩き3戦目以降

もうステイゴールドという馬は本当にドMですね(笑)。エリートたちは休み明けの期待値が高いわけですが、ステゴ産駒は全く当てはまりません。

むしろ休み明けや叩き2戦目は期待値が低いんです。

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
2週 4.1% 24.9% 48 98
3週 5.0% 19.9% 90 72
4週 9.0% 25.9% 101 91
5~ 9週 5.5% 21.4% 64 84
10~25週 4.9% 16.9% 63 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25
レース検索

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
明け2戦 7.7% 24.8% 99 93
明け3戦 2.8% 20.0% 83 91
明け4戦 8.2% 27.6% 104 81
明け5戦 6.9% 25.9% 119 118
明け6~ 8.2% 22.4% 82 73

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧の通り、とにかく休み明けの期待値が低く、使われて良くなっていきます。

とにかくステイゴールドは厳しい条件で買い。反対に生ぬるい条件だとやる気が出ないので、嫌ったほうがいいでしょう。

予想に役立つデータ一覧(芝編)

ここではこの種牡馬に関わる産駒のデータ、傾向を一挙公開しています。予想の参考にお使いください。

※データは2014年1月1日〜2016年12月31日まで
※単勝100倍未満の穴馬は対象外
※新馬戦は対象外
※キャリア26戦以上の消耗した馬は対象外
※連闘、および半年以上の休み明けを対象外

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 8.8% 26.6% 57 77
3歳 10.0% 27.9% 77 82
4歳 10.7% 27.7% 89 73
5歳 9.7% 30.8% 90 102
6歳 16.2% 21.6% 101 54
7歳 0.0% 0.0% 0 0
8歳

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 0.0% 12.5% 0 47
400~419kg 8.7% 22.6% 94 91
420~439kg 7.7% 25.8% 64 82
440~459kg 10.3% 27.2% 70 76
460~479kg 10.5% 29.7% 87 83
480~499kg 13.5% 31.2% 94 84
500~519kg 14.3% 37.4% 109 73
520~539kg 0.0% 33.3% 0 56
540~

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 12.1% 31.4% 104 83
2枠 12.2% 32.2% 83 97
3枠 10.1% 26.2% 92 74
4枠 9.0% 22.0% 52 69
5枠 10.2% 28.0% 93 82
6枠 8.8% 27.2% 57 67
7枠 9.5% 29.6% 57 78
8枠 9.2% 26.6% 93 93

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 14.1% 31.5% 133 85
2番 10.6% 29.8% 66 75
3番 14.3% 36.0% 104 115
4番 7.7% 29.5% 34 70
5番 9.1% 29.4% 83 85
6番 12.0% 23.2% 110 68
7番 10.9% 27.7% 69 88
8番 8.3% 20.5% 47 49
9番 10.8% 31.8% 81 80
10番 9.3% 29.3% 54 88
11番 10.8% 32.3% 83 87
12番 6.8% 26.3% 60 66
13番 11.2% 24.3% 100 77
14番 6.6% 20.9% 55 60
15番 11.1% 27.8% 106 127
16番 8.5% 18.3% 133 64
17番 3.0% 27.3% 11 115
18番 0.0% 11.1% 0 72

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 36.7% 72.9% 91 98
2番人気 18.6% 48.6% 72 80
3番人気 13.0% 35.1% 77 67
4番人気 11.2% 35.5% 96 85
5番人気 7.0% 25.1% 76 73
6番人気 7.5% 23.8% 105 89
7番人気 3.2% 16.9% 67 80
8番人気 4.2% 17.5% 119 112
9番人気 5.7% 12.0% 152 79
10番人気 1.4% 7.5% 38 58
11番人気 1.0% 8.7% 18 76
12番人気 0.0% 6.1% 0 45
13番人気 0.0% 8.0% 0 114
14番人気 0.0% 4.0% 0 74
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気 0.0% 0.0% 0 0
18番人気

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

クラス別集計

クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
新馬
未勝利 9.5% 26.9% 76 79
500万下 10.0% 27.1% 78 76
1000万下 13.2% 32.3% 123 94
1600万下 12.9% 34.7% 67 80
OPEN特別 7.4% 24.1% 31 51
G3 7.8% 23.4% 69 91
G2 4.4% 28.9% 7 124
G1 7.7% 23.1% 48 74

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

場所別集計

場所 勝率 複勝率 単回値 複回値
札幌 9.9% 31.9% 110 80
函館 10.8% 27.7% 89 67
福島 9.9% 27.8% 102 78
新潟 10.6% 28.4% 77 78
東京 12.2% 31.5% 87 88
中山 11.2% 32.6% 72 93
中京 6.9% 20.2% 57 61
京都 10.2% 27.0% 88 81
阪神 8.5% 21.7% 54 67
小倉 7.6% 25.9% 74 93

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 0.0% 0.0% 0 0
1150m
1200m 6.0% 18.8% 55 89
1300m
1400m 9.0% 19.5% 79 82
1500m 14.3% 21.4% 258 75
1600m 9.1% 28.6% 75 87
1700m
1800m 11.0% 29.6% 85 78
1900m
2000m 9.6% 26.7% 74 79
2100m
2200m 9.9% 32.6% 99 99
2300m 0.0% 44.4% 0 133
2400m 13.2% 30.9% 77 59
2500m 11.1% 25.0% 48 43
2600m 11.0% 32.9% 64 78
2800m
3000m 40.0% 60.0% 66 144
3200m 66.7% 66.7% 536 190
3400m
3600m 0.0% 50.0% 0 120

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬場状態別集計

馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
芝・ 良 10.6% 28.9% 79 83
芝・稍重 7.8% 23.0% 87 70
芝・ 重 8.6% 21.9% 60 65
芝・不良 5.9% 41.2% 14 108

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘
2週 7.1% 29.6% 50 89
3週 10.5% 28.1% 98 76
4週 13.1% 33.9% 82 84
5~ 9週 10.5% 27.7% 80 85
10~25週 8.5% 22.0% 74 73
半年以上
初出走他
不明・他
明け2戦 8.2% 25.1% 73 78
明け3戦 9.9% 29.3% 103 91
明け4戦 10.8% 31.9% 96 78
明け5戦 9.5% 31.0% 90 103
明け6~ 13.8% 32.7% 81 73

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 8.8% 23.9% 75 58
平地・先行 12.9% 33.6% 104 102
平地・中団 10.5% 28.5% 74 79
平地・後方 7.4% 22.5% 69 72
平地・マクリ 8.6% 31.4% 23 50
3F 1位 15.3% 38.0% 86 76
3F 2位 14.0% 36.0% 87 82
3F 3位 10.0% 29.7% 62 73
3F ~5位 12.4% 30.3% 94 77
3F 6位~ 7.0% 22.0% 74 86

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 9.6% 27.3% 73 80
昇級戦 11.8% 29.4% 94 80
降級戦 18.3% 39.4% 167 110

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 11.0% 29.6% 81 82
±200以内 10.3% 29.6% 78 86
±400以内 10.0% 28.4% 76 83
±600以内 10.0% 28.0% 78 81
今回延長 8.7% 26.1% 73 77
今回短縮 10.3% 27.5% 83 84
500m以上延長 10.0% 21.1% 96 49
500m以上短縮 14.0% 18.6% 152 63

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走馬場状態別集計

前走馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダ→芝 6.3% 10.7% 100 66

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25


キングカメハメハ産駒の特徴は?血統の傾向や距離適性、買い方ガイド


ここではキングカメハメハ産駒(子ども)の特徴について書いていきます。

種牡馬としてどのような特徴を持っているのか?血統や実際の産駒の成績、性別(牡馬/牝馬)、馬場適性(重馬場、道悪)、距離適性(長距離/中距離/短距離)、ダート適性など、様々なデータから“買い時”を紐解いていきます。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

Kingmambo
マンファス
母の父 LastTycoon
母の母 PilotBird
性別
馬齢 3歳
生年月日 2001年3月20日
毛色 鹿毛
馬主 金子真人
調教師 松田国英(栗東)
生産牧場 ノーザンファーム
産地 早来町
馬名意味 ハワイ全島を統一したカメハメハ大王

賞金

総賞金 429,733,000
内付加賞 45,733,000
収得賞金(平地) 186,500,000
収得賞金(障害) 0

能力分析

能力値 評価
絶対能力 A
スピード A
パワー A
スタミナ C

キングカメハメハ解説 ~非サンデー系のエース!万能のリーディングサイアー~

キングマンボ系はサンデーサイレンス系と双璧をなす瞬発力血統です。特にキングカメハメハは日本ダービーとNHKマイルカップを勝ったことで分かるように、日本の競馬に抜群の適性を示しています。

しかも「万能性」という意味ではディープインパクトをはるかに凌ぐ優秀な種牡馬です。代表産駒を見てみると……

芝短距離 ロードカナロア
芝中距離 ドゥラメンテ、ルーラーシップ、ローズキングダム、ラブリーデイ
ダート ホッコータルマエ、ベルシャザール
牝馬 アパパネ

芝、ダート、距離、牡馬、牝馬を問わず活躍馬を幅広く出しています。苦手なのは長距離戦くらいという超万能種牡馬なのです。ディープインパクトはダートが苦手ですし、距離も1200mや3000m以上になるとパフォーマンスを落としますから、いかにキングカメハメハが優れているか、わかります。

そんな万能性があるからこそ、取捨選択がとても難しい。しっかりとチェックしていきましょう。

産駒の特徴

・万能。芝、ダート、距離など条件を選ばない
・基本スピード血統だがタフな条件もこなす
・疲れのないフレッシュな状態で買い
・強いて言えばスタミナが弱点

“買い時”

・内枠に入った馬
・休み明けなど疲労がない馬
・前走先行した馬
・前走上がり1位
・ダート的な要素を求められる馬場

買い時① 内枠

意外と知られていませんが、キングカメハメハ産駒は内枠巧者が多い。基本的にキングマンボ系=ミスプロ系だけあってパワーがあるので、他馬に当たり負けせず、馬群を割ることができるんです。

枠順別の成績を見てみると……

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 5.2% 23.5% 44 94
2枠 7.3% 26.4% 140 104
3枠 6.9% 27.5% 51 83
4枠 9.5% 22.2% 91 63
5枠 6.7% 20.2% 84 81
6枠 6.6% 25.2% 135 101
7枠 5.3% 21.9% 43 59
8枠 5.9% 19.9% 45 58

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、明らかに内枠の成績がいいですよね。(現代競馬は内枠有利なので外枠の数字が落ちるのは当たり前ですが)7、8枠の成績と比べると大きな差があることがわかります。

例えばヒットザターゲットの戦績を見てください。

好走した重賞の枠順を見てみると……

新潟大賞典 1着 1枠1番
小倉大賞典 1着 3枠5番
京都大賞典 1着 2枠2番
目黒記念 1着 1枠1番
札幌記念 2着 3枠5番

すべて5番以内であることが分かります。キンカメ産駒が内枠に入ったら、侮らない方がいいでしょう。

買い時② 休み明けなど疲労がない馬

キングカメハメハ産駒は疲労が蓄積するとパフォーマンスを下げる傾向にあります。この辺りはディープインパクト産駒と共通するところですね。

長距離が苦手なのは本質的にスタミナがそれほどないから。スタミナがない=体力がないということは疲労に弱いということです。

例えば間隔別の成績を見てみることにしましょう。

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
2週 8.2% 23.9% 118 71
3週 6.3% 25.5% 84 89
4週 3.6% 19.4% 53 72
5~ 9週 6.4% 20.9% 57 64
10~25週 8.2% 25.0% 90 94

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、間隔が空けば開くほど、好走率、回収値ともに上昇しているのが分かります。

さらに休み明けからの成績を見てみると……

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
明け2戦 5.8% 22.9% 47 78
明け3戦 4.7% 26.0% 27 96
明け4戦 9.8% 31.5% 262 113
明け5戦 9.2% 20.0% 114 51
明け6~ 6.3% 21.5% 80 60

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

休み明けの成績がいい分、明け2戦目で反動が出やすいんですね。休み明けで走る分、「叩き2戦目でさらに前進!」という人間の心理が働き、オッズ的な妙味がなくなることも回収値が低くなっている要因だと考えられます。

3、4戦目で立て直すので、ここが2つ目の狙い目です。しかし、5戦を過ぎると徐々に疲労が蓄積されてくるのでパフォーマンスが落ちてくる。

・フレッシュなキンカメは買え!
・疲れているキンカメは嫌え!

覚えておくといいでしょう。

買い時③ 前走先行した馬

こちらもディープインパクト同様、先行した馬の期待値が高いです。

能力が高いことに加え、キングカメハメハ産駒はダート適性が高い。ダートは瞬発力より持続力が求められますから、長くいい脚を使うポテンシャルを秘めているわけですね。

前走の脚質別の成績を見てみると、

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 6.3% 25.4% 48 84
平地・先行 8.0% 28.8% 83 92
平地・中団 5.8% 21.0% 58 68
平地・後方 6.3% 20.3% 111 81
平地・マクリ 20.0% 20.0% 106 38

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

他の項目より複勝率は10%近く違うことがわかります。

ディープインパクトやキングカメハメハの産駒は「瞬発力が凄い!」というイメージがあるので、差し馬は常に過剰人気になってしまう傾向にあるんです。どんなに強くても、先行馬はなかなか人気になりません。

その典型的な例が、宝塚記念を勝ったラブリーデイでしょう。

日付 レース名 着順 人気
151101 天皇賞秋G1 1
151012 京都大賞G2 1
150628 宝塚記念G1 6
150606 鳴尾記念G3 2
150503 天皇賞春G1 8
150322 阪神大賞G2 3
150215 京都記念G2 3
150104 中山金杯HG3 4
141206 金鯱賞G2 6
141109 アルゼンHG2 6
140713 七夕賞HG3 2
140601 目黒記念HG2 1
140426 メトロポH 1
140315 中日新聞HG3 4

集計期間:2012. 8.19 ~ 2016.10.30

これだけ安定して走っているのに、目黒記念以降、宝塚記念までは1度も1番人気になっていません。さすがに宝塚記念を勝ったことで秋の重賞戦線では1番人気になることもありましたが、これだけ安定して走って1番人気がないというのは差し馬だったらなかなかないことです。

ちなみに芝の重賞における成績に限定しても、複勝率32%、複勝回収値140と高水準です。

人気になる差し馬より、人気にならない先行馬を買うべきでしょうね。

買い時④ 前走上がり1位(重賞)

「先行馬を買え」と真逆の項目に思われるかもしれませんが、捉え方としては「脚質」を見ているのではなく、「才能」を見ていると考えてください。

瞬発力が重要な日本の競馬において速い上がりを叩き出せるというのはれっきとした才能、大きな武器になります。

「もともと基礎能力が高いキンカメ+才能を示す上がり1位」が組み合わさったなら、かなりの好走率が見込めるというわけですね。

最近は平場だと厳しくなってきているのですが、重賞ではいまだに強さを見せています。

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 12.5% 37.5% 64 114
3F 2位 5.9% 17.6% 83 48
3F 3位 6.7% 46.7% 60 182
3F ~5位 9.5% 19.0% 78 44
3F 6位~ 7.7% 21.2% 67 74

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、上がり3位以内の馬の成績が図抜けています。

ちなみに条件問わず「前走先行」かつ「前走3位以内」だった馬の成績は……

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・先行 12.2% 46.3% 70 125

集計期間:2014. 1. 6 ~ 2016.12.25

というように、極めて信頼性が高くなっています。1、2番人気を含まず複勝率46%というのは驚異的といっていいでしょう。狙わない手はありませんよね?

買い時⑤ ダート的な要素を求められる荒れ馬場

これはデータに現れない傾向の話なので参考程度に頭に入れておいてください。

キングカメハメハとディープインパクトの最大の違いはダート適性があるかないか、にあります。

キングカメハメハはホッコータルマエやベルシャザールといったダートGI馬を輩出しているのに対し、ディープインパクトはほとんどダートの活躍馬を出せていません。

それもそのはず。キングカメハメハはもともとダートの名血ミスタープロスペクターの系統です。一方のディープインパクトは芝血統のサンデー系、しかも自身の馬体重が430キロ程度と、ダートに対応するパワーがなかったことを示唆しています。

だから、キングカメハメハ産駒はダート的な要素が求められる馬場でも走れるんです。

例えば12年の朝日チャレンジカップを例に取ってみましょう。このレースはダート的なパワーが求められる馬場状態で行われました。

結果、勝ったショウリュウムーンとともに馬券になったのはダート適性が高いシングスピール産駒のアドマイヤタイシと、同じく産駒はダートの勝ち鞍のほうが多いマヤノトップガン産駒タガノエルシコでした。

このレース、ショウリュウムーンの他にも17番人気のキングカメハメハ産駒キングストリートが4着に入ったのに対し、人気のディープインパクト産駒ヒストリカルとフレールジャックは掲示板にすら載れませんでした。

・開催が進んで馬場が荒れてダート的なパワーが必要な時
・ミスプロ系などのダート血統が走っている時

こういったシチュエーションの場合は、ディープインパクト産駒よりキングカメハメハ産駒を上に取りましょう。

予想に役立つデータ一覧(芝編)

ここではこの種牡馬に関わる産駒のデータ、傾向を一挙公開しています。予想の参考にお使いください。

※データは2014年1月1日〜2016年12月31日まで
※極端な人気薄は対象外

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 17.3% 35.2% 64 71
3歳 10.9% 32.3% 63 76
4歳 12.2% 31.4% 73 69
5歳 12.1% 30.0% 135 102
6歳 1.9% 20.8% 26 76
7歳 7.1% 21.4% 67 49
8歳

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 0.0% 0.0% 0 0
400~419kg 8.5% 19.1% 53 74
420~439kg 6.3% 23.1% 52 75
440~459kg 8.5% 28.9% 77 76
460~479kg 13.5% 35.4% 76 83
480~499kg 14.6% 34.4% 95 77
500~519kg 15.6% 37.1% 70 77
520~539kg 17.9% 33.3% 125 96
540~

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 14.2% 32.1% 89 85
2枠 9.3% 34.3% 87 105
3枠 11.8% 33.6% 65 75
4枠 13.2% 32.6% 87 71
5枠 13.1% 31.3% 80 78
6枠 9.5% 31.3% 101 89
7枠 13.3% 32.8% 64 68
8枠 9.9% 26.9% 50 65

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 13.6% 32.5% 67 66
2番 14.9% 35.1% 161 121
3番 10.7% 36.2% 42 98
4番 10.7% 33.6% 56 72
5番 12.1% 33.3% 78 75
6番 13.0% 37.0% 78 84
7番 11.3% 31.4% 75 64
8番 16.1% 34.2% 81 75
9番 11.2% 29.6% 82 83
10番 13.7% 31.5% 83 72
11番 11.2% 32.2% 96 100
12番 9.7% 31.9% 117 86
13番 10.0% 26.4% 57 67
14番 15.4% 33.0% 75 67
15番 6.5% 28.7% 28 78
16番 9.2% 17.1% 53 34
17番 3.2% 12.9% 19 27
18番 2.6% 21.1% 15 52

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 35.7% 63.6% 90 84
2番人気 17.2% 52.9% 74 88
3番人気 15.6% 43.0% 92 85
4番人気 8.8% 31.3% 75 75
5番人気 6.4% 29.5% 67 85
6番人気 6.3% 22.9% 74 80
7番人気 4.3% 16.5% 76 68
8番人気 2.0% 11.6% 45 70
9番人気 1.6% 7.0% 27 42
10番人気 2.5% 10.7% 83 95
11番人気 0.0% 5.1% 0 42
12番人気 5.7% 9.4% 296 99
13番人気 2.0% 4.1% 112 42
14番人気 0.0% 10.0% 0 203
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気
18番人気

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

クラス別集計

クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
新馬
未勝利 11.7% 29.8% 65 69
500万下 10.7% 31.4% 93 81
1000万下 13.4% 34.5% 60 87
1600万下 12.0% 30.1% 92 74
OPEN特別 11.5% 31.0% 58 70
G3 10.1% 34.3% 48 92
G2 17.8% 35.6% 110 73
G1 10.7% 32.1% 71 92

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

場所別集計

場所 勝率 複勝率 単回値 複回値
札幌 7.6% 31.9% 107 91
函館 12.1% 31.3% 61 64
福島 8.6% 28.1% 89 72
新潟 8.4% 28.9% 65 75
東京 11.4% 28.9% 55 59
中山 11.0% 31.9% 51 73
中京 17.4% 31.5% 161 97
京都 12.8% 31.9% 56 74
阪神 13.1% 38.4% 94 102
小倉 10.8% 27.7% 70 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 7.1% 28.6% 12 92
1150m
1200m 6.5% 23.8% 40 65
1300m
1400m 10.2% 30.1% 73 84
1500m 0.0% 38.9% 0 77
1600m 12.4% 28.2% 88 68
1700m
1800m 11.9% 33.3% 77 86
1900m
2000m 14.5% 34.8% 96 84
2100m
2200m 9.6% 30.8% 81 78
2300m 0.0% 50.0% 0 122
2400m 12.4% 33.6% 47 66
2500m 7.1% 35.7% 33 95
2600m 17.4% 37.0% 68 66
2800m
3000m 0.0% 22.2% 0 64
3200m 0.0% 0.0% 0 0
3400m 0.0% 0.0% 0 0
3600m 0.0% 0.0% 0 0

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬場状態別集計

馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
芝・ 良 12.0% 31.8% 76 81
芝・稍重 10.7% 29.3% 81 64
芝・ 重 10.3% 35.3% 53 74
芝・不良 14.3% 23.8% 123 50

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘
2週 10.4% 28.3% 83 69
3週 13.7% 35.2% 86 82
4週 14.6% 36.0% 83 84
5~ 9週 10.2% 29.3% 63 72
10~25週 10.3% 29.3% 75 81
半年以上
初出走他
不明・他
明け2戦 11.4% 31.7% 63 78
明け3戦 11.7% 35.1% 54 88
明け4戦 14.8% 38.3% 198 110
明け5戦 12.1% 29.0% 96 68
明け6~ 12.8% 32.6% 68 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 10.9% 28.7% 48 68
平地・先行 13.5% 36.7% 81 85
平地・中団 12.5% 32.0% 69 73
平地・後方 8.5% 25.5% 94 83
平地・マクリ 14.3% 35.7% 51 55
3F 1位 18.6% 43.0% 76 82
3F 2位 18.4% 39.2% 91 76
3F 3位 11.3% 36.7% 62 81
3F ~5位 15.0% 35.7% 99 81
3F 6位~ 6.8% 23.4% 69 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 11.7% 31.0% 83 80
昇級戦 12.5% 33.7% 51 72
降級戦 11.5% 39.6% 44 68

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 13.8% 34.9% 83 80
±200以内 12.4% 32.6% 82 80
±400以内 12.1% 32.1% 79 80
±600以内 11.8% 31.9% 77 79
今回延長 9.5% 27.3% 60 71
今回短縮 11.5% 32.1% 86 84
500m以上延長 2.4% 18.8% 6 43
500m以上短縮 13.2% 30.2% 95 74

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走馬場状態別集計

前走馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダ→芝 3.9% 17.2% 52 82

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25


ハーツクライ産駒の特徴は?血統の傾向や距離適性、買い方ガイド


ここではハーツクライ産駒(子ども)の特徴について書いていきます。

種牡馬としてどのような特徴を持っているのか?血統や実際の産駒の成績、性別(牡馬/牝馬)、馬場適性(重馬場、道悪)、距離適性(長距離/中距離/短距離)、ダート適性など、様々なデータから“買い時”を紐解いていきます。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

サンデーサイレンス
アイリッシュダンス
母の父 トニービン
母の母 ビユーパーダンス
性別
馬齢 5歳
生年月日 2001年4月15日
毛色 鹿毛
馬主 (有)社台レースホース
調教師 橋口弘次郎(栗東)
生産牧場 社台ファーム
産地 千歳市
馬名意味 心の叫び(アイリッシュダンスの演目のひとつ)

賞金

総賞金 555,731,000
内付加賞 18,531,000
収得賞金(平地) 213,300,000
収得賞金(障害) 0

能力分析

能力値 評価
絶対能力 A
スピード A
パワー C
スタミナ A

ハーツクライ解説 ~爆発力と底力が魅力のアンタイヒーロー~

競走馬時代、有馬記念で当時無敗だったディープインパクトを破りました。伏兵という立場を活かした思い切った競馬で才能を開花させると、次走のドバイシーマクラシックでは2着以下に影すら踏ませない圧勝劇を演じました。

キングジョージでは敗れこそしたものの、当時ヨーロッパ最強だったハリケーンランとエレクトロキューショニストの2頭と大接戦を演じて3着……。

・伏兵の立場を活かした大胆なレースぶりで真価を発揮
・古馬になってからも衰えない圧倒的な成長力
・欧州最高峰の中距離GIで激戦を演じられる驚異的なスタミナ

現役時代に見せたこれらの特徴はしっかりと産駒に受け継がれています。

ジャスタウェイは古馬になってから急成長を遂げて世界レーティング1位を獲得しました。ヌーヴォレコルトはオークスでハープスターという圧倒的1番人気馬を倒し、ウインバリアシオンやフェイムゲームらは天皇賞春で馬券に絡みました。

伏兵のときに力を発揮する血統なので、血統予想との相性は抜群。買い時が分かりやすいので、特徴をつかむことができれば軸馬として重宝することでしょう。

産駒の特徴

・サンデー系で最もスタミナがある種牡馬
・「長距離」、「晩成」、「大舞台での大駆け」が合言葉
・“王道の競馬”をすると取りこぼす
・大胆な競馬で真価を発揮する

“買い時”

・2000m以上の中長距離戦
・距離短縮馬
・キャリアの浅い高齢馬
・先行馬か決め手のある馬
・重賞の2番人気以下、特に重馬場時

買い時① 2000m以上の中長距離戦

現役時代に馬券になったGIはすべて2200m以上というスタミナ自慢。凱旋門賞馬トニービンのスタミナをしっかりと受け継ぎ、産駒に伝えています。

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 0.0% 100.0% 0 470
1150m
1200m 1.6% 17.7% 24 82
1300m
1400m 6.6% 19.7% 113 70
1500m 0.0% 36.4% 0 91
1600m 8.1% 19.4% 133 71
1700m
1800m 5.2% 22.6% 46 67
1900m
2000m 5.5% 27.3% 68 104
2100m
2200m 3.2% 22.1% 70 88
2300m 0.0% 0.0% 0 0
2400m 11.0% 32.9% 153 94
2500m 8.3% 33.3% 233 115
2600m 2.4% 14.3% 23 53
2800m
3000m 0.0% 0.0% 0 0
3200m 0.0% 66.7% 0 290
3400m
3600m

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離が長くなればなるほど、パフォーマンスを上げていることがわかります。とにかくスタミナの問われる条件で買うべきでしょう。

なお、2000m未満だと持続力が求められやすい1400mのパフォーマンスが一番高く、他の距離は総じて期待値が高くありません。特に上記の通り、1800mは回収値がかなり低いので、注意しましょう。

買い時② 距離短縮馬

スタミナが持ち味だと距離延長で良さそうなものですが、距離短縮馬のほうが狙えるのがハーツクライ産駒の特徴です。

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 5.6% 23.2% 56 77
±200以内 6.3% 24.9% 77 86
±400以内 6.0% 24.1% 81 84
±600以内 5.7% 23.6% 77 83
今回延長 5.5% 20.8% 91 80
今回短縮 6.1% 27.9% 92 96

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、距離短縮で大幅にパフォーマンスを上げていますよね。反対に距離延長はあまりよくありません。

なお、距離短縮馬が2000m以上のレースに出走した際の複勝率は37%超、複勝回収値は100を優に超える成績を記録しています。

買い時③ キャリアの浅い高齢馬は買い

ハーツクライ産駒の最大の特徴は「成長力」です。ディープインパクトやキングカメハメハといった典型的なクラシック血統の場合、3歳春の時点でそれなりに完成する一方で6歳以上の高齢になると途端にパフォーマンスを落とす傾向にあります。

一方、ハーツクライ産駒が本当に力をつけるのは古馬になってからです。さすがにキャリア過多になると消耗してよくありませんが、キャリアが浅い馬なら成長を望むこと、パフォーマンスの維持を期待することは可能です。

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
6歳 10.5% 28.9% 111 112
7歳 0.0% 25.0% 0 65

集計期間:2014. 1.11 ~ 2016.11. 6
※キャリア25戦以内

ウインバリアシオンは6歳で日経賞を制し、天皇賞春でも馬券になりました。また、メイショウナルトも6歳時に七夕賞を勝っています。

「キャリアの浅い高齢のハーツクライ産駒は買い」と覚えておきましょう。

買い時④ 決め手のある馬

ハーツクライの現役時代を思い出してもらえると、分かりやすいと思います。

日本ダービーやジャパンカップでは最後方から上がり最速で追い込んで2着になりました。父と同じく、圧倒的な決め手を持っている馬は強調できます。

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 8.6% 30.7% 81 92
3F 2位 10.2% 24.1% 100 66
3F 3位 6.7% 28.8% 115 125
3F ~5位 5.3% 27.2% 87 83
3F 6位~ 4.1% 19.5% 65 77

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、上がり上位の馬の成績が圧倒的に良いんです。

なお、

・2000m以上
・前走上がり3位以内

この条件になると、ほとんどベタ買いでも儲かります。

前走脚質別集計

勝率 複勝率 単回値 複回値
7.3% 31.5% 96 110

集計期間:2014. 1. 6 ~ 2016.12.25

決め手のある馬を狙っていきましょう。

買い時⑤ 距離短縮馬

ハーツクライは有馬記念でディープインパクトを破ったように、「伏兵」のときに「大胆な騎乗」をすることで真価を発揮します。反対に1番人気に支持されると、騎手は後方に控えたり、外を回したりする「安全な騎乗」、「王道の騎乗」をしようとします。そうなると、力を発揮できずに終わることが多い。

最高のサンプルといえるのがヌーヴォレコルトです。

レース名 距離S 着順 人気
エリザベG1 芝2200 1
オールカG2 芝2200 1
宝塚記念G1 芝2200 3
ヴィクトG1 芝1600 1
中山記念G2 芝1800 3
エリザベG1 芝2200 1
秋華賞G1 芝2000 1
ローズSG2 芝1800 2
優駿牝馬G1 芝2400 2
桜花賞G1 芝1600 5
チューリG3 芝1600 4
こうやま500* 芝1600 2
未勝利・牝* 芝1600 1
新馬・牝 芝1600 1

集計期間:2013.10.19 ~ 2017. 3.11
例えばオークスではハープスターという圧倒的な1番人気馬がいました。ヌーヴォレコルトは2番人気でしたが、「ハープスター1強」という様相が濃かったことは周知の事実かと思います。

ヌーヴォレコルトは伏兵でした。だからこそ、ハープスターより前で騎乗し、馬群を割って早めに抜け出して追いすがるライバルを抑えることができたんです。

一方、秋華賞やエリザベス女王杯では1番人気に支持されました。当然、騎手は「1番人気の騎乗」をします。しかし、これではハーツクライ産駒の潜在能力を引き出せないんです。実際、秋華賞では内々を回ったショウナンパンドラに足元をすくわれ、エリザベス女王杯では目標にされてラキシスに差し切られてしまいました。

そして中山記念ではイスラボニータやロゴタイプがいたため、再び伏兵という立場になりました。すると、最内を突く「大胆な騎乗」で皐月賞馬たちを蹴散らして見せました。

要するに、「目標になる人気馬=騎手が大胆な騎乗をしようと思う要素」があるかないかが大切になんですね。

事実、重賞における人気別の成績を見てみると……

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 29.6% 66.7% 74 88
2番人気 28.6% 57.1% 152 94
3番人気 11.8% 41.2% 60 88

集計期間:2014. 2.18 ~ 2016.12.17
1番人気馬より2、3番人気馬のほうが明らかに成績がいいというのは、他の種牡馬ではなかなかないことです。注視していきましょう。

なお、重賞では馬場が渋った時の期待値が高いことも付け加えておきましょう。

予想に役立つデータ一覧(芝編)

ここではこの種牡馬に関わる産駒のデータ、傾向を一挙公開しています。予想の参考にお使いください。

※データは2014年1月1日〜2016年12月31日まで
※極端な人気薄は対象外

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 15.4% 35.6% 100 76
3歳 10.1% 30.2% 77 80
4歳 9.9% 32.3% 56 80
5歳 11.7% 31.3% 86 84
6歳 11.5% 30.8% 91 98
7歳 0.0% 25.0% 0 65
8歳

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 0.0% 0.0% 0 0
400~419kg 0.0% 19.2% 0 88
420~439kg 10.7% 30.6% 109 79
440~459kg 9.2% 28.1% 52 68
460~479kg 12.4% 33.6% 90 101
480~499kg 10.9% 29.4% 78 67
500~519kg 15.6% 41.3% 82 82
520~539kg 7.8% 34.4% 31 71
540~ 0.0% 33.3% 0 57

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 11.7% 28.9% 68 64
2枠 14.1% 33.9% 84 81
3枠 14.5% 36.9% 150 98
4枠 11.4% 33.2% 65 78
5枠 11.0% 32.5% 61 81
6枠 8.7% 29.1% 80 92
7枠 9.5% 27.0% 48 63
8枠 9.0% 32.5% 65 87

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 10.1% 28.7% 58 64
2番 14.9% 36.0% 74 72
3番 14.1% 36.3% 95 81
4番 16.2% 37.3% 72 85
5番 16.5% 34.6% 154 96
6番 14.4% 36.0% 153 97
7番 11.2% 32.8% 78 77
8番 6.1% 32.1% 29 90
9番 3.4% 32.5% 18 76
10番 11.7% 29.2% 43 83
11番 8.9% 27.8% 34 53
12番 8.8% 25.3% 126 80
13番 6.5% 21.5% 47 70
14番 10.3% 25.0% 52 62
15番 5.7% 27.1% 31 80
16番 13.0% 33.3% 90 90
17番 0.0% 20.0% 0 66
18番 13.8% 37.9% 226 134

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 33.7% 62.6% 82 80
2番人気 19.0% 52.5% 79 86
3番人気 11.0% 41.4% 64 82
4番人気 9.3% 40.2% 76 92
5番人気 9.2% 31.6% 94 95
6番人気 6.2% 22.2% 90 77
7番人気 2.2% 17.0% 31 76
8番人気 2.3% 14.3% 52 72
9番人気 3.3% 11.0% 73 61
10番人気 2.3% 11.4% 66 88
11番人気 4.5% 6.7% 186 89
12番人気 0.0% 0.0% 0 0
13番人気 2.4% 9.8% 127 129
14番人気 0.0% 5.3% 0 90
15番人気 0.0% 0.0% 0 0
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気
18番人気

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

クラス別集計

クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
新馬 0.0% 100.0% 0 330
未勝利 12.0% 31.8% 84 80
500万下 9.6% 29.3% 62 77
1000万下 12.7% 36.8% 89 91
1600万下 10.6% 30.8% 100 81
OPEN特別 4.5% 20.5% 10 42
G3 12.5% 37.5% 125 118
G2 13.8% 32.8% 48 57
G1 6.7% 28.9% 38 66

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 33.3% 66.7% 260 185
1150m
1200m 8.1% 27.9% 43 81
1300m
1400m 11.6% 27.4% 115 75
1500m 5.0% 40.0% 11 78
1600m 11.5% 24.7% 104 64
1700m
1800m 12.2% 31.3% 61 70
1900m
2000m 10.0% 35.3% 64 96
2100m
2200m 6.9% 30.3% 66 81
2300m 33.3% 33.3% 123 46
2400m 11.8% 34.6% 106 78
2500m 17.9% 39.3% 146 88
2600m 14.3% 31.4% 77 89
2800m
3000m 20.0% 40.0% 60 62
3200m 0.0% 50.0% 0 181
3400m 50.0% 75.0% 165 140
3600m

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬場状態別集計

馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
芝・ 良 11.0% 31.8% 80 83
芝・稍重 12.4% 33.9% 69 74
芝・ 重 6.3% 20.0% 30 49
芝・不良 12.5% 37.5% 21 55

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘
2週 9.7% 28.6% 79 77
3週 13.3% 35.4% 80 79
4週 9.2% 29.8% 44 65
5~ 9週 12.0% 32.1% 98 86
10~25週 9.9% 30.7% 69 88
半年以上
初出走他
不明・他
明け2戦 9.7% 30.2% 47 67
明け3戦 11.4% 32.3% 108 93
明け4戦 8.7% 30.4% 71 87
明け5戦 11.5% 30.8% 91 73
明け6~ 12.8% 34.6% 82 85

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 4.5% 19.1% 15 45
平地・先行 13.5% 36.2% 95 85
平地・中団 11.8% 33.3% 77 83
平地・後方 8.7% 26.2% 73 79
平地・マクリ 6.5% 25.8% 28 48
3F 1位 16.0% 43.8% 81 90
3F 2位 18.1% 34.3% 91 68
3F 3位 15.5% 37.4% 108 99
3F ~5位 11.1% 34.7% 85 83
3F 6位~ 6.2% 24.0% 60 75

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 10.8% 31.3% 73 79
昇級戦 12.7% 33.2% 102 82
降級戦 11.3% 36.3% 78 105
新馬 13.0% 29.7% 90 70
未勝利 11.7% 32.9% 80 84
500万下 10.2% 28.7% 73 75
1000万下 11.1% 37.3% 76 88
1600万下 8.2% 28.2% 62 74
OPEN特別 11.4% 34.3% 144 113
G3 6.7% 31.7% 58 79
G2 6.8% 27.1% 24 107
G1 23.8% 42.9% 96 72

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 12.0% 32.2% 64 76
±200以内 11.3% 32.8% 74 82
±400以内 11.2% 31.9% 77 80
±600以内 11.0% 31.8% 75 81
今回延長 10.3% 29.9% 85 80
今回短縮 10.6% 33.3% 83 87
500m以上延長 10.3% 29.5% 82 88
500m以上短縮 8.0% 26.0% 19 82

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走馬場状態別集計

前走馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダ→芝 5.4% 16.2% 93 76

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25


ディープインパクト産駒の特徴は?血統の傾向や距離適性、芝・ダートの成績

ディープインパクト (C)競馬TIMES

ここではディープインパクト産駒(子ども)の特徴について書いていきます。

種牡馬としてどのような特徴を持っているのか?血統や実際の産駒の成績、性別(牡馬/牝馬)、馬場適性(重馬場、道悪)、距離適性(長距離/中距離/短距離)、ダート適性など、様々なデータから“買い時”を紐解いていきます。

プロフィール〜血統・誕生日・馬主・調教師・生産者〜

サンデーサイレンス
ウインドインハーヘア
母の父 Alzao
母の母 Burghclere
性別
馬齢 4 歳
生年月日 2002年3月25日
毛色 鹿毛
馬主 金子真人ホールディングス(株)
調教師 池江泰郎(栗東)
生産牧場 ノーザンファーム
産地 早来町
馬名意味 深い印象

賞金

総賞金 1,454,551,000
内付加賞 130,551,000
収得賞金(平地) 471,750,000
収得賞金(障害) 0

能力分析

能力値 評価
絶対能力 S
スピード S
パワー C
スタミナ B

ディープインパクト解説 ~新鮮さを求めるチャンピオンサイアー~

シンボリルドルフ以来となる無敗の3冠馬に輝き、絶対的な強さを誇ったディープインパクト。“英雄”は種牡馬になってからも類まれな能力を発揮しています。

ディープブリランテとキズナといったダービー馬をはじめとして、産駒たちは競馬界を席巻。今や、絶対に欠かすことができないチャンピオンサイアーの地位を確立しています。

ディープインパクト産駒は絶対能力が高すぎるので、どんな条件でも来てしまう血統予想家泣かせの一面があるんですが(苦笑)、特徴ははっきりしているので、好走馬は比較的見つけやすいんです。

京都の外回りのマイルでは絶対に走ってきますし、クラシックでもほぼ確実に馬券に絡んでくるじゃないですか? ただ、一般的なイメージで馬券を買っていると、他のファンと同じような予想になってしまうので、よくありません。

では、具体的にディープインパクト産駒はどんな条件で狙えるのか? しっかりとチェックしていきましょう。

産駒の特徴

・絶対的な能力が高い
THE クラシック血統。東京、京都の外回りが◎
・ダート的な要素が求められる条件は向かない
・フレッシュさがポイント!マンネリに弱い

ディープインパクトの“買い時”

・年齢が若い、キャリアが浅い
・昇級戦
・前走先行馬
・巨漢馬
・前走上がり1位

買い時① 若い馬、キャリアが浅い馬

ディープインパクト産駒はとにかくフレッシュな馬が走ります。

・年齢が若い、キャリアが少ない
・昇級戦
・初の重賞挑戦
・休み明け

などなど、それまでのキャリアで経験したことがない条件やクラスの変化、距離の延長・短縮といった刺激を受けた時のパフォーマンスが高い。まずは年齢別の成績を見ていきましょう。

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 21.5% 53.9% 111 97
3歳 15.7% 39.3% 69 81
4歳 13.7% 38.0% 58 82
5歳 9.4% 29.2% 72 77

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、若ければ若いほど、成績が高いことがわかりますよね? 「若い=経験が少ない=状態がフレッシュ」という図式が成り立つため、高いパフォーマンスを発揮すると考えられます。

次にキャリア別の成績を見てみると……

キャリア別集計

キャリア 勝率 複勝率 単回値 複回値
3~ 5戦 16.6% 43.3% 81 90
6~10戦 15.5% 37.6% 67 78
11~15戦 11.1% 36.1% 58 85
16~20戦 10.1% 27.9% 87 69
21~30戦 5.5% 18.3% 35 58

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

こちらもキャリアが少なければ少ないほど、好走率が高い。まぁ年齢が若いorキャリアが浅いと同世代だけの競走になる可能性が高いので好走率が高いのは当たり前なんですが、ディープインパクトの場合、この傾向が顕著です。

とにかく若い馬、キャリアが浅い馬を狙っていきましょう

買い時② 昇級戦

ディープインパクト産駒は絶対能力が高い。しかも昇級するということは、今まで一緒に走ったことがない馬や強い馬と戦うことになります。「能力が高い+刺激を受ける」という相乗効果によって好走率は高まります。

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 13.0% 36.1% 67 80
昇級戦 21.3% 46.4% 94 94
降級戦 18.0% 50.8% 64 79

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

昇級戦のディープインパクト産駒は人気になりやすいのに、回収値は単複ともに90オーバーです。まぁ彼ら、単純に強いのでね。侮らない方がいいですし、むしろ狙い目といえるでしょう。

買い時③ 前走先行馬

ディープインパクトといえば鮮烈な末脚が印象的です。最後方から差しきる競馬は人々を魅了しました。その才能はキズナやハープスターなど、産駒に着実に引き継がれています。

しかし、現代競馬は圧倒的に前が有利です。実はディープインパクト産駒も先行馬のほうが優秀な成績を残しています。

例えばジェンティルドンナを見てください。

鮮烈な末脚の印象はないでしょう。あっても桜花賞とオークスくらいではないでしょうか。しかし、GIを7勝して歴代の名馬たちと肩を並べました。彼女の強さの理由こそ、抜群のレースセンス、先行力にあったんです。

特に古馬になってから勝ったGIを見てみると……

ジャパンカップ 4角4番手

ドバイシーマクラシック 4角5番手

有馬記念 4角2番手

いずれも前々で競馬を進めています。絶対能力の高いディープインパクト産駒が、先行して押し切るという“王道の競馬”をしたら敵なしなんですよ。

一方、鮮烈な末脚の印象があるキズナやハープスターはGI1勝にとどまっています。後ろから行く競馬というのは不確定要素が多いので、どんなに能力が高くても取りこぼすことがあります。

何より後方一気は印象に残りやすい(=人気になりやすい)ので、馬券的な妙味のある馬になりにくいんですね。

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 20.4% 40.8% 83 105
平地・先行 17.3% 41.9% 80 87
平地・中団 13.3% 38.9% 63 81
平地・後方 12.0% 32.3% 72 76
平地・マクリ 15.4% 38.5% 60 70

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前に行けばいくほど、回収値が高いことがわかります。反対に後方待機組は複勝率わずか20%程度です。

「ディープ産駒は先行馬こそ買い」

とにかく前へ行って押し切れるタイプを狙っていきましょう。

買い時④ 巨漢馬

ディープインパクトは小さな馬でしたが、産駒は馬体重が重たい馬の期待値が圧倒的に高いという傾向が出ています。

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 2.5% 27.5% 10 66
400~419kg 10.8% 29.4% 70 74
420~439kg 11.7% 36.5% 69 83
440~459kg 12.6% 36.2% 71 87
460~479kg 16.1% 38.9% 75 79
480~499kg 17.6% 43.8% 62 77
500~519kg 22.4% 49.6% 94 94
520~539kg 20.0% 37.5% 55 49
540~ 22.2% 61.1% 66 127

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、優秀な成績を残しています。ディープインパクト産駒の出世馬たちを思い出してもらうと分かりやすいですね。

サトノダイヤモンド 500キロ前後

ジェンティルドンナ 460キロ前後

キズナ 500キロ前後

スピルバーグ 500キロ前後

ハープスター 480キロ前後

ディープブリランテ 460キロ前後

ラキシス 460キロ前後

主要な活躍馬はほとんどが460キロを超える馬、500キロ前後の馬も少なくありません。一方、馬体重が小さくてGIを勝っているのはダノンシャークとミッキーアイルくらいなものです。

「デカいディープを狙え!」

迷ったら大きなディープを買いましょう。

買い時⑤ 前走上がり上位

速い上がりを使えるかどうかというのは、日本競馬において「才能を示す指標」になります。

圧倒的に能力が高いディープインパクト産駒が速い上がりを使う――。

もうそれは手がつけられないということなんです。実際、前走上がり最速を使った馬の重賞における成績を見てみると……

前走脚質:3F 1位/クラス:重賞  前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
3F 1位 21.5% 51.2% 121 98

集計期間:2014. 1.12 ~ 2016.12.25

ご覧のとおり、2頭に1頭は好走しています。

ここで思い出して欲しいのは、先ほど書いた「差し馬より先行馬」ということです。

「前走上がり3位以内」かつ「前走4角4番手以内」

この条件に合致する馬の成績を見てみると……

前走脚質:指 1~ 3位  前走4角別集計

前走4角 勝率 複勝率 単回値 複回値
4番手以内 27.6% 53.2% 109 87

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

極めて高い成績を残していることがわかります。特に勝率の高さは約3割に上ります。

「前走上がり上位、前走先行して上がりをまとめた馬に逆らうな」

ディープインパクトを極めたければ、知っておいて損はないでしょう。

予想に役立つデータ一覧(芝編)

ここではこの種牡馬に関わる産駒のデータ、傾向を一挙公開しています。予想の参考にお使いください。

※データは2014年1月1日〜2016年12月31日まで
※極端な人気薄は対象外

年齢別集計

年齢 勝率 複勝率 単回値 複回値
2歳 20.8% 51.5% 84 84
3歳 15.0% 36.7% 72 79
4歳 12.8% 36.6% 59 80
5歳 8.5% 27.7% 71 79
6歳 6.0% 24.0% 63 72
7歳 6.1% 21.1% 75 80
8歳 3.3% 20.0% 64 62

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬体重別集計

馬体重 勝率 複勝率 単回値 複回値
~399kg 4.2% 23.6% 21 56
400~419kg 12.0% 27.8% 80 70
420~439kg 11.6% 34.7% 62 78
440~459kg 11.3% 34.3% 69 87
460~479kg 13.7% 35.3% 73 75
480~499kg 13.4% 34.7% 64 70
500~519kg 20.2% 46.6% 103 103
520~539kg 13.8% 34.5% 47 77
540~ 18.5% 59.3% 55 149

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

枠番別集計

枠番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1枠 11.0% 35.5% 74 84
2枠 17.3% 38.3% 71 77
3枠 10.4% 32.6% 54 82
4枠 11.0% 32.8% 60 79
5枠 12.4% 33.7% 69 70
6枠 13.9% 38.2% 78 90
7枠 11.0% 31.8% 53 68
8枠 15.7% 37.2% 96 87

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬番別集計

馬番 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番 13.1% 37.5% 92 84
2番 12.0% 38.4% 46 80
3番 17.0% 39.4% 89 88
4番 14.5% 33.9% 63 76
5番 12.2% 35.5% 37 74
6番 10.0% 36.4% 61 86
7番 12.1% 32.6% 73 77
8番 13.4% 33.0% 64 67
9番 12.3% 35.7% 61 70
10番 12.1% 34.4% 58 75
11番 14.9% 32.7% 100 79
12番 13.7% 36.3% 91 98
13番 13.7% 34.2% 65 75
14番 11.0% 29.5% 58 65
15番 9.1% 33.0% 47 83
16番 9.8% 30.1% 107 94
17番 13.6% 37.3% 117 116
18番 17.9% 37.3% 102 81

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

人気別集計

人気 勝率 複勝率 単回値 複回値
1番人気 31.7% 64.5% 71 84
2番人気 17.9% 49.5% 74 79
3番人気 13.4% 40.2% 76 77
4番人気 7.5% 34.5% 61 83
5番人気 7.6% 24.5% 81 73
6番人気 5.9% 21.9% 94 76
7番人気 3.1% 16.3% 60 76
8番人気 2.5% 15.3% 53 82
9番人気 1.4% 8.5% 46 53
10番人気 4.2% 14.1% 121 93
11番人気 2.6% 9.7% 99 85
12番人気 0.0% 9.3% 0 116
13番人気 0.0% 7.4% 0 78
14番人気 0.0% 4.3% 0 64
15番人気 0.0% 4.0% 0 46
16番人気 0.0% 0.0% 0 0
17番人気 0.0% 0.0% 0 0

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

クラス別集計

クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
新馬 22.2% 51.9% 84 89
未勝利 13.7% 37.0% 69 80
500万下 11.4% 33.5% 62 81
1000万下 10.0% 27.6% 53 62
1600万下 10.3% 31.8% 53 78
OPEN特別 18.1% 37.6% 87 76
G3 14.0% 35.5% 110 92
G2 12.9% 42.4% 68 94
G1 11.0% 27.8% 109 84

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

場所別集計

場所 勝率 複勝率 単回値 複回値
札幌 17.4% 38.8% 119 98
函館 7.0% 25.2% 67 68
福島 10.2% 32.1% 88 103
新潟 9.3% 35.0% 79 90
東京 13.8% 36.6% 56 84
中山 14.6% 34.2% 82 79
中京 8.7% 33.4% 48 77
京都 14.7% 37.5% 68 67
阪神 14.3% 36.1% 76 80
小倉 10.4% 27.8% 54 69
東開催 12.7% 35.2% 71 86
西開催 13.0% 35.0% 65 73
中央開催 14.3% 36.4% 69 77
ローカル 10.2% 32.4% 71 83

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

距離別集計

距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
1000m 12.5% 12.5% 165 35
1150m
1200m 8.9% 24.8% 57 60
1300m
1400m 11.3% 34.3% 62 79
1500m 20.0% 37.1% 184 118
1600m 13.5% 36.9% 69 82
1700m 50.0% 50.0% 295 95
1800m 14.4% 37.6% 78 82
1900m
2000m 13.5% 36.0% 67 80
2100m
2200m 11.3% 33.3% 76 94
2300m 0.0% 16.7% 0 23
2400m 12.6% 34.1% 52 66
2500m 10.0% 27.5% 128 74
2600m 7.0% 20.9% 68 67
2800m
3000m 6.7% 33.3% 15 63
3200m 0.0% 0.0% 0 0
3400m 0.0% 40.0% 0 102
3600m 0.0% 75.0% 0 130

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

馬場状態別集計

馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
芝・ 良 13.0% 35.6% 70 80
芝・稍重 12.5% 33.5% 69 79
芝・ 重 11.7% 29.4% 60 65
芝・不良 8.9% 30.4% 60 60

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

間隔別集計

間隔 勝率 複勝率 単回値 複回値
連闘 7.7% 17.3% 25 35
2週 10.1% 29.5% 46 71
3週 13.4% 37.1% 65 79
4週 13.2% 35.6% 77 81
5~ 9週 12.9% 34.6% 73 84
10~25週 11.6% 31.9% 77 74
半年以上 7.3% 34.5% 33 101
初出走他 20.1% 47.1% 78 84
不明・他
明け2戦 10.4% 32.3% 56 76
明け3戦 13.0% 32.9% 76 82
明け4戦 12.7% 36.7% 71 82
明け5戦 12.4% 33.2% 78 101
明け6~ 8.6% 27.3% 66 71

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走脚質別集計

前走脚質 勝率 複勝率 単回値 複回値
平地・逃げ 17.8% 38.9% 65 103
平地・先行 14.6% 37.2% 74 81
平地・中団 11.2% 34.5% 61 78
平地・後方 10.2% 28.4% 76 75
平地・マクリ 18.6% 37.2% 65 65
3F 1位 21.0% 49.0% 79 84
3F 2位 17.5% 41.0% 74 78
3F 3位 12.0% 35.0% 52 74
3F ~5位 10.0% 30.5% 61 65
3F 6位~ 8.2% 27.4% 69 85

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走クラス別集計

前走クラス 勝率 複勝率 単回値 複回値
同クラス 11.0% 32.1% 67 78
昇級戦 20.0% 42.9% 88 85
降級戦 15.0% 46.5% 55 89
新馬 22.0% 48.1% 97 95
未勝利 13.3% 37.1% 66 80
500万下 10.7% 31.2% 64 80
1000万下 8.6% 27.0% 47 60
1600万下 11.0% 32.0% 71 87
OPEN特別 16.2% 35.0% 96 84
G3 11.2% 35.8% 78 87
G2 12.4% 31.7% 99 72
G1 15.5% 44.6% 82 101

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走距離別集計

前走距離 勝率 複勝率 単回値 複回値
同距離 12.4% 35.5% 59 76
±200以内 12.3% 34.4% 66 77
±400以内 12.3% 34.1% 66 78
±600以内 12.2% 33.9% 67 79
今回延長 11.6% 31.6% 77 81
今回短縮 12.6% 34.1% 72 80
500m以上延長 7.1% 27.6% 94 80
500m以上短縮 16.4% 36.1% 111 109

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

前走馬場状態別集計

前走馬場状態 勝率 複勝率 単回値 複回値
ダ→芝 6.0% 20.0% 90 75

集計期間:2014. 1. 5 ~ 2016.12.25

【次のページへ】予想に役立つデータ一覧(ダート編)はこちら

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シンボリクリスエスが苦境に?ライバル増加と代表産駒の種牡馬入りで正念場へ

(C)sleep

2009年以来、リーディングサイアーランキングで常に上位をキープしてきたシンボリクリスエスが苦境に立たされている。

07年に初年度産駒がデビューすると、徐々に勢力を拡大し、09年から昨年まで年間3位3回、4位3回と高い次元で安定した成績を残してきた。

しかし、今年は11月第1週終了時点で11位。トップスリーどころか10位からも滑り落ちている。今、非サンデー系の大物種牡馬は岐路を迎えようとしているのだ。

今回はシンボリクリスエスの現状と、苦境に立たされた理由を探っていこう。

苦境の理由

なぜシンボリクリスエスが成績を落としているのだろうか?理由として真っ先に挙げられるのが、以下の事柄だ。

・エピファネイア登場に至るまで大物が不在
・非サンデー系種牡馬の充実

まず一番大きな理由として挙げられるのが大物の不在だ。

シンボリクリスエス産駒はコンスタントに勝ち星を積み重ねてきた。しかし、大レースになるとディープインパクトやキングカメハメハといった“大将格”の産駒に後塵を拝するシーンが目立ち、なかなか大成する馬が現れなかった。

初年度産駒からサクセスブロッケンが出たものの、芝の大物は不在。06年の世代から安田記念を勝つストロングリターンが出たが、華やかなクラシックホースたちに比べると地味な印象は否めなかった。

10年の世代からようやくエピファネイアという大物が出たが、種牡馬としての評価は少しずつ下がっていったと考えられる。

【次のページヘ】要因はサンデー系飽和への危機感と非サンデー系種牡馬の充実にあり?

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